うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語るブログ。

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不治の病、アドバイス病の患者。

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不治の病、アドバイス病にかかっている

「説教病」のほうが本質を表しているような気がするのですが、発音したときに舌がうまくまわらないのと、余りにあからさますぎるので、学会によって「アドバイス病」に正式に変更されました。

 

(アドバイス病患者の特徴)

①「だが」「しかし」などの逆説の接続詞で言葉を始めることが多い。

②「~すべきだ」という言い回しが多い。

③個々のケーススタディではなく、一般論で物事を語ることが多い。

(EX・「○○さんに、こう言われたんだけれど、これっておかしくない?」

「人はそれぞれ、自分が正しいと信じている。だから戦争はなくならない」)

④状況や事実を重視し、相手の感情はほとんど認めない。

(EX.「○○さんにこう言われて正しいとは思うんだけれど、言い方がひどくてさ」

「正しさに言い方は関係ない。正しいと思ったならば、素直にやるべきだ」)

 

自分の父親がこの病の患者でして、子供のときから日常会話をするとぜんぶ③と④で返されます。

恐ろしいことに、あんなに嫌っていたアドバイス病に、大人になってから自分もかかっていることに気づきました。

 

アドバイス病、闘病生活

このアドバイス病のせいで、喧嘩になったことが何度かあります。

自分のことは分からないものなんですね。

特効薬のようなものはなかなかないのですが、今思えば、一番、役に立ったなと思ったのがこの本です。

プロカウンセラーの聞く技術

プロカウンセラーの聞く技術

 

 

自分の性格がどうこうではなく、仕事関連で読んだのですが、「相手の話を本当の意味で聞く」ということはどういうことなのか、ということがこの本を読んでやっと分かりました。

「人の話を本当の意味で聞く」ことは、とても難しいし大変です。

自分も含めて、「相手の話を本当に聞いている人」が、世の中でいかに少ないかということも分かりました。

「本当に話を聞いてもらったな」と思ったら、それはとても感謝することなんだと思いました。

 

(アドバイス病克服のためにやったこと)

①まずは、相手の言い分をいったんは肯定する。

②事実や相手の認識を認められかったり、違うと感じたとしても、その事実に対して「話し手が感じた感情」は認める。

③話し手の感じたことを認めたと、口に出して伝える。

④そのうえで自分の意見があれば、「こうしたらよかったのに」などの「相手主体」ではなく、「自分はこう感じる」などの「自分主体」で意見を言う。

⑤意見を言うときは「相手のため」ではなく、「自分が意見を言いたいから言う」というスタンスを常に保つ。

 

EX. 話し手「入社してまだ三日目だけれど、新しい会社が合わないんだよね。もう、やめちゃおうかなって思うんだけれど」

   自分「合わないって感じるんだ。どんなところが、合わないの?」

  話し手「残業はほとんどないって言っていたのに、毎日あるし。作業も非効率的だし、もっと早くやれば残業をしなくていいんじゃないの?って思うんだけれど」

  自分「話し手さんから見て、かなり作業の効率が悪いんだね」

  話し手「そうなの。もっとこうやればいいのに、って思うんだけれど。入社三日目だから大人しくしているけれどね」

  自分「入社三日目だから、まだちょっと言いにくいよね。もう少し様子を見て、言えそうだったら言ってみたら?」

  話し手「ええーっ、そこまでやるのはかったるい。話が合いそうな人もいないし、なんで、私があの人たちのためにそこまでやらなきゃならないのかって思う」

  自分「確かに、まだよく知らない人たちだもんね。ただ私だったら、せっかくがんばって転職活動もしたし、もう少し様子を見ようと思うかな。話しやすい人が見つかるかもしれないし、やめることはいつでもできるからさ」

  話し手「うーん、そうかも」

  自分「話し手さん、転職活動をがんばっていたし、三日だと少しもったいないかなって、私は思うよ」

  話し手「そうか、そうかも。うん、わかった。もう少し、考えてみる。聞いてくれて、ありがとう」

 

こういう流れが理想ですが、本当は言いたいことが山のようにあります。


働いて、三日のお前にその会社の何が分かるんだ。作業が非効率なのは、何か理由があってそうなのかもしれない。その作業方法に至った理由と経緯が分かっていないのに、三日いてその作業をちょろっとやってみただけで、分かった気になってんなよ。「残業がまったくない」って言わない限り、残業はあるんだよ。「ほとんど」という言葉の定義を一致させてないんだから、残業があったって文句を言うな。今が繁忙期なだけかもしれない。「話が合いそうな人がいない」とか、三日で相手の何が分かるんだ。入社して三日でろくにまだ会社に貢献してもいないような奴に、「話を合わせる」奴がいるわけないだろ。お前の気分をよくするために、給料をもらってんじゃないんだよ。◎✖△*ΘΩ✖✖%#……。

 

すみません、持病の発作が……。

 

例は極端な内容ですが、ついついこういうことを聞くと、相手の気持ちを受けとめることよりも自分の意見を言うことに夢中になってしまいます。

相手の気持ちを理解しようと努めること、そうすることによって話し手が「自分の気持ちを理解してもらった」という感覚を得ること、それが「本当の意味で人の話を聞く」ということだそうです。

 

しかし今だに、実生活で発作が出て、「やってしまった」と思うことがあります。

やらかしてしまうと、最終的には自分も非常に不愉快な思いをすることが多いです。

 

アドバイス病患者からのお願い 

 ①「話を聞いて欲しいだけ」「愚痴を言いたいだけ」のときは、あらかじめその旨を伝えてもらえると嬉しいです。

②話や愚痴を聞いてもらったあとは、お礼を言ってもらえると嬉しいです。話(特に愚痴)は、聞くほうはかなり大変です。

 

自分も愚痴を言ってしまったときは、これを必ず実践するようにしています。

話や愚痴を聞いてくれて、自分の感情を分かってもらったときは、必ず「ありがとう」と言うようにしています。

 

おまけ・あえて病を起こしてみる

もうだいぶ下火になりましたけれど、「一日を50円で売る方」。

炎上したあとに「自分一人で一万人を相手にしているような気分だった。吐血した」というコメントを書いていて驚きました。

そもそもネットに書き込んだことは、一万人どころではない人が、見る可能性があることが大前提だと思うのですが。


こういうことをやった後に被害者の立ち位置をとる人は、相手の言動には敏感なのに、自分の言動がどんな刺激を他人に与えるか、ということには鈍感な人が多いような気がします。


思ったよりも、ことが大きくなってしまったことについては、気の毒だと思っていますが。


なぜ人はちゃんと話を聞かないのか―話し方のプロが教える“聞く技術”

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 まだまだ、修行中。