うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2018-01-01から1年間の記事一覧

「主人公教」の記事の続きで思いついたことをダラダラしゃべる。

www.saiusaruzzz.com この記事にもらったコメントを読んで思いついたことがけっこうあるので、とりとめなくダラダラ語りたい。 話が長いうえに自分の個人的な(だいぶ偏った)見方に関する雑談だが、興味がある人はどうぞ。 「主人公教」はなぜ起ったのか。…

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝8卷~16卷まで感想

「聖闘士星矢」のスピンオフ「ロストキャンバス外伝」の8卷から16卷までの感想。 1卷から7卷までの感想はコチラ。 www.saiusaruzzz.com 8卷「乙女座アスミタ編」 9卷「牡牛座ハスガード編」 10卷「射手座シジフォス編」 11卷「双子座デフテロス編」&12…

「シュヴァルツェスマーケン」と「破妖の剣」に共通する現象「主人公教」は、物語を蝕み破壊する病だ。

「シュヴァルツェスマーケン」を読んでいるのだが、主人公テオドールの言動にだいぶイライラしている。 何かに似ているなと思ったら、「破妖の剣」にそっくりだ。 「シュヴァルツェスマーケン」の主人公テオドールの周囲で起こった現象と、「破妖の剣」の主…

いしたにまさき「ネットで成功しているのは『やめない人たち』である」の感想。

何を以って「ネットで成功した」と思うかはかなり曖昧だし、人によっても違う。 自分の名前が知られたい、という人もいるだろうし、自分と同じ趣味や考え方の人とつながって安定したコミュニティを作りたい人もいるだろうし、自分の考えを広めたいという人…

「シュヴァルツェスマーケン」を読んで、萌え絵は意外と扱いが難しいと思った。

マヴラブのスピンオフ「シュヴァルツェスマーケン」を読んでいる。 まだ2卷までしか読んでいないが、面白い。国が滅亡寸前のこんな状況でも、権力争いに終始する愚かさや、そういう上層部の思惑で戦場の兵士が死んでいく構図は現実でもよくある話なので読ん…

ウィリアム・フォークナー「八月の光」感想 「血脈と運命という名の呪いの物語」

「八月の光」あらすじ 感想 光文社古典新訳文庫は、非常に読みやすかった。 昔は、この本に書かれていることがピンとこなかった。 「人間はその土地から教えられたように行動する以外にない」 血脈の連環の呪いは、どこまでも追いかけてくる あるいは呪いの…

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝1卷~7卷までの感想

「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」の外伝は、本編ではエピソードごとにアッという間に死んでいく黄金たちの活躍を見ることができる、ファンには嬉しい外伝だ。 こういう作りの外伝は、「ただそのキャラが見られればいい」というそのキャラのファンブ…

竹田青嗣「自分を知るための哲学入門」感想 哲学は身近で実践的なものであることを教えてくれる。

なぜこの本を読みなおそうかと思ったかというと、笠井潔の「哲学者の密室」のことを思い出し、もう一度読みたいと思ったからだ。 哲学者の密室 (創元推理文庫) posted with ヨメレバ 笠井 潔 東京創元社 2002-04-12 Amazon Kindle 最初読んだときはハイデガ…

【ロストキャンバスキャラ語り】アスプロスは、真面目で優しくて面倒くさすぎると思うのだ。

外伝ごとの感想を書こうと思ったのだけれど、アスプロス、デフテロス関連のエピソードが余りに秀逸かつ言いたいことが色々と出てきたので、この二人の関係について語りたい。 聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 11 (少年チャンピオン・コミックス) post…

【海外ドラマ感想】「カーニバル」 無難にまとまってはいるけれど…。

www.saiusaruzzz.com シーズン1は面白かったけれど…。 海外ドラマ「カーニバル」のシーズン2を見終えた。 謎をばら撒く段階、人間関係を説明するために不穏な雰囲気を漂わせながら淡々とカーニバルの一座の日常を描いていたシーズン1は、なかなか面白か…

