うさるの厨二病な読書日記

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【Bリーグを初観戦したい人向け】Bリーグの魅力とおススメな観戦のしかたを話したい。

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21年ぶりのバスケワールドカップ自力出場が追い風となってか、Bリーグの観客動員数が増えている。B1全チームの平均観客動員数が、初めて3000人を突破したそうだ。

千葉ジェッツはBリーグ通算観客動員数が40万人を突破した。

先日、千葉ポートアリーナで行われた三河戦では6717人と過去最多を記録した。もう船橋じゃあ入りきらない、どうするんだ、という嬉しくも切実な悩みが出てきた。

 

「ちょっと興味があるけれど、Bリーグ観戦ってどんな感じ?」という人のために、実際の観戦はどんな感じか?をお話ししたい。

来場したことがあるのは、船橋アリーナ(千葉ジェッツ)、駒沢オリンピック公園総合運動体育館(アルバルク東京)、青山学院記念総合体育館、墨田区体育館(サンロッカーズ渋谷)、とどろきアリーナ(川崎ブレイブサンダース)の五か所。

 

 

近くにチームがないか調べてみよう

BリーグはB1、B2、B3とリーグが分かれている。

B3まで含めるとほぼ全国にチームがあるので、まずは近くのチームの試合観戦に行ってみるといいかもしれない。

www.bleague.jp

 

チケットを購入しよう

B1のチームの場合は、あらかじめチケットを購入をすることをおススメする。

チケットは↑のBリーグ公式サイトからでも、各クラブの公式サイトからでも購入できる。購入フローの案内もあるし座席の種類も色分けされていてわかりやすいので、迷わずに購入できると思う。

 

B3のチケットはBリーグ公式では扱っていないので、各クラブのホームページから購入する。

B3のチームの試合も何回か観に行ったことがあるが、当日券を購入できないということはなかったので、当日の気分や状況次第でフラッと観に行ってもいいと思う。

B3でも観ていて面白い試合が多い。(たまにちょっと…と思う試合もあるが、これはB1でもある)

 

おススメの来場スケジュール

開場時間:来場

試合開始一時間前:イベント、応援練習、選手入場、スターター発表

試合開始(tipoff)

第一クォーター(10分)

休憩(2分)

第二クォーター(10分)

ハーフタイム(20分)イベント、選手がアップ。

第三クォーター(10分)

休憩(2分)

第四クォーター(10分)

試合終了

試合終了直後:ヘッドコーチ、活躍した選手のインタビュー

ホームチームの選手がコートサイドを一周(チームによる)

 

*全部で三時間くらい。

 

会場には一時間前には来場しよう。

Bリーグは、試合が開始するまでの時間が楽しい。また有効に活用する必要もある。

チアや招待されたパフォーマーによるイベントが行われていたり、応援練習もある。

バスケ観戦は、ほぼずっと声を出して応援している。

オフェンスのときはオフェンスコール、ディフェンスのときはディフェンスコール、相手チームのフリースローのときはブーイング、タイムアウト時にはチアと一緒に振り付けダンスを踊ったりと観客も忙しい。

これ以外にもそれぞれのチームのお決まりのパターン、千葉ジェッツであれば自チームのフリースローのときはゴールに向かってジェッツポーズをとる、アルバルク東京であれば選手交代のときに選手名のコール、サンロッカーズ渋谷であればチームが最初の点を取るまではスタンディングで応援などがある。

もちろん強制ではないし、やらないからと言って何か言われたりするわけではない。楽しみ方は自由だ。(自分の相方は一切やらず、ひたすら試合を観ている)

だがせっかく来たのだから、積極的に応援したほうが楽しいと思う。実際に会場に足を運んだらやりたくなる人のほうが多いのではと思っている。

チアの人たちの明るい笑顔の丁寧な説明を聞くと、釣られてやりたくなる。

 

選手入場やスターターの発表も、力を入れているチームだとイベント化しているので見逃せない。

千葉ジェッツだと前節の伊藤俊亮の引退試合や富樫勇樹の復帰試合などは、特別なイベントが行われて盛り上がっていた。

試合の内容や勝敗が一番の関心事だが、楽しさという点では試合前に意外と満足できてしまう。

 

食事は来場前、試合開始前に取る。

食事をとるのであれば、試合前に食べておいたほうが試合に集中できる。

アリーナ内の飲食店は、野球やサッカーほどは充実していない。軽食程度しかないので買って用意するか、あらかじめ食べてから会場にきたほうがいいかもしれない。

広い会場ができたら、アリーナ飯とかできるのかな。

 

