うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年3月30日に行われた東京都記者会見における厚生労働省クラスター対策班・西浦教授の報告を聞いての雑感。

3月30日(月)20時から行われた東京都の記者会見の中で、西浦博教授の会見部分の雑感。 自分の理解における話なので、正確な情報は東京都のホームページで確認してください。 ※東京都のホームページで実際の動画の視聴、会見内容を読めます。 小池知事「知…

村上春樹「遠い太鼓」を読んで、まだ行ったことがないイタリアのことを思う。

伊、新型コロナ死者4032人に急増 北部州は散歩やジョギング禁止 - ロイター このニュースを目にして、最初は戸外で一人で行う散歩やジョギングを禁止することに疑問を感じた。 厚生労働省が発表している通り、現段階の見解では 1.換気の悪い密閉空間2.多数…

「金田一少年の事件簿File2 異人館村殺人事件」を読んで、自分の「そういうもんだライン」について考える。

*この記事は、「金田一少年の事件簿File2 異人館村殺人事件」の犯人を含むネタバレが含まれています。未読のかたはご注意ください。 「金田一少年の事件簿」がFile3まで無料になっていたので、久しぶりにfile2「異人館村殺人事件」を読んでみた。 金田一…

2020年3月19日に行われた「新型コロナウイルスに関する第八回専門家会議の提言」(前半)をわかりやすくまとめてみた&雑感。

2020年3月19日午後7時に行われた「新型コロナウイルスによる感染症に関する第八回専門家会議後の会見」の動画を見た。 動画を見て自分なりの理解と雑感をまとめたくなったので書いてみた。 NHKが全文やまとめを出しているので、正確な情報が知りたいかたは…

好きな作家のおススメの作品を聞かれたときの、永遠とも思える五分間の思考。

先日、友達から 「仕事関係の人が、綾辻行人の作品を初めて読んで面白かったって言っていた。読んでみようかと思って、うさるが好きだって言っていたのを思い出した。おススメの作品ある?」 というlineがきた。 一瞬でテンションのメーターが振り切れた。 …

【漫画感想】ろびこ「僕と君の大切な話」 主語デカい話からたった一人の「僕と君」になる。

*ネタバレあります。 「僕と君の大切な話」が全七巻で完結した。 僕と君の大切な話(7) (デザートコミックス) 作者:ろびこ 発売日: 2020/03/13 メディア: Kindle版 だらだら続くよりは、東くんと相沢さんがめでたくカップルになったところで終わってよか…

ノーベル賞作家が描く殺人という運命。ガルシア=マルケス「予告された殺人の記録」

犯人が誰かはわかっていた。 犯人が殺害を決意していることを、町中のほとんどの人が知っていた。 どうやって殺そうとしていたかも知っていた。 なぜ犯人が相手を殺すのかも知っていた。 犯人自身が話していたからだ。 それにも関わらず、被害者は犯人によ…

【小説感想】高橋克彦「炎立つ」は、「この歴史の先に現代がある」ことを実感させてくれた。

高橋克彦の「炎立つ」全5巻を読み終わった。 炎立つ 全5冊合本版 (講談社文庫) 作者:高橋克彦 発売日: 2017/08/18 メディア: Kindle版 傑作と名高いのもうなずける。 すごい話だった。 「炎立つ」は、異なる年代の主人公三人の話を通して、奥州藤原氏の勃…

【ファイナルファンタジータクティクス】キャラについての雑談・続き

www.saiusaruzzz.com この記事について、もう少し話したいことが出てきたので続き。 ディリータは、オヴェリアにティータを重ねているのか。 前の記事に入れようか悩んでやめたけれど、やはり書きたくなった。 単に自分の考えを書きたいだけで違う見方を否定…

【漫画感想】藤村真理「少女少年学級団」子供たちの描写が魅力的だからこその贅沢な不満。

余りの面白さに、全9巻大人買いしていっき読みしてしまった。 [まとめ買い] 少女少年学級団 作者:藤村真理 メディア: Kindle版 どこかで見たことがある絵だと思ったら、「きょうは会社休みます。」と同じ作者だった。 連載時期がかぶっているんだけど、二作…