【ロストキャンバスキャラ語り】パンドラとラダマンティスの関係のどうしようもない断絶具合と、思いが通じ合った凄さについて語りたい。

パンドラの唐突なデレデレぶりにもびっくりしたが、まさかの両想いにもビックリした。 だとすると、あの調教ごっこはそういうプレイだったわけか…。バレンタインには同情の念を禁じ得ない。そういうところも含めて「高潔なかた」だと思っていたのかな。 こ…

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 各エピソード別の感想

聖闘士星矢「ロストキャンバス 冥王神話」全25卷を通しで読んだ。 [まとめ買い] 聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話 作者: 車田正美,手代木史織 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 話を断片的にしか覚えておらずほとんど初読だったこともあり…

ダークソウルⅢの大主教マクダネルが他人とは思えない。

ごくまれに好き嫌いという次元を超えて、「こいつは何か自分と似た臭いがする」というキャラがいる。 大主教マクダネルに会ったときから(死んでいるので会ったとは言えないが、便宜的に)どうもそういうことが頭にちらついて仕方がない。 マクダネルは、隠…

情熱大陸「漫画家 諌山創 進撃の巨人の最終コマが明らかに」の感想。

2018年11月18日(日)情熱大陸「進撃の巨人の作者 諌山創」の感想です。 自分は割と明確に作者と作品は別物と考えているのけれど、作者が自ら表に出て語るのを見ると多少は作品との関連を考えてしまう。 情熱大陸を見て、「進撃の巨人」はまさにこの人から生…

ダークファンタジー系日常ドラマ「カーニバル」シーズン1が面白かった。

Amazonプライムビデオで放映されている、2003年の米ドラマ「カーニバル」シーズン1を観た。 巡業見世物小屋一座との旅立ち 発売日: 2017/05/12 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 世界恐慌後のアメリカ南部の話 「カーニバル」は、世界恐慌…

角川つばさ文庫「飛ぶ教室」はイラストが可愛く、訳も良くておススメだ。

児童文学で最も好きなエーリヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」の新訳が、角川つばさ文庫から出ていたので購入した。 この記事で「アニメ化や漫画化に向いていると思うのだが、若干過激な描写があるせいかならないのでは」と嘆いたが、角川つばさ文庫では現代風の…

オルガの記事についての御礼と前回の記事からちょっと考えが変わった点

www.saiusaruzzz.com この記事をTwitterで紹介していただいたみたいで、たくさんのかたに読んでもらった。三日間でPVが10万くらいいってビックリした。 シェアして下さったかたも読んでいただいたかたも、チラ見してくれたかたにも感謝したい。 本当にどうも…

【ダークソウルⅢキャラ語り】巨人ヨームとカタリナのジークバルドの友情に涙する。

「ダークソウル」や「デモンズソウル」は雰囲気ゲームというか、NPCのエピソードもそれほど共感するものがなかったのたが、「ダークソウルⅢ」のエピソードは共感度が高いものが多い。 会話量やテキスト量はそんなに増えていない、むしろ減っているんじゃない…

Bリーグのチケット購入、観客動員数についての雑感。

本当は毎回でも見に行きたいのだけれど、土曜日が仕事、日曜日は何かと用事が多いためなかなか会場まで足を運べないBリーグ。 久しぶりに千葉ジェッツ戦を観に行こうと思って、パソコンの前に待機した。 販売開始の10時にパソコンをつないで入ったら、ファ…

【ダークソウルⅢキャラ考察】神喰らいのエルドリッチとその周辺について

ダークソウルⅢの薪の王の一人「神喰らいのエルドリッチ」についての考察。 ゲーム中のテキストを基にして考えているが、情報が少ないので相当推察も入っていることをご了承ください。 *2019年11月14日に「ダークソウル」の世界の考え方をまとめて、考え直し…

