本当は毎回でも見に行きたいのだけれど、土曜日が仕事、日曜日は何かと用事が多いためなかなか会場まで足を運べないBリーグ。
久しぶりに千葉ジェッツ戦を観に行こうと思って、パソコンの前に待機した。
販売開始の10時にパソコンをつないで入ったら、ファーストクラスは二列目まで既に売り切れ。SS席もホーム側は四列目でしか並びの席が取れない。
年間シートやファンクラブの中で一番早くチケットが買えるプラチナ会員の人がいるので仕方がないのだけれど、うーん残念だ。どうせ行くなら、前のほうの席で見たかった。
アウェイのベンチ裏なら一列目でとれるのだが、相手チームの選手やスタッフ、ファンの人に申し訳ないし、せっかく行くのならば思いきり応援したい(そのために行くんだし)のでホーム側の席にした。
だいぶ人気が出てきたんだなあとも思ったけれど、観客動員数自体は今のところ昨年よりも減っているようだ。何てこったい。
参考:Bリーグ 観客動員数:日本バスケとBリーグの応援ブログ 『Bブロ』:So-netブログ
昨年のCSの決勝も観客動員が一万人を超えたし、今年も開幕戦千葉対川崎が五千人を超えたので「だいぶ根付いて、これからも右肩上がりで盛り上がるのでは」と何となく思っていた。今季は平日夜開催の試合を増やすなど、昨年と条件が変わっている部分もあるので単純な比較はできないが、ちょっとショックだった。
毎回行く熱烈なファンをそれなりに獲得したチームがいる一方で、ライトなファンや新規のファンが開拓できていないのかもしれない。
「ちょっと興味があるから観に行こうかな」
という人が自分が興味があるチームの席が取れなかったり、同行者と並びで席が取れなかったら「じゃあいっか」となってしまって、結果として取りこぼしてしまうのではないか。
サッカーや野球ならば箱自体が大きいから、固定ファンのために年間シートや先行販売を用意してもそれほど問題にはならないと思うけれど、五千人前後がMaxの会場だと、新規や一見さんがそのために呼び込めなくなる心配がある。ファンの中のライト層とコア層のアプローチの両立がかなり難しいそうだなと思った。
固定ファンを大事にしてこの規模でやっていく、というならばともかく、裾野をどんどん広げていくつもりならばBリーグの今後の課題なのではと思う。
野球やサッカーとはシーズンが大きくかぶっていないのだから、シーズンオフのときは「バスケを見ようか」となってくれるといいのだけれど、体感としてはまだそんな感じでもない気がする。
自分も基本的に東地区や好きなチームの試合しか見ないので、余り大きなことは言えないけれど、例えば琉球は、前節川崎戦だったので見たが、演出にかなり力を入れていて見ていて楽しかった。見れば選手を覚えるし、選手を覚えればアウェイ戦でコチラに来た時に琉球を観に行こうかなとも思える。
少しでも興味を持ってくれた人が「観れないならいっか」で離れていくのは、ほんともったいない。運営も色々と考えているのだろうが、もう少し、チケット取りやすくなるといいな~。
動員数やファンクラブ入会数が低迷しているチームについては、一人ずつファンを獲得していくしかないと思う。
何をすれば興味を持ってくれるのか、行って観てみようと思ってくれるのか、というのは確かな方法があるわけではないので難しいけれど。
千葉は本当すごい。今日の渋谷戦も、観客が五千人を超えている。
アルバルクは動員数自体は東地区の中では少ないものの、昨年と比べれば伸びている。
アルバルクは強くていい選手がそろっているし、何よりバスケが見ていて面白い。あんなに考え抜かれたバスケをするルカヘッドコーチがしょっちゅう熱くなっているのも、見ていてなごむ。
個人的には、ああいう見て面白いバスケ(「何をしたいか考え方が分かって、それをやり抜こうとするバスケ」)を高いレベルでやってくれると、実際に観に行きたいなあと思う。
まだシーズンも始まったばかりなので、これからどんどん盛り上がるといいなあ。