うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

こんな風に物語を読んでいる。

ブログを書くようになってから、「物語を読む」とはどういうことかを特に考えるようになった。 このブログを書いている人は、こんな風な考え方に基づいて創作を読んで、感想を書いているんだなあと心にとめて記事を読んでくれると嬉しいと思い、自分の物語の…

「ミシシッピー殺人事件」の神攻略動画「始まりはいつも3号室」がすごすぎる。

①「ミシシッピー殺人事件」を子供のころ、どうしてもクリアできなかったので攻略ルートが見たい人。 ②「ミシシッピー殺人事件」は知らないけれど、トライ&エラーの検証とその過程が大好きな人 ③面白いゲーム実況動画が見たい人 ①②③のどれかに当てはまる人は…

【ネタバレあり】諌山創「進撃の巨人」あらすじと重要設定を5分でおさらい(29巻まで・随時更新)

一巻を読んだ時点で、誰がこんな展開を予想していただろう?? 話が込み入ってきたので途中で読むことを止めてしまった人もいると思うのですが、ぜひもう一度手にとって欲しいです。 また「読んでいるけれど、話が込み入ってきたので惰性で読んでいる」とい…

【ネタバレ感想】「実写版デビルマン」は何がダメなのか。

デビルマン 発売日: 2015/08/01 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 先日、ようやく視聴した。 これで「実写版デビルマン警察」になれる。 感想は「思ったよりは悪くなかった」 その「思った」は、今までさんざん聞いてきた「実写版デビルマ…

姉妹が死んだ理由を考える話かと思いきや。「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」

何十年か前に同級生だったリズボン家の十代の五人姉妹が全員自殺した事情を関係者に聞きながら、当時のことを思い出す話。 何かの事象が起こった理由を、色々な立場の人の話を聞きながら探り当てる話、いわゆる「藪の中」系統が大好きなのであらすじに惹か…

モームが語る「ドストエフスキーが描く女性像は偏っている」について

anond.hatelabo.jp 結論としてこうなる。Fateに感じる気持ち悪さは、那須きのこ氏が人間を描けていないからだ。 どこかで似たような話を聞いたことがあるな、と考えて、モームが「世界の十大小説」の中でドストエフスキーについて似たようなことを話している…

大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の第三話を見て、千葉ジェッツのことを思い出す。

TBSの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」を見ている。 www.tbs.co.jp 大手自動車メーカーのエリート社員・君嶋が幹部ににらまれて、左遷させられる。 左遷先が連敗続きでお荷物になっているラグビーチーム・アストロズのGMで、有能だがこれまたラグビー界では煙…

【MBTIを用いてキャラ語り】創作における内向感情型について INFP(ロイエンタール)対ISFP(尾形)

MBTIを用いたキャラ語り。 *創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事末尾に掲載。 内向感情を主機能として使うINFPとISFPのキャラについての、個人的な考え。 内向感情型のひとには、「静かな水は深…

読者を「暴力と流血の歴史」に基づいた仮説的世界の神にする。コーマック・マッカーシー「ブラッド・メリディアン」

「ザ・ロード」の興奮を引きずったまま、「越境」に引き続き、「ブラッド・メリディアン」を読んだ。 ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤 (ハヤカワepi文庫) 作者: コーマックマッカーシー,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/08…

【ダークソウルⅢ考察】ロンドールの黒教会、アリアンデルの絵画世界について

ダークソウルⅢの「ロンドールの黒教会」及び「アリアンデルの絵画世界」周辺の考察。ゲーム内の会話及びアイテムのテキストのみを参考にして考察している。 会話文はコチラを参照。 DARK SOULS TRILOGY -Archive of the Fire- 作者: 電撃PlayStation編集部 …

【ネタバレ感想】乃木坂太郎「第3のギデオン」は、「息子が父親になるまでの話」として名作。

前々から読みたいと思っていた乃木坂太郎の「第3のギデオン」が三巻まで無料になっていたので、全巻購入して読んでみた。 [まとめ買い] 第3のギデオン 作者: 乃木坂太郎 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ずっと前から読みたいと思っていたが…

死んだ同級生の話。

人から聞いた話。 近所のコンビニの駐車場で、久しぶりに中学時代の同級生と再会した。 同級生に気づいたのは、こちらの顔をじっと見つめてきたからだ。 最初は「変な奴だな、人の顔をじろじろ見て」と思ったが、よく見たら知っている奴だった。 「久しぶり…

【ネタバレあり】新海誠監督「雲のむこう、約束の場所」の設定の整理とあらすじ&感想

雲のむこう、約束の場所 発売日: 2014/12/19 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「雲のむこう、約束の場所」は、やや設定がややこしく、作内ではそれほど細かい説明がない。 あらすじとアニメの作内設定(小説版や設定資料などは読んでいな…

「言の葉の庭」を見て、新海誠監督作品の何が気持ち悪く感じるのかやっとわかった。

言の葉の庭 発売日: 2014/11/15 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「ほしのこえ」に引き続き、「言の葉の庭」を視聴した。 今までずっと自分がうっすらと感じていた、新海誠監督作品*1に対して感じていた気持ち悪さが何なのかがようやくわ…

「人目につかぬよう、勇作殿を裏からお見送りしろ」を当たり前と思うかどうかで見方が変わるのが、物語を読む面白さ。

www.saiusaruzzz.com この話の続き、というか補足。 尾形に対しての見方が変わるまでの過程のメモだ。 前回に引き続き、11巻と17巻の尾形の過去のエピソードがメインの話になっている。 最初に尾形が↑の記事のような人では、と思ったのは17巻を読んだときだ…

