うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

よく読まれている、このブログのおススメの記事

このブログでおススメの記事を選びました。比較的、多くの方に読んでいただいているものです。ジャンルは小説や漫画、ドラマの批評・感想・管理人うさるの考え方などです。少しでも面白いと思っていただければ幸いです。 特におすすめしたいものはブログカー…

現在は、noteと一次創作をメインに書いています。

2023年12月からは、ブログは月一回程度の更新にして、noteをメインに書くことにしました。 note.com 両方愛着があるので悩んだけれど、色々考えた末、そうすることにしました。 よろしければフォローをお願いします。 ↓色々考えた痕跡。 何もかもやることは…

【ゲーム感想】「パラノマサイト FILE23 本所七不思議」 こういうゲームがもっともっとプレイしたい。

www.jp.square-enix.com 「パラノマサイト」をクリアした。プレイ時間は10時間いかないくらい。 プレイしているあいだ、ずっと懐かしかった。 オカルトと過去の事件、現在の状況が複雑に絡み合った謎だらけのストーリー。 様々な登場人物の選択や思惑が絡み…

「なぜ隣人を殺したか ルワンダ虐殺と煽動ラジオ放送」を、現代の問題を語るために用いるのは問題が多いのでは。

www.saiusaruzzz.com ↑の本を読み終わったタイミングで、ちょうどNHKで1998年に制作されたルワンダの虐殺についての番組を放送していたので、合わせて見てみた。 「なぜ隣人を殺したか」は、94年4月のジェノサイドの時に、幼い甥と姪を殺してしまった少年フ…

ルワンダのジェノサイドはなぜ起こったのか。「ジェノサイドの丘 ルワンダ虐殺の隠された真実」を読んで考えたこと

日本語で出版されている中では一番ルワンダで起こったジェノサイドについて詳細に描かれている「ジェノサイドの丘」を読み終わった。 ジェノサイドの丘〈新装版〉―ルワンダ虐殺の隠された真実 作者:フィリップ・ゴーレイヴィッチ WAVE出版 Amazon この本を読…

【エルデンリングストーリー考察】三つの世界の可能性=源流から、ストーリーの全体像を考える。

ストーリーの大まかな全体像について考えたことのまとめ。 「エルデンリング」のストーリーの前提 「律」が壊れているので、時系列や因果律が乱れている。 現在と過去と未来が同時に事象化しており、一人の人物(の可能性)が必ずひとつの実体に集約されてい…

【ドラマ感想】宮藤勘九郎脚本「俺の家の話」 物語の深層に眠る自己犠牲のストーリーに涙が止まらない。

*本記事はネタバレ感想です。未視聴のかたはご注意ください。 第一話 濃すぎる家族の全力介護が始まる! Amazon 遅らばせながら宮藤官九郎脚本「俺の家の話」全10話を見た。 「俺の家の話」は、介護される父親と介護をする息子の親子愛、そして家に住む兄弟…

創作好きに色々な意味でぶっ刺さる。古屋兎丸「アマネ♰ギムナジウム(前半)」の紹介と感想

アマネ†ギムナジウム(1) (モーニングコミックス) 作者:古屋兎丸 講談社 Amazon 後半は不満があるのだが真相が解明されるまでの前半部分が凄くよかったので、紹介したい。 創作好きなら、笑いと共感と苦笑いと変な声がいっぺんに出ること請け合いである。 …

「独裁体制から民主主義へ ー権力に対抗するための教科書ー」が面白かった。

「100分de名著」で取り上げられて話題になったジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ ー権力に対抗するための教科書ー」を読んだ。 独裁体制から民主主義へ―権力に対抗するための教科書 (ちくま学芸文庫) 作者:ジーン シャープ,Sharp,Gene 筑摩書房 Amaz…

アフリカ系女性で初めてノーベル文学賞を受賞したト二・モリスンが描く、差別の構造と傷痕について「ビラヴド」

ビラヴド (ハヤカワepi文庫) 作者:トニ モリスン 早川書房 Amazon アフリカ系女性で初めてノーベル文学賞を受賞したト二・モリスンが、実際の事件を基に奴隷制度の傷痕について描いた話。 奴隷としての過去を持ち、現在は自由の身になったセサは、娘のデンヴ…