「王立宇宙軍-オネアミスの翼-」アニメ版と小説版の違いなどの思い出話。

animationbusiness.info てっきりもうやらないものだと思っていたので、期待よりも不安が大きい。「王立宇宙軍」の五十年後の世界らしいので、続編というよりは独立した物語なのだろうけれど。 公開されている絵は世界観を引き継いでいるようなので、とりあ…

「ブラック・エンジェルズ」の男女観は、当時としては革新的だったのかもしれない。

少し前に、少年漫画に出てくるステレオタイプな女性キャラについての話題を読んだ。 創作においては、ある程度はキャラの造形が現実とはかけ離れた、画一的な部分があっても仕方がないのではと思っている。少女漫画における男性キャラについてもそうだ。 キ…

【漫画感想】藤田和日郎「邪眼は月輪に飛ぶ」は、「神殺し」ではなく「人間対人間」の物語だった。

藤田和日郎の「邪眼は月輪に飛ぶ」を読んだ。元々短期連載の予定だったようで、全一巻で綺麗にまとまっている。 邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス) posted with ヨメレバ 藤田 和日郎 小学館 2007-04-27 Amazon Kindle 人間を殺戮する自然の脅威と戦うい…

野沢尚が描く長く濃密な人間関係が苦手だ、ということから気づいた野沢作品のすごさ。

*この記事には、野沢尚「砦なき者」の内容が含まれています。未読のかたはご注意ください。 野沢尚の「砦なき者」のノベライズを読んだ。 「砦なき者」は短編二つ、中編ひとつのオムニバス形式で構成されている。テレビドラマを見たのはかなり前なので、粗…

【アニメ感想】「ISLAND(アイランド)」は、ハードルを下げて見れば面白く見れる。

アニメ「アイランド」全12話を見終わった。 粗筋を見て面白そうだと思って見たのだけれど(なのでゲームは未プレイ)見終わったあと若干感想に困った。 というのは、自分はさほど期待しないでこのアニメを見始めたからだ。 「それほど設定がこっていない、そ…

二階堂奥歯「八本脚の蝶」 この世界に生きるに値するものが見つからなかったのだろうか。

2003年4月23日に自ら死を選んだ二階堂奥歯の、ウェブ上に残っているブログ「八本脚の蝶」を少しずつ読んでいる。 最初、読んだときに、高野悦子の「二十歳の原点」に似ているなと思った。少女から女性に強制的に移行させられる戸惑いや違和感、苦しみが伝…

【ダークソウルⅢキャラ語り】カリムのイーゴンから、ツンデレとは何なのか学んだ。

先日、ようやく「ダークソウル」をクリアしたので、現在は「ダークソウルⅢ」をプレイしている。 www.saiusaruzzz.com 「ツンデレ」については今まで、「少し話したり、少し近寄られただけですぐにデレ状態になるのは、何だかなあ、それなら最初からデレてい…

北川悦吏子脚本ドラマ 「半分、青い」とは何だったのかをもう一度考えてみた。

shinonomen.hatenablog.com 東雲長閑さんに、言及していただきました。ありがとうございます。 東雲さんの記事を読んで、「半分、青い」を前回とは違う角度から眺めてみたくなったのでそれを話したい。 東雲さんの記事から色々と考えるきっかけをいただいた…

アガサ・クリスティ「春にして君を離れ」は「他者性をはく奪する罪深さ」を書いた傑作だ。

この記事は以下のものの内容に触れています。ご注意ください。 アガサ・クリスティ「春にして君を離れ」「暗い抱擁」 北川悦吏子「半分、青い」 桐野夏生「メタボラ」 竜騎士07「うみねこのなく頃に」 読んだことがないかたは、この記事を読む前にぜひ読んで…

「ダークソウル」をようやくクリアしたので、薪の王グウィン戦についてうだうだ語る。

先日、「ダークソウル」をようやくクリアした。 実はずっと、グウィンに勝てなくてクリア手前でうだうだしていた。 というわけで、グウィン戦周辺の雑感などを語りたい。 思いついたまま語る、ただのうだ話だ。 そう分かっている、パリィ。パリィができない…