うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

「セリフで言っていることはすべてその人の本心」と思っている人に、究極のツンデレ「ダークソウルⅢ」のカリムのイーゴンを紹介したい。

ドラマや漫画などで「セリフで言っていることはすべてその人の本心」と思ってる人に面食らってしまう - Togetter 「セリフで言っていることはすべてその人の本心」だと思っている人って、ミステリーはどうやって読むのだろう。 あと恋愛漫画も読むのが大変…

村上春樹・柴田元幸「本当の翻訳の話をしよう」を読んで、黒原敏行の翻訳にだいぶお世話になっていることに気づいた。

本当の翻訳の話をしよう 作者: 村上春樹,柴田元幸 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング 発売日: 2019/05/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 村上春樹と柴田元幸の翻訳についての本を読むのは、「翻訳夜話」「翻訳夜話2 サリンジャー戦記…

コーマック・マッカーシー「ザ・ロード」が素晴らしかったので、個人的な解釈を語りたい。

映画化もされたコーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」を読んだ。 ザ・ロード (ハヤカワepi文庫) 作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2010/05/30 メディア: 文庫 購入: 11人 クリック: 54回 この商品を含むブロ…

「相手にも自分と同じクズでいて欲しい」気持ちを描いた、樹なつみ「パッション・パレード」の神回。

www.saiusaruzzz.com 「蟻の棲み家」は「分断する自分」への無頓着さが気になり、自分の中でかなり評価が低い。ただ感想記事でも紹介した 「安易な区分けは不当に誰かを貶める危険がある。そして不当に貶められた人たちは誇りを叩き壊されて、規範意識を持て…

最貧困男子の苦闘を描いた、望月諒子「蟻の棲み家」は、どうしても他の作品と比べてしまう。

「蟻の棲み家」あらすじ 東京都内の河原で、顔をつぶされた男の死体が発見された。 同じころ起こった、身を売って生活をする女性二人の射殺事件。 フリーライターの木部美智子は、弁当工場の工場長に対する恐喝事件を調べるうちに、稚拙な恐喝事件と、三件の…

【ネタバレ感想】佐々木ミノル「中卒労働者から始める高校生活」は、恋愛ものとして面白い。

前から読みたいと思ったので、既刊12巻までいっき読みした。 [まとめ買い] 中卒労働者から始める高校生活 作者: 佐々木ミノル メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 想像していた内容と違った。 主人公の境遇と、舞台が様々な事情を抱え年代がバラ…

【ネタバレ感想】今村昌弘「魔眼の匣の殺人」は、遊び心満載の上質なホワイダニットだった。

*本記事には「魔眼の匣の殺人」のネタバレが含まれます。未読のかたはご注意ください。未読のかたは作品を読んでから読まれることをおススメします。 魔眼の匣の殺人 作者: 今村昌弘 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2019/02/20 メディア: 単行本 この…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」10卷まで。読みかたについての反省会。

2019年5月29日に「モンキーピーク」10卷が発売された。 モンキーピーク 10 作者: 志名坂高次,粂田晃宏 出版社/メーカー: 日本文芸社 発売日: 2019/05/29 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る だいぶ読むモチベーションが下がっていたけれど、最…

【さらざんまい7話まで】悠が火車らないか心配だ。

火車る。 www.saiusaruzzz.com 悠を見ていると、「火車」の新城喬子を思い出す。 もしくは「アフターダーク」のコロオギ状態……には、誓と一緒に逃げたらなりそうだ。 アフターダーク (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/09/1…

山崎雅弘「中東戦争全史」 自分たちも、彼らと同じ構造の中で生きているのかもしれない。

一冊で、今日の中東問題や経緯が一通りわかる。 【新版】中東戦争全史 (朝日文庫) 作者: 山崎雅弘 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2016/08/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る シリアの内戦とイスラム国のことが知りたくて、シリ…