NHK大河ドラマ「光る君へ」第六話まで見た忌憚のない感想・その恋愛描写は必要なのか。

*前回。 www.saiusaruzzz.com これまで「自分は宮廷の権力闘争に興味はないし、藤原家の行く末もなるようになればいい」と距離を取っていた道長がいよいよ後に最高権力者になる片りんを見せ始めた。 痣だらけの顔の道兼と対峙した時、今まで通り気圧される…

NHK大河ドラマ「光る君へ」第一話・第二話を見た忌憚のない感想

楽しみにしていた今期の大河ドラマ「光る君へ」の第一話、第二話を見たのでその感想。 「面白かった。先が楽しみ」 「豪華で実力派の俳優陣の演技を見ているだけで楽しい」 全体的にはこういう感想だが、強いて言えば「個人のストーリー」と「(宮廷政治など…

雨穴「変な家2」を謎解き推理して答え合わせしてみた&ネタバレ感想

変な家2 ~11の間取り図~ 作者:雨穴 飛鳥新社 Amazon 一見無関係に見える11の間取り図とそこにまつわる謎から、背後に隠れている不気味なストーリーが浮かび上がる「変な家2」を読み終わった。 ひとつひとつの間取りにまつわる話は、単体だけでも面白い。 …

【ゲーム感想】「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」の良かったところと気になったところを語りたい。

「ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島」をクリアした。 ストーリーをクリアして、自由にビルド出来るこれからが本番という感じだが、せっかくなのでストーリーモードの感想を一通り述べたい。(ネタバレ注意) 〔新価格版〕ドラゴンク…

「自分と異質で相容れない考えは、自分にとってこそ必要である」と立花隆の言葉を読んで改めて思った。

立花隆の「日本共産党の研究(一)」を読んでいる。 日本共産党の研究(一) (講談社文庫) 作者:立花隆 講談社 Amazon その中に書かれたこの文章が良かった。 私の基本的な社会観はエコロジカルな社会観である。多様な人間存在、多様な価値観、多様な思想の…

急にマッピングがしたくなって、ゲームブック「パンタクル2」をやり始めた。

www.saiusaruzzz.com 相変わらずゲームブック「ドルアーガの塔三部作」実況を見ている。 見ているうちに久しぶりに手書きマッピングをしたくなった。 ©しのゲーム 見るだけでときめく。 自分が知っている限りだと、ブロック(スクエア)数が表記されていて正…

「賭博黙示録カイジ」再読。福本漫画の世界は、命を賭けて鉄骨歩きをしなければ「世間に入っていけない」

*本記事には「賭博黙示録カイジ」のネタバレが含まれます。 『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』 【無料公開中】 | ヤンマガWeb 「カイジ」の「24憶脱出編」の冒頭数話が無料公開されていたので、読んでみたら面白かった。 (引用元:「賭博堕天録カイジ 24…

「ソ連や中国は(国家)資本主義であり、マルクスが想定したコミュニズム社会ではない」ということがわかりやすい「ゼロからの『資本論』」

「資本論」入門書二冊目「ゼロからの『資本論』」を読んだ。 ゼロからの『資本論』 (NHK出版新書) 作者:斎藤 幸平 NHK出版 Amazon 池上彰の本が「わかりやすく伝えること」を第一にしているのに対して、「ゼロからの『資本論』」は著者の視点や主張がかな…

ある作品を読むことで他の作品の理解が深まると、テンションが上がる。その2(「火山島」×「カラマーゾフの兄弟」)

note.com ↑の話の続き&補足。 いま読んでいる「火山島」の7巻に、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のオマージュシーンが出てきた。 反政府組織の裏切者である柳達鉱(ユ・タルヒョン)を、主人公の李芳根(イ・バングン)が糾弾する。 このシーン…

これ一冊で「資本論」の内容がざっくりわかる。池上彰「高校生からわかる『資本論』」はさすがのわかりやすさだった。

池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」 (集英社文庫) 作者:池上 彰 集英社 Amazon 「資本論」の入門書を読み比べてみよう企画第一弾として、池上彰の「高校生からわかる『資本論』」を読んだ。 本書でも言われている通り、「資本論」はマルクス特有…

