うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

個人の思いを、「世間」や「常識」で解体して分かった気になることは罪

togetter.com このまとめ記事を読んだだけの感想です。 誰でも、自分が今まで生きてきた過程の中で、自分独自のフィルターやモノサシを持っていると思います。 他人の話を、自分のフィルターを通してみたり、モノサシで測ったりするのは仕方ない、というかそ…

宅配業界の歴史、構造、問題が一冊で分かる。横田増生「仁義なき宅配 -ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン-」感想

宅配業界の現状と問題 Amazonをはじめとする通販、それを個人宅に届けてくれる宅配は、今や社会になくてはならないものだ。 ただその重要性とは逆に、ヤマト運輸がAmazonの荷物の全面引き受けをやめたり、一部時間指定を廃止したりするなど、外から見ても宅…

突然、語りたくなったので、平松伸二「ブラック・エンジェルズ」についてうろ覚えだけど語りたい。

平松伸二「ブラック・エンジェルズ」は1980年代前半に、週刊少年ジャンプで連載していた漫画だ。 「ブラック・エンジェルズ」の内容には、子供のころはよく理解できなかったことがあった。その辺りのことを含めて、うろ覚えな思い出話を語りたい。 *この記…

好意や善意、思いやりを示さないことは差別ではない。

知人である、目の不自由なAさんを含む何人かで飲みに行ったことがある。 その中に、Aさんの学生時代の友人のBさんがいた。 Bさんは、学生時代の仲間数名で登山に行った話を始めた。初心者が日帰りで行ける山だが、Aさんが普段着や普通の靴で来たので、登るの…

あなたの書いた記事が、どこの誰に読まれるかは選べない。

p-dress.jp タイトルを見たとき「釣り記事かな」と思った。 釣り記事(炎上狙い)の特徴は色々とあると思うが、ひとつは主語を大きくして特定の属性をネガティブに言及している(と思わせる)タイトルをつけるというものがある。 炎上狙いのようなタイトルだ…

【漫画感想】世界を壊したいほどの孤独と悲しみを描く 赤坂アカ「ib インスタントバレット」

赤坂アカ「ib インスタントバレット」全5巻を読んだ。最後は打ち切りになってしまったようだ。とても読み応えがある話だったのに残念だ。 ib -インスタントバレット- (1) 世界の終わりとボーイ・ミーツ・ガール (電撃コミックスNEXT) posted with ヨメレバ …

「ゲーム・オブ・スローンズ」を「父性」「母性」「男性性」「女性性」というキーワードで読み解く

7月17日(月・祝)についに「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン7が公開される。シーズン7の副タイトルは、原作タイトルの「氷と炎の歌」なので、クライマックスなのかもしれない。 「ゲーム・オブ・スローンズ」をシーズン6まで見て、「母性」が非常に…

物語世界の謎を解くことを楽しむ「世界解明系の物語」 みんなのおススメ作品リスト

「世界の謎を解く物語」でおススメのものを聞いてみた。 ジャンルが不明確なので探しづらかった。 「世界解明系物語」愛好家のためにリストにした。 「世界解明系の物語」みんなのおススメ作品リスト 小説(日本SF) 小説(日本ホラー) 小説(ライトノベル…

あなたの隣りのはてなブロガー。

anond.hatelabo.jp 先日、増田でこんな記事を読んだ。 確かに周囲ではてなブックマークを使っている人を見たり、ブログを書いているという人にも会ったことがない。 尤も自分もリアルでは、ブログを書いていることを家族も含めて誰にも話したことはない。だ…

グロくて不気味な短編集 小林泰三「肉食屋敷」が面白かったのでおススメしたい。

小林泰三「肉食屋敷」を読了した。 本書は短編集なのだが、四つの短編が収められている。どれも若干グロくて暗い世界観という共通項はあるものの、ジャンルや読み味が微妙に違うので、まったく飽きずに読める。 肉食屋敷 (角川ホラー文庫) 作者: 小林泰三 出…

世界解明系の物語が読みたい。

*この記事は決定的なネタバレは含まれていませんが、作品のトリックに触れる「この作品はこういう物語と考えられる」という話をしています。ご注意ください。 「世界解明系の物語」とは何なのか? 「世界解明系」とは、自分が作った造語です。 定義がちょ…

誰に向かって、何のためにブログを書くのか??

これは、自分で自分に問いかけている部分も大きいので、この機会にまとめたいと思います。 目的が明確だと物事を続けやすい 「誰に向かって、何を目的としてブログを書くのか」 ということをなぜ考えるのかというと、これを明確にするとブログが続けやすい…

ドラマ「銀と金」第13話「殺人鬼有賀編」が色々と残念だったので、その理由を書きたい。

Amazonプライムビデオでドラマ「銀と金」の第13話「有賀編」を視聴しました。 第13話 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る 地上波で放送されたドラマが満足の出来だったので楽しみにしていましたが、非常に残念な内容でした。制作スタッフは…