PS4「コール・オブ・クトゥルフ」の原作「クトゥルフの呼び声」など周辺情報のまとめ。

コール・オブ・クトゥルフ - PS4 【CEROレーティング「Z」】 出版社/メーカー: オーイズミ・アミュージオ 発売日: 2019/03/28 メディア: Video Game この商品を含むブログを見る PS4「コール・オブ・クトゥルフ」が面白い。 自分が想像したクトゥルフ神話の…

「男性にとっての『友達』はお互いに迷惑をかけあっていい存在」の元ネタ、グリフィスのガッツに対する感情の考察を紹介したい。

togetter.com 先日、ホッテントリに入っていたまとめのタイトルが「どこかで聞いたことがある話だな」と思ったら、自分の記事を介した話だったらしくびっくりした。 自分が記事の中で、「ベルセルクについて、こういう考察をしている人がいて面白かった」と…

【ネタバレあり】曽根富美子「親なるもの 断崖」のわりと細かい話。

[まとめ買い] 特装版「親なるもの 断崖」(フラワーコミックス) 作者: 曽根富美子 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 最近、また読み返したので思いついたことや考えたことを書きたい。 茜というキャラと梅との関係 梅と茜の関係は、最初読ん…

【2019年Bリーグ】チャンピオンシップ決勝戦雑感。アルバルク東京が二連覇、千葉ジェッツ惜敗優勝を逃す。

未だにショックから立ち直れない。 まさか負けるとは…。 今年は絶対にいける、初優勝だと思っていたのに。 漫然とそう思っていたわけではなく、チャンピオンシップの内容を見ていても、今のジェッツとアルバルクならジェッツが勝つだろうと思っていた。 結果…

幾原邦彦監督「さらざんまい」が面白すぎて、5話までいっき見した。

さら~~~~!! さら~~~~!!! さら~~~~!!!! さらざんまい!! #1 つながりたいけど、偽りたい メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 自分の好みではなさそうだったので、見ようか迷っていた。 つまらなかったら切ればいいんだ…

藤本タツキ「妹の姉」のどこが気持ち悪いのか考えてみた。

話題になっていた藤本タツキの読み切り「妹の姉」は、自分にとっては不気味で気持ち悪い話だった。 せっかくの連休なので自分がこの話のどこがどう不気味で気持ち悪く感じるのかを、ちょっと考えてみた。 作者の周辺情報は特に考慮に入れず、あくまで「妹の…

【2019年Bリーグ】チャンピオンシップ一回戦雑感。川崎ブレイブサンダースは来シーズンに期待。

www.bleague.jp 今年は連休中に行われているBリーグチャンピオンシップ。祭日だと試合会場に行けるし、全試合見れるのでありがたい。 千葉は富樫が絶好調だ。エドワーズのミスの多さと元気のなさが気になるが、パーカーは安定しているし、ダンカンが素晴らし…

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」第四話までの感想。亜由美さんがアホの子に見えて辛い。

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を第四話まで見た。 『止められない涙』 発売日: 2019/04/20 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る アニメの長さで全ルートと異世界編までやるとなると、これくらいのスピードになる、それはわかる…

【ネタバレ感想】PS4「イース8 Lacrimosa of DANA」のストーリーに納得がいかないので、色々と話したい。

PS4版「イース8 Lacrimosa of DANA」を真エンドでクリアした。 イースVIII -Lacrimosa of DANA- - PS4 出版社/メーカー: 日本ファルコム 発売日: 2017/05/25 メディア: Video Game この商品を含むブログ (9件) を見る 任天堂スイッチ版。 イースVIII -Lacr…

【ネタバレ感想】アガサ・クリスティ原作ドラマ第四弾「予告殺人」が原作以上に面白かった。

www.tv-asahi.co.jp 毎年恒例になりつつある、アガサ・クリスティ作品をドラマ化した相国寺竜也シリーズ。 今年は「予告殺人」かあ、と実はいまいちテンションが上がらなかった。 余り好きじゃないんだ。 親族内・家内・地域内の箱庭的な人間関係、ある気づ…

