うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「江戸文化から見る男娼と男色の歴史」 知っているようで知らなかった詳細がわかって勉強になった。

江戸文化から見る 男娼と男色の歴史 発売日: 2019/08/20 メディア: Kindle版 同じ作者の「江戸を賑わした色町文化と遊女の歴史」と合わせて購入。 「男色が江戸時代、一般的にどういう位置づけだったか?」や男娼の歴史、男娼を斡旋する陰間茶屋はどこに存在…

「親から家事の負担を押し付けられていて、色々と問題がある19歳の彼氏と付き合っている14歳の幼馴染が心配なんだけれど、自分に出来ることはないか?」と14歳の女の子に相談されたら、自分だったらどう答えるか。

話題になっていたcakesの人生相談について(元記事は削除済み) いい年した大人だが、適切な対応が出来るか自信がない。 ①回答文で引っかかった点 ②相談を受けたとき、自分がどう考えるか ③実際にはどう対応するか ④①~③を踏まえての結論 を考えてみた。 ①回…

【漫画感想】安野モヨコ「後ハッピーマニア」2巻まで。「わきまえない女」たちの痛快さは健在だった。

後ハッピーマニア(1)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS) 作者:安野モヨコ 発売日: 2020/08/06 メディア: Kindle版 ※ネタバレがあります。未読の人は注意してください。 4月24日二巻が発売されたので、さっそく購入して読んだ。 「後ハッピーマニア」を初…

【小説感想】「『山月記』の作者が語る、文字とは言葉とは何なのか」 中島敦「文字禍」

文字禍 作者:中島 敦 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 タイトルが気になって衝動読みした短編。著者は「山月記」で有名な中島敦。 青空文庫やkindle版で無料で読めます。 文字とは何か、ということを的確に表した傑作。 文字を覚えて以来、咳が出始め…

弱者男性文学としてのドストエフスキー「貧しき人々」

先日、ネットで弱者男性について話題になっていたが、その時に「貧しき人々」を思い出した。 貧しき人々 作者:ドストエフスキー 発売日: 2016/09/07 メディア: Kindle版 「貧しき人々」の主人公マカール・ジェーヴシキンは、俗にいうKKO(キモくて金のないお…

「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」の感想とメモ(後編)~トマ・ピケティ、マルクス・ガブリエル、マイケル・サンデルなど~

www.saiusaruzzz.com 前編の続き。 第三章「不平等を考える」 第四章「アフター・コロナの哲学」 第五章「私たちはいかに生きるか」 の感想とメモ。 青字が引用箇所で太字は引用者。 新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 (講談社現代新書) 発売日: 2021/0…

「新しい世界 世界の賢人16人が語る未来」の感想とメモ(前編)~ユヴァル・ノア・ハラリ、エマニュエル・トッドなど~

それぞれの分野で活躍している第一人者たちが、コロナがもたらす変化と未来について語るインタビュー集。 新しい世界 世界の賢人16人が語る未来 (講談社現代新書) 発売日: 2021/01/20 メディア: Kindle版 その人たちの考えのごく触りを知って、興味のきっ…

「進撃の巨人」完結おめでとうございます。11年7か月お疲れ様でした!

*ネタバレなし感想です。 と言いつつのっけから、「オレ達の戦いはこれからだ!!」に笑った。やってくれるぜ。 単行本派なので話の細かい部分についていけていないけれど、まずは完結めでたい&長期連載本当にお疲れ様でした。 まさか、こんな風に終わると…

【「鬼滅の刃」キャラ語り】伊黒小芭内というキャラの面白さを、188話を基にしてじっくり語りたい。

*原作と公式ファンブック1・2の情報のみを基にして書いています。 *独自解釈が爆発しているので、解釈違いがOKの人だけ読んでください。 先日、「グノーシス主義」の本を読んで22巻188話の伊黒の独白を思い出した。 自分が「鬼滅の刃」を好きな理由の六…

【ゲーム感想】「シャドーコリドー 影の回廊」のノーマルエンドをクリアした感想。やりこみ要素が満載で、滅茶苦茶中毒性が高い。

やっとクリアできた。長かった。 真エンドも見ていないし、外縁もクリアしていなし、こけし&アーカイブ収集、達成の証もまだまだなので頑張りたい。 とりあえずノーマルエンドをクリアした感想。 ゲームの感想 www.saiusaruzzz.com 前にも書いた通り、ゲー…