前回第13回「決戦」の感想はこちら。
話全体の感想ではなく、梅の扱いかたにキレているだけですが。
で、すみません、改めて第14回の感想ですが。
たいへん面白かったです。
45分が5分くらいにしか感じられないほど、面白かったです。
提案なんですけれど、もう「真田丸」は、男性キャラだけで話をすすめませんか?
福本漫画みたいに、女性キャラをいっさい出さない。
でも、薫ママとおトリさまと義姉上は出してほしい…。
駄目ですかねえ。
女性キャラがほとんど出ない今回は、神回でした。
やっぱり、真田丸は面白い。こうでなくちゃあ。
すねた大泉兄上がかわいい。母上の膝枕(´Д`)
信忠叔父がかっこうよすぎて、しびれました。
まさか、石川数正の謎の出奔を、こんな形でからませてくるとは。
そして、その後の信繁と石川数正の会話は笑って……そして、泣きました。
このあとの歴史を知っている現代のわたしたちが、
この時代の人たちの行動を、愚かだの汚いだの批評するのは簡単です。
でも、この激動の時代を生きた人たちは、みんなそれぞれきっと必死だったんですよね。
裏切りたくなかった、なんで裏切ったんだろう。自分が情けない。
そう思いながらも、裏切らざるえなかった人もたくさんいたのかもしれない。
もちろん、現代とこの時代のモラルはまったく違うから、
本当にこんな現代人みたいなことを思ったのか? と思う人もいるかもしれません。
でも、いつの時代だって、人の感情は一緒の部分もあるから、
もしかしたらこんな風だったんじゃないか、って思わせられるのが、
三谷幸喜のすごいところだなあと思いました。
この時代を生きた武将たちひとりひとりに対してへの、深い愛情を感じます。
だからこそ、例え、いまの史観では良くない人物として描かれがちな人でも、
もしかしたらこういう事情があったんじゃないかと
想像して物語が描けるのだろうなと思います。
なぜ、この愛情の10分の1でいいから、
梅に愛を注げなかったのかおおいに疑問ですが。
誰も覚えていないだろう
伝説のうんこ月9「大切なことはすべて君が教えてくれた」で、
主人公の三浦春馬のお兄ちゃん役で出ていたのですが、
周りから浮くほど演技がうまかったので、調べたら、
「青い春」の青木をやっていた人だああああ。どうりでうまいはずだ。
と思った記憶があります。
「青い春」でも主演の松田翔太を食うほどの、狂気の演技を見せています。
「真田丸」の楽しみが、ひとつ増えました♪
そして、小日向秀吉がいよいよ出ますね。
もう、いつ出るかいつ出るかと楽しみにしていました。
今回は最後のシーンだけですが、
来週は「秀吉」回ですので、正座をして見ようと思います。
戦国時代は小説でも映像でも、
歴史の中では最も取り上げられることが多い時代だと思うのですが、
そんなおなじみの時代も新解釈を加えて、
新たな時代のように楽しませてくれる三谷幸喜の筆力にただただ脱帽しています。
お願いします、ここまで褒めたんで、茶々をあまり出ばらせないでください。
もう、今からただただイラつかせられるんだろうな、という嫌な予感しかしない。
本当に……、なぜ、こんな
ワンシーンだけで
不愉快になるような女を描くのだろう?
これも才能なのか??? いらんだろう。