うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

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≪ドラマ≫ 「ゆとりですがなにか」 第8話感想

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宮藤官九郎脚本「ゆとりですがなにか」第8話の感想です。

前回第7話の感想はコチラ↓ 

saiusaru.hatenablog.com

 

坂間家のドタバタ

「会社は正和に任せて、北海道で農業やる」って……。

お兄ちゃん、典型的なダメ男の逃げの発想じゃないですか。

お母さんが激怒する気持ち、よくわかります。

本気で農業をやりたいなら、分かるけれどもさ。

「そんなに甘いもんじゃないと思うよ」ということを、三十を超えた人に言わなくてはならないのはキツイですね。

 

まりぶとゆとりは、ゆとりから別れたみたいですね。

珍しく、ゆとりが言っていることがよく分かりました。

 

「あの人に会うと、現実逃避していた自分やダサかった自分を思い出してしまう。

あの人のことも、ダサく見えてきてしまう」

 

っていうのは、落ち目のころの恋愛あるあるですよね。

その人といると、否が応でもその頃の自分を思い出してしまうんですよね。

それに「落ち目のころの自分」が選んだ相手なので、やっぱり次のステージにあがってしまうと、急に物足りなく感じてしまうんですよね。

 

ただ、本当にその相手を好きで二人の間に絆が出来上がっているなら、いくら自分の立場が変わっても、そんな風には思わないと思います。

ゆとりにとって、まりぶはそうではなかったんでしょう。

「落ち目のときに、現実から逃げたかった自分」が見た、ただの幻だったのでしょう。

ゆとりの言いぐさはすごく勝手なものですが、恋愛は正論を語るものではないですからね。仕方がないと思います。

 

鳥の民は最高のお店

「自分にとって、大事なものがちゃんと分かっている。バイトに怒られたりしながら、一生懸命働いている、正和は格好いい」

まりぶを変えたのは、ゆとりじゃなくて正和だったんですね。

 

このまりぶのセリフには、完全同意です。

理不尽な理由で出世コースから外されても、与えられた場所で必死に頑張って働く正和は、すごく恰好いい人だと思います。

その姿が、現実から目をそらし続けていたまりぶを変えたんですね。

必死に与えられた責任を果たすことで、まりぶも山岸も野上さんも変えた正和は、本当にすごい人だと思います。

 

しかもいつの間にか、杉並区世田谷区の中で売上ナンバー1になっている。

おめでとう~~♪♪

都内ナンバー1は、やっぱり渋谷道元坂店とかなのでしょうか。

村井さんも中森くんも悦子先生もいて、鳥の民は本当にいいお店です。

 

しかし「不安じゃなくても押しちゃうかも(*'ω'*)」って、悦子先生はやはり、魔性の女ですね。

自分がやまじでもコロッと騙されそうです。

 

結婚おめでとう

正和がやっと、茜ちゃんにちゃんとプロポーズしました。

とりあえず二人で仙台行って、茜ちゃんがしばらく仕事を続けてその間に正和が仕事を探せばいいんじゃないかな?と思います。

兄ちゃんも北海道に行かないし、農業もやらないみたいですし。(まったく。)

 

ネットでこのドラマの感想を見ると、茜ちゃんの気持ちは今いち共感されづらいみたいです。早川さんとの不倫も、ぼこぼこに叩かれていました。

不倫はいけないけれど、茜ちゃんの気持ちがすごくよく分かります。

悦子先生やシンママのほうが、よっぽど共感しにくいですが、そこは人それぞれなのかもしれません。

 

正和が茜ちゃんに自分の変化や仕事について熱く語っていましたが、こういう自分にとって大切なことや本音を話せる人と結婚するのが一番だと思います。

なかなかそういう人って、人生で会えないと思いますよ。

 

まりぶ、ダークサイド落ち

これはもうね、仕方ないと思います。

 

確かにやり方はすごく陰湿ですし、このドラマはまりぶのほうが主要キャストなので、

植木屋の先輩のほうが悪者に見えますが、「人を騙す」ということは、すごく相手の自尊心を傷つける行為だと思うんですよね。

騙したほうが、「もう更生しました」って言っても、世間の信頼はそんなに簡単には取り返せないと思います。

 

信用ってコツコツ積み上げるしかないけれど、失うときは一瞬ですよね。相手が赤の他人にである場合は、信用を失ったら二度と取り戻せないくらいに思ったほうがいいです。

だから、信頼を裏切っても見捨てないでいてくれる友達や家族は、とてもありがたい存在なんですよね。

 

そして、そこでキレて暴れて投げ出してしまうのね(-"-)

 

ぼったくり商売をやっていたんですから、そこから世間の信頼を取り戻すのは並大抵のことじゃないと思います。こんなにすぐにキレてしまうんじゃ、(しかも関係ない親方や優しかった先輩にまで迷惑をかけている)先が思いやられます。

自分がやってきたことに対する認識が甘くありませんか? 

「世間はお前らの母親か?」(By 利根川先生)

 

正和が慣れない店舗勤務で、年下のバイトに馬鹿にされながら、働いていたのを見ていたでしょう?

働くっていうのは、ああいうことだよ。

それを見て、格好いい、ああいう風になりたいって思ったんじゃないの?

まりぶが好きなだけに、今回のこの展開は残念です。

来週、更生してくれるといいなと思います。

 

視聴率と才能の話

第8回は、8.0%だったみたいですね。

 

初回視聴率が9.4%だったので、最初に見ていた人がまあまあついてきてくれているということなので、いいじゃないかと思いますが、スポンサーもいるのでそういうわけにはいかないんでしょうね。

クドカンのドラマはよく、「クドカンのノリについていけるかどうか」で評価が分かれると言われます。「ゆとりですがなにか」は従来のクドカンドラマのノリが苦手な人も、十分楽しめる内容だと思います。

 

視聴率のことだけを考えるならば、やはり最初の山岸関連の展開がきつすぎたのかな、という気がします。

3話の視聴率の下げ幅が大きいので、ここで脱落した人が多かったんだと思います。

その後の展開を見ると、「さすがだな」と思いますが。

 

「ごめんね、青春」のときに、クドカンは視聴率のことで悩んだみたいですが、個人的には余り周りに惑わされずに、自分の書きたいものを書いて欲しいと思います。

クドカンが書いたもので、「あんまり面白くないなあ」と思うものはあります。

 でも、クドカンが書いたものって、どんなにつまらないものでもクドカンが書いたってすぐに分かるし、クドカンの書くものはクドカンにしか書けないと思うんですよね。

 

そういう才能を持つ人に対しては、視聴率という短期的なものではかるのではなく、もうちょっと長期的な目で良し悪しをはかるほうが社会のためにもなるんじゃないかな、と個人的には思います。

スポンサーも商売なのもわかりますが、お金がある人は才能に対しては、パトロン的な寛大な気持ちを持ってもらうことで、社会貢献をして欲しいな、と思います。 

 

というわけで、才能のある人は周りの声など気にせずに、ガンガンいろいろなものを生み出してください。

自分には才能も財力もありませんので、このブログで旗を振って応援しています。