多様化する現代社会の考え方のお供に。石原英敬「現代思想の教科書」

主にソシュール以後の構造主義、ポスト構造主義周辺の思想を取り上げている。 現代思想の教科書 (ちくま学芸文庫) 作者: 石田英敬 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2010/05/10 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 21回 この商品を含むブログ (7件) を見…

【ネタバレ注意】人は何に最も騙されやすいのか。カトリーヌ・アルレー「わらの女」

「塚本廉」が嘘だったんじゃない、全部が嘘だったんだ|カフカと知恵の輪 小保内太紀|note この記事を読んで、「わらの女」を思い出した。 なぜこういう人に人は引き寄せられてしまうのだろうか。 「いいですか。私は、たった今、非常に重大な質問をした。…

アニメ版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を二話まで視聴した感想。ゲームとは印象がけっこう違った。

yuno-anime.com アニメ化にあたってはいくつか不安があった。 ひとつめはゲームで一番の売りだったA.D.M.Sをどう表現するのか。 「時間を巻き戻しても、起こった出来事が積み重なって物語となること(時間は可逆でも歴史は不可逆)」「その積み重なった歴史…

「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公」のラノベ「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」が懐かしい。

少し前に話題になった「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公のアニメはあるのか」という話で、「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」を久しぶりに思い出した。 anond.hatelabo.jp [まとめ買い] 女戦士エフェラ&ジリオラ(幻狼ファンタジアノベ…

仲間由紀恵・阿部寛主演ドラマ「トリック」エピソードごとのネタバレ感想

第1話 発売日: 2017/07/15 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る Amazonプライムビデオで、ドラマ「トリック」を見て、今さらハマっている。 劇場版を見て余り面白いと思わなかったので、長年「自分には合わないドラマだ」と思っていたが、ドラ…

【ネタバレあり】諌山創「進撃の巨人」あらすじと重要設定を5分でおさらい(28巻まで・随時更新)

だいぶ世界の姿が分かってきて、話もややこしくなってきたので、一巻から改めて読み直してみました。 読み直してみると何気なく読み飛ばしていた事実があったり、初めに読んだときには理解できなかった登場人物の心情に感じ入ったりします。 ひと言でいうと …

自分が始めた物語をたった一人で戦い続ける「ワンダと巨像」という神ストーリー。

www.saiusaruzzz.com 前回の記事で、「他者は他者である限り、自分という存在を規定し、縛り、歪め抑圧する可能性を内包する存在」であることを「他者が内包するリスク」と仮に名付け、その「リスクを取ってでも他者といるのか」という軸で「赤ずきんの狼弟…

【ネタバレ感想】「他人にとってリスクである自分」と正面から向き合った「赤ずきんの狼弟子」は、素晴らしい漫画だった。

評判が良かったので、茂木清香「赤ずきんの狼弟子」を既刊三巻を購入した。 赤ずきんの狼弟子 作者: 茂木清香 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 無力な人間、人間を喰らう獣人、獣人を狩る本能を持つ狩人の三種の人種が存在する世界で、「最強…

神川県伊勢原市の大山を舐めて登ったら、死にそうになった。

先日、神奈川県伊勢原市にある大山に行ってきた。 www.ooyama-cable.co.jp 友達が子供のころ親と行ったことがあるという話から、都心からも近いし行ってみようということになった。 親子連れがハイキングを楽しむような山だろう、余裕余裕と舐めていた。自分…

七瀬夏扉「ひとりぼっちのソユーズ」の感想と編集者の「失敗だった」という言葉について勝手に考えた話。

kakuyomu.jp この記事を読んで、「ひとりぼっちのソユーズ」を即座に購入した。 共感したからとか同情したわけではなく、この文章を書く人の本なら面白いだろうと思ったからだ。 最初は他のコンテンツと同じように、作者や背景とは切り離して小説そのものの…