うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

【エルデンリング考察メモ3】歴史編:永遠の都ノクローン、ノクステラ、シーフラ、エインセル文明について。

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*記事の性質上、ネタバレが大量にあります。

*他のかたの考察は一切見ていません。

 

前回。メリナの正体について。

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今回は永遠の都ノクローン&ノクステラ、シーフラ、エインセル文明について。

アイテムのフレーバーテキストを読むと、「黄金樹関連の話」と「永遠の都関連の話」はほとんど交わっていない。

 

源流から分離して、

◆シーフラ河・ノクローン・黄金樹システム(黄金律)ライン

◆エインセル河・ノクステラ・輝石魔術関連ライン

の二つのストーリーの流れがある、と考えたほうがわかりやすい。

 

源流。外なる神=永遠の暗黒=隕石=アステールが二つの永遠の都を滅ぼす。

「光の無い暗黒で生まれた星の異形。それはかつて永遠の都を滅ぼし、彼らから空を奪った、悪意ある流星である」(暗黒の落とし子)

「エインセルの下流に広がる腐れ湖は、外なる神の一体、その神性の封印の場」(腐れ湖の地図の断片)

「大古地下に滅びた、永遠の都では隕石は星と同じ意味を持った」(メテオライト)なので、星の異形であるアステールは隕石である。

 

かなり想像が入るが、永遠の都は黒い月によって日の光を遮られていたため、本当の空がなく偽りの夜しかないのではないか。この黒い月が、永遠の都に時間をかけて近づきつつあった隕石=アステールだった。

「ノクステラの月は、無数の星を従えていた」(ノクステラの月)

星を従えた黒い月のように見えていたものは、屑星が連なった異形の星だった。(*「暗黒の星々」「星の異形」だから、星ではあるとは思う)

(©フロムソフトウェア)

 

源流から、二本の河と文明(ストーリーライン)が生まれる。

アステールが衝突し二つの永遠の都は、地に埋もれて滅びる。

永遠の都を滅ぼした、アステールの誕生と飛来が「源流」と呼ばれる状況だ。

「アズールの垣間見た源流は、暗黒であった」(彗星アズール)

「ルーサットの垣間見た源流は偉大なる星団、その終焉の瞬間であった」(滅びの流星)

永遠の都が滅び、黒い月=アステールの欠片はメモリストーンになり、月に従っていた星たちが輝石になった。

 

永遠の都の滅び(≒源流)から流れが二つに分かれる。

「黄金樹の深き根の底は、シーフラ、エインセル両大河の源流であり、狭間の地下に広がる大樹根の始まりである」(深き根の底の地図)

ストーリー内では二つの河の流れから生まれた文明を表しているが、メタで見るとストーリーの流れが二つに分離することを表しているのでは、と考えた。

 

この二つの流れが

・ノクステラ→エインセル河の流れ「輝石魔術関連ライン」

・ノクローン→シーフラ河の流れ黄金樹システム(黄金律)ライン」

である。

 

ノクステラ→エインセル河の流れ「輝石魔術関連ライン」

「ノクステラ→エインセル文明」の流れでは、アステールは封印され、永遠の都を滅ぼした「悪意ある流星」として伝わる。

封印されていたのは「神」ではなく「神性」なので、プレイヤーの前に現れるアステールは実体ではなく、「エルデの獣」のようにその本質が具現化した存在ではないかと思う。

 

魔術師たちは、黄金律にはさほど興味がなく、輝石魔術の源流を探求している。

魔術師関連の話で詳しくやろうと思うが、魔術師たちが求める「源流」とは隕石(=原輝石)であり無機物である。

なので源流に近づけば近づくほど、非人間的になっていく。源流を垣間見たルーサットも、最終的には心を壊してしまった。

 

「悪意ある流星」であるアステールを封印していたことによって、ノクステラには朱い腐敗が生まれた。朱い腐敗がなぜマレニアに宿ったかは、後述するが黄金樹を使った連環システムが関係している。

朱い腐敗は「外なる神アステール」由来のものなので、黄金律では対処が出来ない。

ミケラは「外なる神」の律の干渉を退けられるようになるために、黄金律を捨てた。

「幼きミケラは原理主義を捨てた。それが、マレニアの宿痾に無力だったから。無垢なる黄金、そのはじまりである」(ラダゴンの光輪)

「外なる神の干渉を退けるため、ミケラが紡ぎあげた無垢金の針のひとつ」(ミケラの針)

