ブログを始めて二年がたったので、思いついたまま喋ってみたい。
始めてから二年たって気づいたんだけれども、自分はブログを、仕入れた知識を独自の分類方法に基づいて区分けした、図書館みたいなものを作るために使っている。
この自分の頭の中にしかない図書館で、ひたすら本を読んだり、分類をしたり、調べものをしたり、整理したりしているときが一番楽しい。
その図書館では例えば「魔法少女まどか☆マギカ」と「ベルセルク」は同じ棚に並んでいて、検索をすると「こういう点が似ていますよ」と出てくる。
そういうことを延々とやって、図書館を拡張し続けている。
「そういうことに何の意味があるのか?」
と言われると、自分以外の人間には意味はないと思う。
「意味」と言われて思い出すのは、小学生のころ、うちの兄ちゃんが家の壁を相手に、一人で延々とカラーボールでキャッチボールをしていた姿だ。
母親はその姿を見て「あれには何の意味があるのかしら?」と首をひねっていた。
何しろ、カラーボールだ。
兄ちゃんは小学校の六年間、それを続け、中学ではバスケ部に入り卒業し、高校では友達に誘われて登山部に入った。そして今は、カラーボールともバスケとも登山とも無縁の生活を送っている。
ちなみに自分はそのあいだ、本を読むたびに五段階評価をつけ、感想を書いた読書ノートを一人でねちねちと書き綴っていた。
そのノートは中学のときから十年以上つけていたが、引っ越すときに荷物になるので捨てた。
相変わらず極端な自分の考えを述べさせてもらうと、「自分が何かをやる意味」というのは自分の中にしかない幻想だと思っている。
たいていの場合、他人にとっては無意味だ。
「自分のやっていること」に他人が意味を見出してくれるのはとてもありがたいことだが、その「意味」は恐らく自分のものと他人のものではズレている。
なので物事をやるかやらないかというのは、「それをやる意味」という自分だけが持っている幻想に、どこまで付き合うかという問題でしかない。
個人的にはこの幻想に付き合うか付き合わないかは、自分一人で決めたほうがいいと思っている。その決断について他人に入り込まれたり、巻き込んだりして、他人の価値観で「意味があるのかないのか」をはかるとロクなことが起こらない。
自分と他人の「意味」は、同じように見えてもズレていることがほとんどだからだ。
自分は物事の取り組み方やモチベーションについては基本的にはこう考えているのだけれど、ブログというのはこの発想がかなりはっきりしているところが好きだ。
結局のところ、自分が続けるか続けないかの問題だけで、書けば気のせいだとしても自分の中では意味があるような気し、消せばその幻想が跡かたもなく消える。ただそれだけのもの、というところがいい。
ブログを始めて一番嬉しかったことは、自分と同じようなことに同じくらい興味を持つ人、というのがこの世にいるんだということが分かったことだ。
そしてそういうことを延々と熱く(人によっては、自分よりもずっと長いあいだ)書き綴っている人もたくさんいる。
世の中は広いし、ネットはすごい。
自分が学生だった時代は、「漫画やゲーム、アニメ」というのは気軽に話せる話題ではなく、「興味がない人とある人」にはっきりと分かれていた。
興味がない人にそういう話題を振ると、「そういうのに興味があるんだ…」と微妙な目で見られる時代だった。
そういう目に負けて、本当に自分が興味があることはなるべく話さないようにしていた。同じ趣味を持っている人を探そうともしなかった。
いま思うと馬鹿だった。
あの頃、もっと自分の好きなことを大事にしていればよかった。
こんな風に大人も普通に漫画やゲームやアニメの話をする時代がくるとは思っていなかった。
ゲームにハマると寝食も忘れて没頭して、本や漫画を買い込んで、そのことについてひたすらベラベラまくし立てるように書きまくる。
そう考えると、自分がやっていることは中学生のころから余り変わらない。
今だったら、ダークソウルとかダークソウルとかダークソウルとか。(一回心が折れて、今さらまたハマっている。)
相方に「ねえ、そういうゲーム、いつまでやるの?」と割と真面目な顔で聞かれた。
ごめん、たぶん死ぬまでやる。
というわけで、このブログも続く。
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しかしアノール・ロンドで苦戦している。
無印をクリアしたら、やるぞ~~。
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