「ゲームブック・ドルアーガの塔1巻『悪魔に魅せられし者』」の実況が面白い&ゲームブックの思い出話をしたい。

ゲームブック「ドルアーガの塔一巻『悪魔に魅せられし者』」の実況動画を見ている。 #1 ドルアーガの塔で遊びます!【ゲームブック実況】 - YouTube ただ文章を読み上げるだけだったらどうなのか? と疑心暗鬼で見てみたが、 「ドラゴンクエストビルダーズ2…

哲学は「みんなが納得できる共通の原理」を、みんなで探すジャンルだったのか。

竹田教授の哲学講義21講―21世紀を読み解く 作者:竹田 青嗣 みやび出版 Amazon ↑をもう一度読み直して、学んだこと考えたことのまとめ。 この本を三回通読して、自分が勘違いしていた*1と気付いた。 この記事では、自分が「哲学とはそういうものだったのか」…

「学問の自由、言論の自由とは何なのか。公共の福祉と対立した時、どう考えるべきか」についての学び。

経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み (中公新書) 作者:猪木 武徳 中央公論新社 Amazon メインは経済の話だが、それ以外もなぜそんな社会制度があるのか、どんなリスクに対応しているか、ということが書かれていて面白かった。 副タイトルである「…

「葬送のフリーレン」を「つまらない」と感じるのは何故か。

*既刊のネタバレが含まれます。 葬送のフリーレン(11) (少年サンデーコミックス) 作者:山田鐘人,アベツカサ 小学館 Amazon 以前から気になっていたけれど、「葬送のフリーレン」を検索にかけると、「関連性の高い検索」で「つまらない」が出てくる。*1 …

【アニメ感想】「葬送のフリーレン」4話まで。原作とは違う視点が入れることで、物語のテーマの美しさがより際立つ。

※既刊11巻までの若干のネタバレがあります。未読のかたはご注意ください。 別に魔法じゃなくたって… 種﨑敦美 Amazon 「葬送のフリーレン」のアニメがついに始まった。 第一話を見て(おこがましくて申し訳ないが)「アニメになるならこういう要素を取り入れ…

「降り積もれ孤独な死よ」6巻までの時系列と謎のまとめ&感想

「降り積もれ孤独な死よ」の6巻が発売された。 話も佳境に入っているようなので、頭の整理がてらストーリーの時系列と残っている謎をまとめてみた。 *ストーリーの時系列は単行本の末尾に掲載されているけれど、自分がわかりやすいように書き直してみた。 …

【VIVANT(ヴィヴァン)キャラ語り】ノコルというキャラの魅力に気付くまで。

普段はほとんどドラマを見ない相方が観ていたため、結局何だかんだ一緒に最後まで観た。視聴率も良く、終わったあとの感想も盛り上がっている模様。 b.hatena.ne.jp このドラマで自分の心に一番残ったのは、主人公・憂助の義弟であるノコルである。 この記事…

「社会科学は、なぜ社会運動と結びつきやすいのか」「社会科学と自然科学の違い」について、この説明に「なるほど」と思った。

経済学に何ができるか - 文明社会の制度的枠組み (中公新書) 作者:猪木 武徳 中央公論新社 Amazon この本に書かれている「社会科学と自然科学の違い」の説明と、それを前提にした「社会科学はなぜ、社会運動に結びつきやすいのか」についての下記の説明に凄…

【「エルデンリング」キャラ考察】「指痕爛れのヴァイク」は、なぜ狂い火を宿したのか&「狂い火」とは何かを考えた。

二周目は神秘ビルドなので、「モーゴットの呪剣」をメインに使いつつ、ヴァイクの戦槍も使っている。 「狂い火突き」は強いのだが(しかし凄い名前だ)、いかんせん槍の扱いになれていないのでまったく使いこなせない。ヘリケーも同じ理由で使うのを断念した…

【エルデンリング考察】NPC協力サイン(金サイン)はなぜそこにあるのか、を考えてみた。

レアルカリアの赤狼戦で、セレンの協力サインが出る条件がフロムすぎる automaton-media.com レアルカリアの「ラダゴンの赤狼」戦で、条件を満たせばセレンの協力サインが出る。 そう900時間プレイして判明したことが話題になっていた。 その条件が「レナラ…