選手をチェックしよう。

選手やチームスタッフは、試合会場で来場者全員に配られるリーフレットに、名前と番号、ポジョションが載っているので、事前に覚えていかなくても大丈夫だ。

選手が試合前にアップしている様子なども見れるので、ここで注目する選手を見つけておくと応援にもいっそう熱が入ると思う。

バスケ経験者であれば自分と同じポジションの選手やプレイスタイルが好みだからなどで注目していいと思うし、アップ時にシュートをたくさん決めていたから、名前を聞いたことがあるから、単純に顔が好みだからなどきっかけは何でもいいと思う。

 

グッズ売り場をのぞいてみよう。

バスケは会場が狭いせいか、チームTシャツを着ていないほうが意外と目立つ。

Tシャツは2500円から高くても4000円くらいなので、来場記念くらいの気持ちで購入して着たほうがテンションがあがる。

応援の時に両手を使うと手が痛くなる、リーフレットを使うとボロボロになるので、思いきり応援するならメガホンもあったほうがいい。小さいタイプならば500円~1000円くらいで購入できる。

ただもちろん無理に買う必要はない。

それ以外にもマスコットのグッズは可愛いものが多い。

サンロッカーズのサンディーハンドは即買いしたし、アルバルク東京のホームゲームを観に行ったときは、ルークなりきりキャップが欲しくて30分くらい探し回った。

今ホームページを見たら普通に販売していた…。再入荷したのか。

あとゴーディーのLineスタンプが欲しい(関係ない)

見ているだけでも十分楽しいので、来場したら一度のぞいてみてもいいかもしれない。

 

いよいよ試合開始。積極的に応援してみよう。

基本は味方がオフェンスのときはオフェンスコール、ディフェンスのときはディフェンスコールをしていればいい。他のときは周りに適当に合わせて応援。

間違っても気にせず、応援したほうが楽しい。

自分が観戦したことのあるチームは、スタッフはもちろん毎回来場していると思われる熱心なファンのかたも「一見は相手にしない」という雰囲気のところはなかった。初めて行った人のために色々と丁寧に説明してくれるし、だからといって「こうしろ」のような同調圧力も感じない。

チームを愛しているのはもちろんだろうが、何よりバスケやこの場を盛り上げたい、みんなで楽しみたいという気持ちが一番のように思う。

 

休憩時間に注意

Bリーグは1クォーターが10分で全4クォーター。

第一クォーターと第二クォーター、第三クォーターと第四クォーターの間が2分休憩で、ここで何かをする余裕はほとんどない。

第二クォーターと第三クォーターの間のハーフタイム休憩も20分しかない。

ハーフタイムも色々とイベントをやるので見たいのだが、それを見てからトイレに行くと第三クォーターが始まってしまう可能性がある。

特に女性トイレは場所によってはかなり混む。

ハーフタイムも各クラブ工夫されたイベントが多いので見ないのももったいなく、悩ましいところだ。

 

試合終了後も最後までいよう。

試合終了後はヘッドコーチ、活躍した選手のインタビューなどがある。

千葉ジェッツではその試合で活躍した選手がジャンボくん賞に選ばれ、選手のインタビューのあと、サイン入りのジャンボくんクッションがプレゼントとして観客席に投げ込まれる。

最後は原修太選手の「勝利のジェッツ締め」があり、コートサイドを周る選手を見送って終わる。

コートサイドの席がとれた場合は、選手とハイタッチができる(チームにもよる)。せっかくなので最後までいよう。 

 

バスケ観戦は、ライブに行く感覚に近い。

バスケを観に行って一番楽しいのは、「他人がやっているバスケを観ている」という感覚ではなく「自分はこの場に参加している」という感覚になるところだ。

自分の個人的な感じ方かもしれないが、バスケの観戦は他のスポーツ観戦よりも、むしろライブに行ったときの感覚に近い。室内競技だからという理由もあってか、会場の一体感が強い。

「会場に足を運んでまでは」「他のスポーツ観戦はイマイチハマれなかった」という人でも、興味がわいたらぜひ一度バスケ観戦に足を運んでほしい。 

 

余談:各会場各チームごとの雑感

船橋アリーナ(千葉ジェッツ)

