うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

【2019年Bリーグ】チャンピオンシップ一回戦雑感。川崎ブレイブサンダースは来シーズンに期待。

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今年は連休中に行われているBリーグチャンピオンシップ。祭日だと試合会場に行けるし、全試合見れるのでありがたい。

 

千葉は富樫が絶好調だ。エドワーズのミスの多さと元気のなさが気になるが、パーカーは安定しているし、ダンカンが素晴らしいフィットぶりなのでまあ大丈夫そうだ。

一回戦の富山のスミスを抑えたディフェンスも素晴らしい。

原は今シーズン最初のほうはなかなか出場時間がもらえなかったが、今はディフェンス面で大野ヘッドコーチからの絶大な信頼を得ているように見える。チェンバースもいいディフェンスをするので、つなぎ以外では出場時間を与えられるのは難しいかな、と思っていたけれど、成長ぶりが目覚ましい。

数字には表れなくとも、自分のやるべきことや与えられた責任をきっちり果たすところが応援したくなる。

ジャンボくんとお菓子の取り合いをしているところも可愛い。

キャプテンは出場時間をもらえるのか。攻撃の起点になれるというところでは、原やチェンバースよりもいいけれど、今はディフェンス主体で選手を選んでいるらしいし…。

栃木戦は、富樫が栃木のディフェンスをかいくぐれるかにかかっているかなあ。

 

栃木対川崎は両試合とも見ていたけれど、残念だった。「千葉の次に川崎が好き」くらいの自分でも悔しかったのだから、ファンの人はキツイだろう。

今の栃木はベンチメンバーに比江島、竹内公輔がいるような訳の分からん強さのチームだから勝つのは厳しいかなと思っていたけれど、川崎もあんな負け方を、しかも二日連続でするようなチームではないと思う。

スターターはさほど遜色はないと思うのだが、ベンチメンバーには差がある。ただこれは栃木の面子が凄すぎるだけで、千葉でさえベンチメンバーは栃木よりもちょっと落ちると思っている。

 

川崎の不振の原因のひとつ目は、辻の不調。見ているこっちがへこむくらい、迷っているのが見てとれる。そこは打とうという場面でも、パスを選択することが何回かあった。

他の人(篠山とか)ならそれでもいいが、辻が乗らなくては川崎は乗れない。どれだけ篠山が藤井や長谷川や林が頑張っても、辻がシュートを決めなければ川崎はチームとして上向きにならない。

それが分かっているから今までは対戦チームは、辻にシュートを打たせない乗らせない、ということに比重をおいていたが、今回の栃木はむしろマクリンを警戒していた。

中が厳しいのであれば外からのシュートが爆発してくれればいいのだが、そうはならず点を取る手段がなく大差で負けた。

対照的に栃木の遠藤は絶好調だった。画面を通しても、オーラがあふれ出ているのが分かる。

遠藤はディフェンスのイメージが強いけれど、乗ったときは手がつけられないのはどのシューターも一緒だな。準決勝の千葉戦では富樫とのマッチアップが楽しみだが……大丈夫かな。

何はともあれ、辻には早く復調して欲しい。辻が元気がない川崎は、見ていて物足りない。

 

もうひとつはシーズンを通してずっと思っていたけれど、川崎はチームとしてのコンセプト(こういうことがやりたい)がイマイチよく分からない。

千葉であればトランディション重視、栃木であればディフェンス重視、アルバルクであればピック&ロールを主体としたルカコーチの戦略、琉球であれば前向きゴリ押しバスケと「チームとしてこう」というのが分かる。

もちろんそれで負けるときもあるけれど、チームとしてコンセプトがあると上手くいかないときにどこに立ち戻ればいいのか、何が問題なのかをメンバーが共有しやすい。

川崎はタレントが揃っているし、チームとしてもまとまっているのだが、そのまとまったチームがどこに向かっているのかというのがよく分からない。

エドワーズや篠山や藤井は千葉に負けないくらいスピードを持つし切り込めるが、ファジーカスの遅さが足を引っ張っている。ファジーカスを中心に点を取っていくのであれば、エドワーズやマクリンが動くスペースがなくなる。

波に乗っているときはいいのだが、いったん歯車が噛み合わなくなると踏ん張れず、坂道を転がり落ちるように悪くなる、悪くはないのに勝ちきれない、ということを川崎を見ていていつも思う。

「熱血解剖Bリーグ」で佐々木クリスもその辺りを指摘していたけれど、たぶんみんな似たようなことを思っているんじゃないかな。

 

アルバルクと新潟は、結果はアルバルクが勝ったけれど、どことなく元気がなくミスが多いのが気になった。遠征で疲れているのか。

アルバルクの計算され尽くされたバスケは好きだけれど、計算されているということはその計算を読みやすいということでもあるんだなと今シーズン気づいた(遅い)

アルバルクはよくも悪くも選手はルカコーチの考えを体現する駒だから、うまくいかないときに方向性を変える起爆剤のようなものがない。馬場がそんな感じだけれど、ゲームを作るタイプではないし。

ガードに臨機応変に考えられるタイプがいるといいと思うのだけれど、そういう選手はルカが使いにくいからいないのかな、と勝手に推測している。

この辺りが来シーズンのアルバルクの課題かもしれない。

いやすまん、その前にCSを頑張ってくれ。

 

新潟は前シーズンは、五十嵐が運んでガードナーに入れるだけのつまらんバスケ(すまんね)をするなあと思っていたけれど、今シーズンはそれだけじゃなくなっていて観戦するのが楽しかった。柏木の加入が良かったのかな。

ブースターも熱くていい。チーム自体はそれほど興味が持てなくても、ファンの人が熱いと、そのチームを一緒に応援したくなってしまう。

横浜、秋田、新潟は、ブースターが熱くて楽しそうでいいなあと思った。

 

Bリーグはどんどん活気が出てきている。

シーズンが始まったころは「徐々に人気が出てくればいいなあ」と思っていたが、最近はどの会場も観客が増加して満員御礼もよく見る。

CSでも解説者がしきりに「この環境でバスケができるのが羨ましい。昔だったら考えられない」と言っていた。

 

4日の千葉対栃木のチケットは何とか手に入れたが、取るのが大変だった。決勝でもおかしくないカードなので仕方ないが、来シーズンはどうなるんだ、もう取れないんじゃないかとビクビクしている。 

 

【千葉ジェッツ 夢のアリーナプロジェクト】 始動 | 千葉ジェッツ

 

アリーナ構想が立ち上がったみたいだけれど、どこに作るんだろう。船橋だと土地がなさそうだしなあ。

どちらにしろできるとしても三、四年は少なくともかかるだろうし、しばらくはこの状況が続きそうだ。

ワールドカップ出場に続いてオリンピック出場も決まったので、認知度が上がっているのかもしれない。

5月11日(土)の決勝も、NHK総合で放送される。やったね。

 

とりあえず4日の観戦が楽しみだ。

いくぜ、てっぺん。