うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

「進撃の巨人」完結おめでとうございます。11年7か月お疲れ様でした!

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*ネタバレなし感想です。

と言いつつのっけから、「オレ達の戦いはこれからだ!!」に笑った。やってくれるぜ。

 

単行本派なので話の細かい部分についていけていないけれど、まずは完結めでたい&長期連載本当にお疲れ様でした。

まさか、こんな風に終わるとは。意外だった。

自分は「進撃の巨人」はごく個人的な物語と捉えていて、実際途中まではそうだったのではと今でも思っている。

自分の外部にいる絶対悪だと思っていた巨人が、自分の内部にもいて、自分もまた誰かにとっては巨人なのだと知ったときどうするか、どう考えるかという視点で読むことが多かったからだ。

最終回を読むと、長い年月をかけて大勢の人のために描かれた物語になったんだなと思った。

作内でも指摘されている通り絵空事かもしれないけれど、そういうことを残すことが出来るのが創作の良さだ。

「現実では信じきれない可能性を語る話」が「可能性」として時代も超えていつまでも語られて残る限り、「そういう可能性があるのでは」と読んだ人が信じられる。

「進撃の巨人」はたぶん、そういう話になるんじゃないかな。

本当にすごい話だった。

単行本派なので、最終巻が出たら一巻から通して読んでまたちゃんと感想を書きたい。

 

第69話「友人」のフルカラー版が載っていて驚いた。本誌でずっとフルカラー企画をやっていたのか。

「諌山先生セレクト回」だそうだが、一度冷めかけた自分の「進撃の巨人」への熱がもう一度戻ったのがこの回からなのでめっちゃ嬉しい。

久しぶりに読んだけれど、やっぱり味わい深い話だ。ウーリとケニーの関係がすごく好き。

「みんな何かの奴隷だった」からの自由になる、がここからつながっていると思うと、感慨深い。