【ネタバレ感想】新海誠監督「ほしのこえ」を見たら、「秒速5センチメートル」のすごさがさらにわかった。

Amazonで新海誠監督作品「ほしのこえ」を視聴した。 以下、アニメ版のみを見た感想で、「秒速5センチメートル」の自分の個人的な解釈を前提として感想を述べている。 「秒速5センチメートル」の感想を読んでいないと意味がわからない可能性が高いので、良…

【ダークソウルⅢキャラ考察】兄王子ローリアン&王子ロスリックについて

「ダークソウルⅢ」の双王子、兄王子ローリアン&王子ロスリックについての考察。 生まれたときローリアンは健康体だったが、ロスリックは「王家の悲願、薪の王たる運命に生まれた彼はしかし病を抱え萎びた赤子であった」(祈祷のローブの説明文) 「ロスリッ…

誰かが「災厄」になることを食いとめる「家族という関係性が病んでいる」という考えかた

www.saiusaruzzz.com 前回、「ゴールデンカムイ」の尾形は、アダルトチルドレンの類型のひとつであるスケープゴートではないか、という記事を書いた。「今の時点では自分にはそう読める」というその解釈に基づいて、今回の記事を書いている。 尾形は気の毒…

【「ゴールデンカムイ」キャラ語り】尾形百之助のスケープゴート感が、読んでいてしんどい。

Amazonプライムビデオで「ゴールデンカムイ」のアニメを見ている。 ウェンカムイ 発売日: 2018/07/14 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 原作の11巻と17巻に載っている尾形の過去のエピソードを読み返したら、やたらしんどく感じた。 初読の…

【ネタバレ感想】幾原邦彦監督 「さらざんまい」は「私」には関係のない話だった。

幾原邦彦監督「さらざんまい」を全皿、観終わった。 とりあえず通しで見た感想をあんまりごちゃごちゃ考えず、さらっと、書く。 他の人の感想や考察、製作者のインタビューなどは例によって見ていない。あくまで自分が初見で内容を見ただけの、ただの感想だ…

東元俊哉「テセウスの船」八巻までのネタバレ感想。もうすぐ最終回&ドラマ化おめでとう。

テセウスの船(8) (モーニングコミックス) 作者: 東元俊哉 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/06/21 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 6月21日に「テセウスの船」の第八巻が発売した。 27日発売の本誌で最終回のようだ。 八巻で「加藤…

「セリフで言っていることはすべてその人の本心」と思っている人に、究極のツンデレ「ダークソウルⅢ」のカリムのイーゴンを紹介したい。

ドラマや漫画などで「セリフで言っていることはすべてその人の本心」と思ってる人に面食らってしまう - Togetter 「セリフで言っていることはすべてその人の本心」だと思っている人って、ミステリーはどうやって読むのだろう。 あと恋愛漫画も読むのが大変…

村上春樹・柴田元幸「本当の翻訳の話をしよう」を読んで、黒原敏行の翻訳にだいぶお世話になっていることに気づいた。

本当の翻訳の話をしよう 作者: 村上春樹,柴田元幸 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング 発売日: 2019/05/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 村上春樹と柴田元幸の翻訳についての本を読むのは、「翻訳夜話」「翻訳夜話2 サリンジャー戦記…

コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」が素晴らしかったので、個人的な解釈を語りたい。

映画化もされたコーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」を読んだ。 ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) 作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/05/30 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 54回 この商品を含むブロ…

「相手にも自分と同じクズでいて欲しい」気持ちを描いた、樹なつみ「パッション・パレード」の神回。

www.saiusaruzzz.com 「蟻の棲み家」は「分断する自分」への無頓着さが気になり、自分の中でかなり評価が低い。ただ感想記事でも紹介した 「安易な区分けは不当に誰かを貶める危険がある。そして不当に貶められた人たちは誇りを叩き壊されて、規範意識を持て…

最貧困男子の苦闘を描いた、望月諒子「蟻の棲み家」は、どうしても他の作品と比べてしまう。

「蟻の棲み家」あらすじ 東京都内の河原で、顔をつぶされた男の死体が発見された。 同じころ起こった、身を売って生活をする女性二人の射殺事件。 フリーライターの木部美智子は、弁当工場の工場長に対する恐喝事件を調べるうちに、稚拙な恐喝事件と、三件の…

【ネタバレ感想】佐々木ミノル「中卒労働者から始める高校生活」は、恋愛ものとして面白い。

前から読みたいと思ったので、既刊12巻までいっき読みした。 [まとめ買い] 中卒労働者から始める高校生活 作者: 佐々木ミノル メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 想像していた内容と違った。 主人公の境遇と、舞台が様々な事情を抱え年代がバラ…

【ネタバレ感想】今村昌弘「魔眼の匣の殺人」は、遊び心満載の上質なホワイダニットだった。

*本記事には「魔眼の匣の殺人」のネタバレが含まれます。未読のかたはご注意ください。未読のかたは作品を読んでから読まれることをおススメします。 魔眼の匣の殺人 作者: 今村昌弘 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本 この…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」10卷まで。読みかたについての反省会。

2019年5月29日に「モンキーピーク」10卷が発売された。 モンキーピーク 10 作者: 志名坂高次,粂田晃宏 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2019/05/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る だいぶ読むモチベーションが下がっていたけれど、最…

【さらざんまい7話まで】悠が火車らないか心配だ。

火車る。 www.saiusaruzzz.com 悠を見ていると、「火車」の新城喬子を思い出す。 もしくは「アフターダーク」のコロオギ状態……には、誓と一緒に逃げたらなりそうだ。 アフターダーク (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/09/1…