*ネタバレあります。
前回。
「グノーシア」の初見プレイメモ。現在80周めくらい。
【性別:男 カラー:オレンジ】
カリスマと直感が高めで他はほどほど。
仲がいいことが多い:シピ・ジョナス・ジナ・セツ
仲が悪いことが多い:レムナン・夕里子
レムナンとはまったく仲よくなれない。一言も喋っていないのに1票入れられ、雑談もすぐに止められる。呼吸することも許されないレベルで嫌われている。
攻略面のキャラ雑感
(セツ)
グノーシア側で敵だと手強く、味方だと心強い。人間側だとコールドスリープされやすい。「うるさくてうざったい優等生」を地でいっている。「頑張るな」って言ったときのショックを受けた様子が可愛かった。
(ジナ)
成長して直感が鋭くなると手強い。コメットほど迂闊じゃないのがキツい。まさかジナがこんなにグノーシア側で敵に回したら脅威になるとは。嘘が下手なところも好き。
(ステラ)
意外と手強い印象。ステータスはそれほどでもない(と思うが)が、残すとすごく面倒。
(ラキオ)
正しいことを言っているのに、すぐにコールドスリープさせられる。困ったらラキオに注目を集め投票しておけみたいな弾除け役。ひどい話だが、まったく同情をよせつけない嫌味な性格がいい。
(SQ)
可愛すぎて怪しいと思っても詰めきれない。「哀しむ」が極悪すぎる。セツが詰めよったときに、SQが哀しんだら男が全員味方したのを見たときは、何とも言えない気持ちになった。
(コメット)
直感がすごすぎる。人同士のときはコメットが疑ったらついていけば、ほとんど間違いがない。隠れ蓑にもなってくれる。グノーシア側で味方になったときはまったく頼りにならない…が、そこがいい。(後述)
(レムナン)
常に嫌われている。困ったらレムナンに入れるようにしている。嫌われてもたいして支障がないけれど、たまに刺される。あと意外とよくしゃべる。
(オトメ)
意外と…と言っては悪いが、鋭いオトメ。ステラほどではないけど、残しておくと厄介な印象。
(しげみち)
にぎやかし枠。疑われるとキツいが、余り疑われない。それよりもグノーシア側で味方だったときの気落ちがすごい。二人きりのときとかもう…。
(シピ)
相性がいいのかほとんど敵対しないので、強さがよくわからない。「迂闊さがないセツ」というイメージ
(ククルシカ)
SQの上位互換だと思うが、SQのほうがコールドスリープ送りにしにくい印象がある。嫌われるとすぐに消されそう、粘着されるので敵味方関係なく嫌われないようにしている。
(沙明)
「ステルス」はプレイヤーには便利な能力だが、NPCについては余り効果を感じない。嫌われるとちょっと面倒くさい以上のことを感じない。
(ジョナス)
能力的にはセツの上位互換で夕里子の次に強いと思うが、余り強さを感じない。「可愛げ」が低いからコールドスリープ送りしやすい。人間側だとよく話すが、グノーシア側だと最初は黙っていることが多いので本人もよくわかっているんだなと思う。
(夕里子)
最強の能力を持つのに、意外とコールドスリープ送りしやすい。強引すぎて自爆しやすく、勘もそれほど鋭くないイメージ。とはいえ、目をつけられると瞬殺されるので、自分がグノーシア側のときは最初に消す枠。
(まとめ)
自分が人間、相手がグノーシアのときは「かわいげ」が高いSQが厄介。わかっているのに詰めきれない。そして消される。
自分がグノーシアのときは、論理や直感が高く他がバランス型のステラ、ジナ、オトメは余り後には残したくない。
ラキオやコメットのような特化型、能力は高いが結論を急ぎすぎるセツや夕里子よりも物静かなバランス型の逆襲のほうが怖いのは、現実もそう、かな?
