うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

ドストエフスキー

弱者男性文学としてのドストエフスキー「貧しき人々」

先日、ネットで弱者男性について話題になっていたが、その時に「貧しき人々」を思い出した。 貧しき人々 作者:ドストエフスキー 発売日: 2016/09/07 メディア: Kindle版 「貧しき人々」の主人公マカール・ジェーヴシキンは、俗にいうKKO(キモくて金のないお…

モームが語る「ドストエフスキーが描く女性像は偏っている」について

anond.hatelabo.jp 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。 どこかで似たような話を聞いたことがあるな、と考えて、モームが「世界の十大小説」の中でドストエフスキーについて似たようなことを話している…

【「カラマーゾフの兄弟」人物語り】フェラポント神父と承認欲求

www.saiusaruzzz.com この本を読んでいるときに、「カラマーゾフの兄弟」のフェラポント神父のことを思い出した。 フェラポント神父は、主人公アリョーシャが慕っているゾシマ長老と対立している。 ゾシマ長老の死の直前と直後の場面に出てくるが、物語の主…

【小説】 5分でわかる「カラマーゾフの兄弟」

「はじめに」 「超おおまかなあらすじ」 「登場人物」 (カラマーゾフ家) (ヒロインたち) (修道院の僧たち) (その他) 「わりと細かいあらすじ」 「カラマーゾフの兄弟」のテーマ 「はじめに」 ドストエフスキーの小説が、なぜ分かりにくいのか、二点…

ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」の分かりにくい部分を、詳しく解説。【随時更新】

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」の内容で分かりにくい箇所を、詳しく解説します。 あくまで自分の個人的な解釈になります。 テキストとしては新潮社版(原卓也訳)を使用しています。 カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫) posted with ヨメレバ …

【5分でわかる】ドストエフスキー「悪霊」

ドストエフスキーの長編の中でも「カラマーゾフの兄弟」と「罪と罰」は、プロットからさほど脱線せずに書かれているため、まだしも読みやすい。 「悪霊」はあらすじがとっちらかっているうえに、登場人物全員が内省的な長広舌をする、しかも実際的なことはは…

気軽に読める退廃的な世界名作文学 おすすめ10選

要約本じゃ物足りないけど長編読むような体力もない。(中略)気軽に読める退廃的な作品はないものか。 「気軽に読める世界名作文学」という題の増田の記事に答えてみました。 「退廃的な」は、「道徳的要素が少ない、もしくはない」「救いがない」を基準に…

「人間の本質は俗悪な道化師である」ことを、「カラマーゾフの兄弟」の父フョードルから学ぶ。

ドストエフスキーの最後の長編小説「カラマーゾフの兄弟」に、兄弟の父親であるフョードル・カラマーゾフという人物が出てくる。 大金持ちのやもめで四人の息子を持っており、この息子たちが題名である、「カラマーゾフの兄弟」である。 「カラマーゾフの兄…

作家の才能のタイプを、独断と偏見で五つに分類してみた。

人にそれぞれ性格があるように、才能にもタイプがあります。 自分の才能はどのタイプかを考えることは、才能を伸ばす上で大きなヒントとなります。 今回は作家の作風や才能について、考えてみました。 ちなみに完全に、独断と偏見に基づいています。 職人型 …