うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

≪ドラマ≫NHK大河ドラマ「真田丸」 秀吉役 小日向文世さんのインタビューの感想 

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真田丸」で、豊臣秀吉役を演じている小日向文世さんの公式インタビューを見ての感想です。インタビュー全文は、「真田丸」公式ホームページで見れます。

www.nhk.or.jp

 

もう表題に書いてありますが、

あの黒さを全面に押し出した秀吉は、

製作者サイドに求められて演じているみたいですね。

 

「心の中に黒く渦巻いている、ぞっとするような怖さを見せて欲しい」

 

それが、秀吉役をオファーされたときの

小日向さんへの要望だったと書かれていますが、

 

その要望に百パーセントどころか、

百二十パーセント応えている小日向さんは

真のプロフェッショナルだと思います。

 

製作者サイドは、小日向さんを舐めすぎだと思います。

そんなオファー出して、小日向さんが全力で応えたら、

あんな風に、

めちゃくちゃ怖い秀吉になるに決まっているじゃないか。

 

第16回「裏表」の感想でも書きましたが、

真田丸」の秀吉及び豊臣家の描写の仕方を、すごく疑問に思っています。

 

インタビューに秀吉には暗い部分があって、

それは「信長を超えた」という自負と

「馬鹿にされたくない」という劣等感からではないか、

ということが書かれています。

 

主は、この解釈にはちょっと疑問を感じます。

もともと、秀吉がそういう面を持っていたとしたら、

もっと若いころからそれを示すようなエピソードが出てきても

いいんじゃないかな?と思うからです。

 

もちろん、秀吉がどういう人物なのかというのは、

今も伝わっている出来事から想像するしかありません。

なので、解釈は千差万別だと思うのですが、

正直このままの秀吉だとダークサイドの魅力しか感じ取れません。

 

悪役ならいいのですが、

「今だって、愛と勇気の旗をかかげていいんだ」

というキャッチフレーズを掲げているドラマの主人公が、

目をキラキラさせながら、

「あんな人は見たことがない」と言ったのかと考えると、

スジが通らないのです。

 

そこは、今後の主人公の生き方や価値観に関わるポイントなので、

スジが通らないとまずいと思うのですが……。

梅の死に際の行動の無茶苦茶さとは、訳が違います。

(あれはあれで、納得がいきませんが。)

 

ただ、今は大阪編が始まったばかりなので、話が進むうちに、

「ああ、だからこういう風に秀吉を描写したのか」

と納得がいくかもしれません。

 

そうなることを期待しつつ、今後も楽しく視聴したいと思います。

 

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)

真田丸 前編 (NHK大河ドラマ・ストーリー)