最寄り駅は東葉高速線「船橋日大前駅」。

都心からアクセスしやすいし、駅からアリーナまでは歩いて10分もかからない。試合のときは同じ方向を歩いている人がたくさんいるので、迷う心配もない。

駅西口の目の前は大学の広大な敷地が広がっていて、コンビニはおろか店がない。

東口は若干栄えているイメージだが、食べ物や飲み物は多くの人が乗り換えに使うと思われる西船橋で調達したほうがいいかもしれない。

開場自体はちょっと狭い印象。余分なスペースがなくて、グッズ売り場や飲食店はこれ以上は広げられないと思う。

 

ジェッツはとにかくサービス心が旺盛。来てくれたからには絶対楽しませる、という主催者の心意気が伝わってくる。

試合に負ければ悔しいが、「行って損した」とは思わない。「今度こそ勝つぞ(勝ってくれではないところがポイント)」という気持ちになる。

千葉ジェッツの経営理念、運営理念については社長の島田さんが本を出している。こういう精神があったから、ドン底からここまで成功したのだろうと思う。

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攻守の切り替えが速い速攻主体のバスケなので、バスケがよく分からなくても観ていて楽しいと思う。

今季はCSの出場も早々と決まってノリにのっているのでぜひ。

千葉ポートアリーナは行くにはちょっと遠い。近くに住んでいる人が羨ましい…。 

 

駒沢オリンピック公園総合運動体育館(アルバルク東京)

最寄り駅は東急田園都市線「駒沢大学」駅。駅から15分程度歩く。

広大な敷地と設備が整った都立駒沢オリンピック公園の中にある。

週末の晴れた日に行くと、とにかく人が多い。各種スポーツをする人、ランニングをしている人、家族連れ、犬の散歩をしている人、そんな人たちでごった返している。うちの近所にもこんな公園が欲しい。

駅から歩く道でコンビニもあるし、公園内にコーヒー屋や屋台も出ているので飲食にはさほど困らない。

2022年からはいま改修している代々木体育館がホームになるようなので、使わなくなるのかな。ちょっと寂しい。

アルバルクは日本代表に召集されているスター選手も多いし、ルカヘッドコーチのシステマティックなバスケが徹底されている。

今季は他チームに研究されていて苦しんでいる部分もあるが、それをどう打開するのかなど見どころが多い。

面白いバスケが観たい、というのであればアルバルクがおススメ。

 

青山大学記念体育館(サンロッカーズ渋谷)

最寄り駅は地下鉄「表参道」駅。

歩いて五分もかからない。地下鉄出口から出て歩いたらすぐ体育館の入り口につく。最寄り駅も都心なので、平日夜の試合でも観に行きやすい。

トイレも綺麗で、しかも個室の数が半端なく多い。

 

墨田区体育館(サンロッカーズ渋谷)

最寄り駅は地下鉄「錦糸町」駅。

こちらも近い。出口から出るとすぐに錦糸公園があり、そこからもう体育館が見える。

座席数が少なくこじんまりとした、いかにも自治体が地元の人のために建てた感じの体育館なのだが、設備は整っているし、アクセスのしやすさも手伝ってけっこう好き。

サンロッカーズは取り立てて好きというわけではないのだが(ファンの人すまん)、ホームの立地の良さからけっこう観に行っている。

 

とどろきアリーナ(川崎ブレイブサンダース)

最寄り駅は総武線「武蔵小杉」駅。「武蔵中原」駅。

このあいだ初めて行ったけれど、まず武蔵小杉駅に衝撃を受けた。案内板に従って歩いているのに、行けども行けども出口に辿りつかない。生まれて初めて「駅から出られないんじゃないか」という恐怖を味わった。

駅には直結のスーパーがあるので、飲食物の購入には困らない。

駅からアリーナまでは徒歩で30分くらい。歩けないこともないけれど、バスが出ているのでこちらを利用したほうがいい。

川崎は個々人が好きなスタイルで自由に応援している、という印象を受けた。あくまで印象だが。初めて行った人でも比較的すんなり溶け込みやすいのでは、と思う。

リニューアルされたオフェンスコール、ディフェンスコールが最初は奇抜すぎる、リズムに乗りにくいと思っていたが、慣れると癖になって自宅観戦のときも口ずさんでしまう。

川崎も日本代表入りしている選手が多いし、比較的ベーシックなバスケなので、初めての観戦がしやすいと思う。

B.LEAGUE完全ガイド2018-19 (COSMIC MOOK)

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