うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

【ネタバレ感想】PS4「イース8 Lacrimosa of DANA」のストーリーに納得がいかないので、色々と話したい。

PS4版「イース8 Lacrimosa of DANA」を真エンドでクリアした。 イースVIII -Lacrimosa of DANA- - PS4 出版社/メーカー: 日本ファルコム 発売日: 2017/05/25 メディア: Video Game この商品を含むブログ (9件) を見る 任天堂スイッチ版。 イースVIII -Lacr…

【ネタバレ感想】アガサ・クリスティ原作ドラマ第四弾「予告殺人」が原作以上に面白かった。

www.tv-asahi.co.jp 毎年恒例になりつつある、アガサ・クリスティ作品をドラマ化した相国寺竜也シリーズ。 今年は「予告殺人」かあ、と実はいまいちテンションが上がらなかった。 余り好きじゃないんだ。 親族内・家内・地域内の箱庭的な人間関係、ある気づ…

多様化する現代社会の考え方のお供に。石原英敬「現代思想の教科書」

主にソシュール以後の構造主義、ポスト構造主義周辺の思想を取り上げている。 現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫) 作者: 石田英敬 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2010/05/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (7件) を見…

【ネタバレ注意】人は何に最も騙されやすいのか。カトリーヌ・アルレー「わらの女」

「塚本廉」が嘘だったんじゃない、全部が嘘だったんだ|カフカと知恵の輪 小保内太紀|note この記事を読んで、「わらの女」を思い出した。 なぜこういう人に人は引き寄せられてしまうのだろうか。 「いいですか。私は、たった今、非常に重大な質問をした。…

アニメ版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を二話まで視聴した感想。ゲームとは印象がけっこう違った。

yuno-anime.com アニメ化にあたってはいくつか不安があった。 ひとつめはゲームで一番の売りだったA.D.M.Sをどう表現するのか。 「時間を巻き戻しても、起こった出来事が積み重なって物語となること(時間は可逆でも歴史は不可逆)」「その積み重なった歴史…

「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公」のラノベ「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」が懐かしい。

少し前に話題になった「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公のアニメはあるのか」という話で、「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」を久しぶりに思い出した。 anond.hatelabo.jp [まとめ買い] 女戦士エフェラ&ジリオラ(幻狼ファンタジアノベ…

仲間由紀恵・阿部寛主演ドラマ「トリック」エピソードごとのネタバレ感想

第1話 発売日: 2017/07/15 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る Amazonプライムビデオで、ドラマ「トリック」を見て、今さらハマっている。 劇場版を見て余り面白いと思わなかったので、長年「自分には合わないドラマだ」と思っていたが、ドラ…

【ネタバレあり】諌山創「進撃の巨人」あらすじと重要設定を5分でおさらい(28巻まで・随時更新)

だいぶ世界の姿が分かってきて、話もややこしくなってきたので、一巻から改めて読み直してみました。 読み直してみると何気なく読み飛ばしていた事実があったり、初めに読んだときには理解できなかった登場人物の心情に感じ入ったりします。 ひと言でいうと …

自分が始めた物語をたった一人で戦い続ける「ワンダと巨像」という神ストーリー。

www.saiusaruzzz.com 前回の記事で、「他者は他者である限り、自分という存在を規定し、縛り、歪め抑圧する可能性を内包する存在」であることを「他者が内包するリスク」と仮に名付け、その「リスクを取ってでも他者といるのか」という軸で「赤ずきんの狼弟…

【ネタバレ感想】「他人にとってリスクである自分」と正面から向き合った「赤ずきんの狼弟子」は、素晴らしい漫画だった。

評判が良かったので、茂木清香「赤ずきんの狼弟子」を既刊三巻を購入した。 赤ずきんの狼弟子 作者: 茂木清香 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 無力な人間、人間を喰らう獣人、獣人を狩る本能を持つ狩人の三種の人種が存在する世界で、「最強…

神川県伊勢原市の大山を舐めて登ったら、死にそうになった。

先日、神奈川県伊勢原市にある大山に行ってきた。 www.ooyama-cable.co.jp 友達が子供のころ親と行ったことがあるという話から、都心からも近いし行ってみようということになった。 親子連れがハイキングを楽しむような山だろう、余裕余裕と舐めていた。自分…

七瀬夏扉「ひとりぼっちのソユーズ」の感想と編集者の「失敗だった」という言葉について勝手に考えた話。

kakuyomu.jp この記事を読んで、「ひとりぼっちのソユーズ」を即座に購入した。 共感したからとか同情したわけではなく、この文章を書く人の本なら面白いだろうと思ったからだ。 最初は他のコンテンツと同じように、作者や背景とは切り離して小説そのものの…

厨二病のバイブルとしてのJ・D・サリンジャー「フラニーとゾーイー」

厨二病とは「他人(社会)から見られている自分、求められている役割」と自分の内面とのギャップに折り合いがつけられない、もしくはつけていない状態だと思っている。 このブログに厨二病とつけたのは、書き手である自分は、社会から与えられた属性に縛られ…

ブログを書くのは、賽の河原で石を積む行為に似ている。

ブログを始めて三年経つので、今の時点で思っていることを書こうと思った。 昨年の記事を読んだら、考えていることが大して変わっていなかった。 自分にとってのブログ。 自分はブログを、仕入れた知識を独自の分類方法に基づいて区分けした、図書館みたい…

【Bリーグを初観戦したい人向け】Bリーグの魅力とおススメな観戦のしかたを話したい。

21年ぶりのバスケワールドカップ自力出場が追い風となってか、Bリーグの観客動員数が増えている。B1全チームの平均観客動員数が、初めて3000人を突破したそうだ。 千葉ジェッツはBリーグ通算観客動員数が40万人を突破した。 先日、千葉ポートアリーナで行…

