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うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

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≪ドラマ≫ NHK大河ドラマ「真田丸」 第17回「再会」の感想

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NHK大河ドラマ「真田丸」第17回「再会」の感想です。

今回はみどころ盛りだくさんでした。

書きたいことがたくさんありすぎて困る。

 

前回第16回「裏表」の感想はコチラ

saiusaru.hatenablog.com

 

 

「今回はかわいい秀吉」

今まで、さんざん怖さばかりが強調されていた小日向秀吉ですが、今回はかわいい面が強調されていました。

家康の可愛さとの相乗効果で、おじさんの可愛さを堪能できた回でした。

三谷さんは、可愛いおじさんを書くということにかけては、日本一の脚本家だと思います。

こういう秀吉だと、主人公が惹かれる気持ちもよく分かります。

 

やっぱり人が人に愛される(特に男性が男性に、人として愛される場合)は、「可愛げ」が大事だなと思いました。

 

「真田丸」は、陰険で慎重でまったく可愛げがないという従来のイメージをうちやぶって、徳川家康をとっても可愛く描いているところも、斬新でいいと思います。

 

「また信長で、秀吉で、家康で、戦国時代かあ」

と思わずに、まったく新しい舞台で新しい人物が活躍している、新しい物語として「真田丸」は楽しめます。

今からでも遅くはない、

見てない人はぜひ、見てね(・∀・)

 

「可愛くない三成の苦悩」

自分の今回の一番の見どころは、これでした。

三谷さんは男の人の「可愛さ」を描くのもうまいが、「可愛げのなさ」を描くのも、とってもうまいです。

描写の仕方がちょっと、分かりやすすぎないか?とも思いましたが。

 

最後の源次郎との会話のシーンで、

「結局、俺の言ったとおりになったじゃん。なんで、俺のことを信用しないで、一人でばたばたしてたの? なんか俺、間違っている?」

っていう、あの可愛げのなさ。

何で、信用されないかを考えたほうがいいよ。

 

そう言ったら、百パーセント、

「信用しないほうが、頭悪いだろう」

って言われるのがわかっているから、言う気にもなれない、あの徹頭徹尾した可愛げのなさ。

でも、結局は、

「なんで自分より、源次郎みたいなやつのほうが好かれるんだろう」

って悩んじゃうんだよね。(ちゃんと、心があるじゃん)

 

自分は、そういう可愛げのないところが可愛い♪♪

と思うほうですが、大多数の人間からは、認められても好かれないよね。(特に同性からは。)

 

源次郎は、お兄ちゃんにも三成にもコンプレックスを味あわせて、罪な男だな、と思います。

 

「何で、大政所さまは自分が絶対に守ると、言ってあげないのですか?」

という源次郎から三成へのセリフも、

そりゃあ、そうなんだけどさ、

その一言が、言いたくても言えない、その言い方さえ分からない人間が、この世にはいるのだよ。

 

 

「真田家」

源三郎の苦悩が目を引きます。

昌幸パパ……、

「策などなかった」

って、本当に出たとこ勝負のエキセントリックな性格ですね。

 

昌幸パパは、つくづく乱世向きの性格なのだと思います。

もう秀吉が天下を統一しつつあるこの時代では、源三郎の現実的で堅実な考え方のほうが、現状をより正確に認識しやすいのだと思います。

 

パパの自分の腕一本でやってきた、という気概があってこそ、今の真田家があるのもわかりますし。

未来を知っている私たちが、このシーンだけを見て

「源三郎兄ちゃんの言うことのほうがマトモなのに」

と思うのも、何か違う気もします。

違う気がしますが、それでも、パパももう少し、自分とは違う源三郎の現実的な考え方を尊重してもいいような気がします。

 

奥さんに愚痴ろうにも、奥さんはまったく源三郎の話など聞いていないし。

こういう時こそ、旦那さんの味方になってあげて、

 

わたしにはよく分からないところもあるけれど、あなたの考え方は間違ってないよ。

わたしは、あなたの判断力とか考え方を信じているよ。

お父さんだって、自分とは違う考え方を持っているあなたの意見を貴重に思っているんだよ。

 

って言ってあげるられるかが、女子の腕の見せ所だと思います。

(膝枕をしてあげる薫ママを見習うんだ。)

 

義姉上のことは好きなので、きっとこういうシーンは、

稲姫が、満を持して登場のするためのものなんだろうなあ、と思うとちょっといたたまれないです。

 

「今週の女性陣」

おなかさまと、旭姫がいい(・∀・)

旭姫と家康のシーンでは、家康、優しいなあと思いました。

優しい家康って……斬新だな。

 

旭姫とナカの対面を観察しているのだから、もちろん、自分の損得内の優しさではありますが、それでも、

「せっかく縁あって夫婦になったんだから、心を開いてよ。笑ってよ」

っていうセリフを聞いたときに、この家康は、きっと優しい人なんだろうなあと感じました。政略結婚だから、本来は、別に旭の心まで慮る必要はないのに。

 

あと秀次。

「真田丸」の秀次は、本当にいい人ですね。

 

「物見遊山だと思えばいいんですよ」

という言葉に、人質に行くナカの心を軽くしてあげつつ、秀吉のために物事を丸く収めようという柔軟な優しさを感じます。

これも才覚のひとつだと思うのですが、こういう面の才能は、評価されない時代だったんでしょうね。

この秀次が、どういう経緯を辿って殺生関白になるのか、今後に目が離せません。

 

姉上、見つかったけれど、今後の物語にどう絡んでくるんだろう?

キリはがんばっている。

 

茶々には相変わらず、イライラさせられた。

もう出てこなくて、いいんですが……(無理だろうな。)

 

次回は第18回「上洛」です。

 

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

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