また後半になって能力値が高くなってきたら変わりそうだが。
キャラとイベントの雑感
【コメット】
コメットとしげみちと組んでグノーシア側になったときは、終わったと思った。
仕方がない、一人で頑張ろうと思ったときに、その気持ちを見透かしたかのようなコメットの言葉。
「足を引っ張ったらごめんね。僕のことは見捨てていいから」
心を読まれたような言葉にドキッとする。
好き勝手やっていそうに見えて、人を気遣う子だったんだ、と心を撃ちぬかれた。しかもそのあとの「小さいころは一人でずっと洞窟にいた」生い立ち。
しげみちはさっそくコールドスリープされて、ドクターを騙ったコメットもすぐに目をつけられる。そりゃそうだ、発言が矛盾している。
何十周もしているから、だいたいこのゲームの特徴はわかっている。
この流れになったら止められないし、下手に口を出したら自分が疑われる。第一本当にグノーシアだから、みんなの言っていることは間違っていない。コメットも見捨てていいと言っていた。
それでも、「そんなことない」と言いたくなった。
な、なんだこの気持ちは。
コメットは比較的、それまで好きでも嫌いでもなかったのだが(疑わしい奴に最初に突っかかって自爆する便利キャラという認識)まさかこんな気持ちになるなんて。
「コメットはおかしくない。おかしいと言うお前らがおかしい」
嘘がバレているからコメットはコールドスリープ送りになり、次はコメットを一人でかばった自分が疑われてあっさり全滅した。
でも悔しいと思わなかった。
「これでよかった。コメットと一緒にコールドスリープされて」と思う自分がいる。
このゲームこわい。
この時点でコメットの項目が全部開放された。
【ステラ】
ステラの正体が判明するイベント。
このイベントがすごいと思ったのは、「ステラもグノーシアに汚染される可能性がある」ということがイコール「ステラも自分たちと同じ人間なんだ」というポジティブな文脈で語られたところだ。
「グノーシアに汚染されている可能性がある」なんて、今までどこをどう考えても悪い意味しかなかった。
オトメがグノーシア化したときに「これで自分は人間だと証明された」という言葉を聞いている。そのあと沙明とのイベントでステラが無酸素の船内に残る選択をしているから、「このイベントのみのためにとってつけられたような唐突感」もない。
まったく関係ない他のキャラのエピソードが、他のキャラのエピソードの肉付けになっている。こういう作りが本当にうまい。
議論のデフォ画だとそれほど可愛いとは思えなかったけれど(すみません)、イベントシーンのステラは神かよと思うくらい美しい。しげみちが好きになるのもわかる。背中の苔は飲ますな。
これでステラの項目が全部開放された。
「話が進まないからジョナス様は黙ってください」と怒られているジョナスがうらやましかった。怒られたい…。
【沙明×オトメ】
「オトメのために、一番最初に消してやりたい」という言葉への反対を、沙明が素直に受け入れたのは意外だった。このときの沙明の発想「あいつにとっていいことは俺のほうが知っているから決めてやる」という考えが心底嫌いなので、反対を受け入れてそれを「まともなこと」と言う沙明にいっきに親近感を覚えた。
オトメのことを気遣っているのに、まったく伝わらない言い方をするところもいい。狡猾で保身のためなら手段を選ばず要領よく立ち回る小者に見えて、優しさが冷たさと誤解されるくらい不器用とか反則だろ。
一緒にいるレムナンにはまったく伝わっていなくて、オトメだけにその優しさが伝わるのもいい。ツンデレ×シロイルカ萌える。
オトメは前の記事で「可愛くてずるいよな」と書いたけど、人間になりたかったのか、すまん。
大人しそうに見えて、オトメのためにあれだけ怒れるレムナンもいい奴だ。人のために怒れる人はいい。なんで嫌われているんだ。
沙明は項目がぜんぶ開放されていて、オトメもあとひとつだ。レムナンはまだ一個しか開かない。ほんと仲悪いな。
【ククルシカ×レムナン】
ククルシカ、人間じゃないのか。
レムナンはククルシカに襲われるわ、粘菌に飲まれるわでさんざんだ。
ククルシカ覚醒イベントでは、ククルシカよりもククルシカに怯えるレムナンのほうが怖かった。(こういうことを言うから嫌われるのか)
【まとめ】
さんざん陥れられたり嘘をつかれたり、敵対してきたりしたはずなのに、80周して「こいつにはこんな面もあったのか」と気づく。
オトメのように「愛されキャラで得だよな」と勝手に思っていた相手が、外からはわからないその人にはその人の悩みや大変さがあるのだ、という当たり前のことに気づかされる。
一見「グノーシア=嫌な奴、敵対する人間」であっても、その人にはその人なりの生きてきた過程や気持ちがあるのだ、と頭ではわかっていてもつい忘れがちになることを実感させてくれる。
「ループし続けたからステラに『ステラがグノーシア汚染体になることもある(自分たちと同じ人なんだ)』と言ってあげられた、ループすることは『同じことの繰り返しで無駄』ではなく、少しずつ進んでいる」と思える。つくづくすごいゲームだ。
ここから先もどんなことがわかるのか楽しみだ。
続き。120周め付近。