ジョルジュ・バタイユ「眼球譚」を読んで、やりきれない気持ちになった。

ジョルジュ・バタイユの本はタイトルに心惹かれるものが多かったので、処女作の「眼球譚」を読んでみた。 眼球譚(初稿) (河出文庫) 作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2003/05/01 メディア: 文庫 …

【ネタバレあり】松本清張「遭難」は、出題編のみにとどめておけば傑作だった。

先日、他の記事で紹介されていた松本清張の短編「遭難」が面白そうだったので、即購入した。 松本清張映画化作品集〈3〉遭難 (双葉文庫) 作者: 松本清張 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/07/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含…

【ネタバレ感想】望月峯太郎「ドラゴンヘッド」は、あの名作の熱い感想文として読んだ。

望月峯太郎「ドラゴンヘッド」全10卷を読んだ。 昔、読んでいたけれど、途中で買うか借りるかを止めてそのままだった。 過激な悲惨さや陰惨さを過剰に詰め込んだパニックホラーというイメージだったが、全然違った。 「ドラゴンヘッド」は自分が覚えていたよ…

「ラングリッサー」のキャラクターデザインの変更が残念な件と思い出話。

PS4で「ラングリッサーⅠ&Ⅱ」が4月に発売する。 www.langrisser.com たぶん買う。 Ⅲまでしかやっていないけれど、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはかなりのめりこんでやった。懐かしい。 Ⅰがメガドライブからプレステ(だったかな?)に移植されたとき、何かの事情で自分が一番好…

「蠅の王」の新訳と旧訳の読み比べをしながら、翻訳について考えたこと。

2017年にウィアリアム・ゴールディングの「蠅の王」の新訳が出たので、購入して読んでみた。 蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) 作者: ウィリアムゴールディング,William Golding,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/04/20 メディア: 文庫 …

第12回スーパーダッシュ小説新人賞優秀賞受賞作「代償のギルタオン」のいい点と問題点を勝手に考えた。

神高槍矢の「代償のギルタオン」の既刊三巻までがまとまった合本を読み終えた。 「え? ここで終わり?」というところで終わっている。三巻の初版が2014年7月なので、続きが出ることを期待するのは難しいかもしれない。 よく見たら、合本版も「全」3卷に…

読めば読むほど、何故冒険に行くのか分からない。角幡唯介「空白の五マイル -チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む-」

www.saiusaruzzz.com イギリスから北米大陸に出る航路を探す旅の途中で全滅したフランクリン隊の足跡を追う、北極探検記「アグルーカの行方」が滅茶苦茶面白かったので、続けて購入。 ツアンポー峡谷という場所自体、自分にとってはとても価値があるところだ…

【日本男子バスケットボール】祝☆三大会ぶりにワールドカップ出場! 自力での出場は21年ぶり!

日本男子バスケットボール代表が、カタールを96対48で破り、ワールドカップ本大会の出場を決めた。 予選を勝ち抜いた自力での出場は21年ぶりの快挙だ。 いやあ良かった。 イラン戦を見たときは、どうなることかと思っていたけれど。 ファジーカスと比江島の…

【「カラマーゾフの兄弟」人物語り】フェラポント神父と承認欲求

www.saiusaruzzz.com この本を読んでいるときに、「カラマーゾフの兄弟」のフェラポント神父のことを思い出した。 フェラポント神父は、主人公アリョーシャが慕っているゾシマ長老と対立している。 ゾシマ長老の死の直前と直後の場面に出てくるが、物語の主…

孤独とは何なのか。「ある世捨て人の物語 -誰にも知られず森で27年間暮らした男-」の感想

2013年4月4日、アメリカのメイン州で無人の別荘地帯に盗みに入った男が捕まる。 捕まったクリストファー・ナイトは、20歳のときに森の中に入って以来27年間、二度簡単な挨拶の言葉を交わした以外は、手紙や文字も含めて一切世間と関わらず生きてきた。 ア…

「まじめだけど、したいんです!」の感想とちょっとまじめな話。

嘉村朗の「まじめだけど、したいんです!」を読んだ。 まじめだけど、したいんです!(2) (ジュールコミックス) 作者: 嘉村朗 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/09/16 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 「女子向けのシチュエーション萌え型…

ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」は、物語の色々な読み方を教えてくれる。

「薔薇の名前」を久しぶりに読んだ。 薔薇の名前〈上〉 作者: ウンベルトエーコ,河島英昭 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1990/02/18 メディア: 単行本 購入: 11人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (185件) を見る 「薔薇の名前」は膨大な知識と…

篠原健太「彼方のアストラ」を読んで、すべての点で平均点を超えている作品のすごさについて考える。

*この記事は「彼方のアストラ」のネタバレが含まれています。未読のかたはご注意ください。 未読のかたはネタバレを見ないで読むことを強くおススメします。 [まとめ買い] 彼方のアストラ 作者: 篠原健太 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ア…

【ネタバレ感想】アニメ版「カオスヘッド」がひどすぎて呆れた。

記事タイトルの通り最初から最後まで批判なので、「カオスヘッド」が好きな人は読まないほうがいいと思う。 ゲーム版はやっていないので、アニメ版のみの話に限定している。 「概念(妄想)と実体の違いは何なのか」 「他者を概念化するとは、どういうことな…

MBTIのタイプにおける典型的なキャラとそれについての雑談。

MBTIの各タイプの典型的なキャラと、その類型について思いついたことを語っています。 創作の中の話に限定しています。書いてあることはすべて自分の個人的な考えです。専門家ではないので、雑談程度に読んでください。 参考文献は以下のものを使用しており…