ミケラは黄金律を捨てて、新たに聖樹としての律を作った。そのため聖樹は、しろがね人や坩堝など、黄金樹の祝福(黄金律)から外れた人の救いになっている。

 

ノクローン→シーフラ河の流れ黄金樹システム(黄金律)ライン」

もうひとつの文明である「ノクローン→シーフラ河文明」では、都を滅ぼした隕石の神性は封印されずその地に根付き大樹根を形成した。

これによりシーフラ河ラインでは生命の連環ができるようになり、祖霊の民や黄金樹が生まれる。

ノクローンに根付いた大樹根から黄金樹が生え、黄金樹信仰が生まれた。

 

「陰謀の夜、盗まれた死のルーンはデミゴッド最初の死となった後、地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ死の根として芽吹いたのだ」(死の根)

とあるように、地下にある大樹根から、黄金樹は色々なものを吸い上げ、大地に様々なものを生み出す。

黄金樹のある世界では「大樹根が周囲にあるものを吸い上げる→黄金樹を通って地上に芽吹く」こういうルートを辿って生死は具現化する。

 

「狭間の各地、小黄金樹の麓には結晶雫を溜める水盆があるという」(霊薬の聖杯瓶)

「琥珀とは、黄金樹の古い雫であり最初のエルデの王、ゴッドフレイの時代に特別な宝石として扱われた。それは生命の原始的な力を宿している」(緋琥珀のメダリオン)

「銀の雫と呼ばれる変態生物の核。生物と物質の中間にあるもの。満月の女王レナラの抱く、琥珀のタマゴその秘めたる『産まれ直し』の素材となる」(雫の幼生)

「空に暗黒の星雲を呼び、しばらくの間、凄まじい星雨を降らせる。(略)それは、輝石の魔術のはじまりとされる。星見の垣間見た源流は現実となり、この地に星の琥珀が降り注いだのだ」(創生雨)

 

空から降った流星(隕石)→星の琥珀→雫の幼生→祝福を受け、銀の雫から人型になり、狭間の地に再誕する→死んで黄金樹に還樹する→祝福と幼生の核に分離

こういう連環の中で、生命が生まれている。

「銀の雫は生命を模倣する。模倣はやがて再誕となり、いつか王になるのだという」(銀雫の殻)

 

死を狩る者D(ダリアン)と死に見える者Dの関係は、元々の生命(黄金)とそれを模倣した銀の雫の関係ではないかと思う。

「分かたれぬ双児、Dは二人いる。二つの身体、二つの意志、そしてひとつの魂。共に起きることはなく、言葉を交わすこともない」(双児シリーズの装備)

「黄金と白銀を、絡みあい結合させた剣。死に生きる者たちを狩る聖剣。(略)分かたれぬ双児は、黄金律に仕えた。それだけが、彼らを呪いと呼ばなかったから」(分かたれぬ双児の剣)

マルギットとモーゴッドの関係もこれかなと思ったが、こちらはそうだと思う根拠が何も見つからなかった。

「エルデンリング」の世界は異性同士の性行為によって生命が誕生するのではなく、黄金樹システムによって生死が連環している。マリカ(=ラダゴン)の子供たちもこうして生まれたのだと思う。

 

「稀人は、かつて狭間の外からやってきた。女王マリカの同族であるという」(稀人のルーン)

稀人(神人)は、蟻の体内に溜め込まれた膨大なルーンが黄金樹に吸い上げられた時に生じるのではないか。「深き根の底の蟻」しかドロップしないのは、黄金樹システムに関係するからではないかと思う。

マレニアは、この時に何等かの理由でルーンに朱い腐敗が混ざりこんでしまい、誕生したときに宿痾として背負うことになった。

 

黄金律の輪のひとつは、生死の連環(還樹)システム

「ノクローンに根付いた大樹根(文明の源流)から生えた黄金樹により、黄金樹信仰が生まれた。地下にある大樹根から、黄金樹は色々なものを吸い上げ、大地に様々なものを生み出す。生命は時が来たときに還樹し、銀の雫が模倣して再び生まれ直す」

ノクローンが滅んだあとに生まれた、黄金樹を使った生命の連環システムが黄金律なのではないか

このシステムをより精度の高いもの(完全律)にするために、不確定要素や不穏分子?になりそうなものは次々と輪の外に追いやられる。

 

というわけで、次回は黄金樹の時代の歴史について整理したい。

続き。

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