うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語るブログ。

漫画

【ネタバレあり】乃木坂太郎「幽麗塔」で犯人当てを外した反省会&物語で外してはいけないポイントを考える。

この記事では乃木坂太郎「幽麗塔」の犯人「死番虫」の正体をネタバレしています。未読のかたは犯人を知らない状態で、本編を読まれることをおススメします。 幽麗塔 1 (ビッグコミックス) posted with ヨメレバ 乃木坂 太郎 小学館 2011-11-30 Amazon Kindle…

恋愛シミュレーション「ドルアーガの塔-Tower of Defender-」について。

恋愛シミュレーションアプリ「ドルアーガの塔 Tower of Defender」 あれ? 「シミュレーヨン」じゃなくなっている。まあ、いいか。 「ドルアーガの塔」がまさかの恋愛シミュレーションゲーム化し、はてブをざわつかせていた。 これは悪魔ドルアーガが塔に封…

【銀河英雄伝説考察】バーミリオン星域会戦で、もしヤンがラインハルトを倒していたらどうなっていたか?

歴史に「もしも」はないと作品中でも書かれているけれど、これを考えてみたくなった。既に考えている人がいると思うけれど、他の人の考えを読む前に、まずは自分の考えをまとめてみたい。 バーミリオン星域会戦時の状況 バーミリオン星域で、ラインハルトの…

篠原千絵「海の闇、月の影」を読んで「当麻克之が嫌いだったなあ」としみじみ思い出した。

篠原千絵の「海の闇、月の影」を読んでいて、「当麻克之のことが嫌いだったなあ」とひさしぶりに思い出した。 少女漫画の相手役の中で、最も受けつけないキャラだった。 「海の闇、月の影」は好きだけれど、双子で取り合うのが当麻、というのがどうも納得が…

【ネタバレ感想】中野純子「ちさ×ポン」の恐るべき重みと破壊力

*本記事には、性行為や性被害についての内容が含まれます。そういった話が苦手な方はご注意ください。 kindleやネットの漫画コンテンツで「ちさ×ポン」の一巻、二巻が無料試し読みの対象になっていたので、久しぶりに全5卷を購入して読んでみた。 ちさ×ポ…

【ネタバレ感想】既刊3卷までを読んで、東元俊哉「テセウスの船」の犯人を考察してみた。

東元俊哉「テセウスの船」を、既刊3卷まで読んだ。 テセウスの船(1) (モーニング KC) posted with ヨメレバ 東元 俊哉 講談社 2017-09-22 Amazon Kindle テセウスの船(2) (モーニング KC) posted with ヨメレバ 東元 俊哉 講談社 2017-12-20 Amazon Kindle …

【銀河英雄伝説キャラ語り】ロイエンタールとミッターマイヤーの関係についての考察。

銀河英雄伝説の「双璧」ことロイエンタールとミッターマイヤーの関係についての話。 この二人の話はちょこちょこ書いてきたのだけれど、改めて二人の関係に焦点を絞って書きたい。 突っ込んだ内容で、自分が思ったことをそのまま書くので、「この二人の友情…

山本直樹「レッド」と「普通の人たち」が引き起こした連合赤軍事件について。

山本直樹の「レッド」の一巻、「レッド 最後の60日間 そしてあさま山荘へ」の一巻が試し読みの対象になっていたので読んでみた。 レッド(1) (KCデラックス イブニング) posted with ヨメレバ 山本 直樹 講談社 2007-09-21 Amazon Kindle レッド 最後の60日 …

山崎峰水「MAIL-メイル-」を読んで、「怪異の因果が分からないこと」がホラーの怖さの肝だと思った。

anond.hatelabo.jp ブコメを見てもトラバを見ても、「あったな~~」と言い続けてしまう。 こういう話題のときにひっかかりやすいのは、「当時大人気だった」というのはどれくらいの人気で、「今は廃れた」というのは何をもって「廃れた」というのか判断す…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」6卷。猿との総力戦であの人も犠牲に。その結末は? 

この記事は原作志名坂高次、作画粂田晃宏「モンキーピーク」6卷のネタバレ感想です。 未読のかたはご注意ください。 モンキーピーク(6) (ニチブンコミックス) posted with ヨメレバ 志名坂高次 日本文芸社 2018-04-28 Amazon Kindle 「メモは罠だ」って、何…

【「進撃の巨人25巻 ネタバレ感想】「自分が悪である」世界で、どう生きるのか。

進撃の巨人25巻を読んだ。 進撃の巨人(25) (講談社コミックス) posted with ヨメレバ 諫山 創 講談社 2018-04-09 Amazon Kindle ずっと「すごいすごい」言っているけれど、どんどんすごくなるので、アホみたいにすごいと繰り返すしかない。 「進撃の巨人」…

河原和音「素敵な彼氏」の感想と、少女漫画の「王道」について考えたこと。

「高校デビュー」や「青空エール」、「俺物語」の原作で有名な河原和音が描いた「素敵な彼氏」を既刊6卷まで読んでみた。 素敵な彼氏 1 (マーガレットコミックス) posted with ヨメレバ 河原 和音 集英社 2016-05-25 Amazon Kindle 巧みな職人芸で、「王道…

【ネタバレあり】諌山創「進撃の巨人」あらすじと重要設定を5分でおさらい(25巻まで・随時更新)

だいぶ世界の姿が分かってきて、話もややこしくなってきたので、一巻から改めて読み直してみました。 読み直してみると何気なく読み飛ばしていた事実があったり、初めに読んだときには理解できなかった登場人物の心情に感じ入ったりします。 ひと言でいうと …

「ヒロインが、主人公ではない別の男と結婚する物語」という増田からの派生妄想。

anond.hatelabo.jp この記事には、「この創作物は、上記の定義に該当すると考えられる」「こういう内容だった」というネタバレが含まれます。 一切のネタバレを回避したい方は、この時点でのブラウザバックをおススメします。 「ヒロインが、主人公ではない…

【ネタバレあり】漫画版「うみねこのなく頃に」Episode8が素晴らしかったので、いいところも悪いところもまとめて語りたい。

漫画版Episose8では、猫箱の底まで描かれている。 漫画版「うみねこのなく頃に」Episode8を読了した。 うみねこのなく頃に散 Episode8:Twilight of the golden witch(9)(完) (ガンガンコミックスJOKER) posted with ヨメレバ 竜騎士07,夏海 ケイ スクウェア…

【ネタバレあり】有田イマリの「はっぴぃヱンド。」を読んで、ループものの新たな可能性を感じた。

現在、二巻まで発売中! 有田イマリの「はっぴぃヱンド。」を既刊2巻まで読んだ。 はっぴぃヱンド。(1) (ガンガンコミックス) posted with ヨメレバ 有田イマリ スクウェア・エニックス 2017-08-22 Amazon Kindle 「登場人物の誰かがループしていること」…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」5卷。犯人の一味に人間も登場! その正体は?? 

この記事は原作志名坂高次、作画粂田晃宏「モンキーピーク」5卷のネタバレ感想です。 未読のかたはご注意ください。 モンキーピーク(5) (ニチブンコミックス) posted with ヨメレバ 志名坂 高次 日本文芸社 2018-02-09 Amazon Kindle 2018年4月発売の6巻…

【ネタバレ考察・最終考】もう一度「少女革命ウテナ」を全力で謎解きする。

前回の考察をした後、もう一度一話から見直した。 色々と考えて、最終的に自分の中でしっくりと落ち着く考察にたどりついたので、整理して書いていきたい。 「物語外の人間」である自分の視点は捨てる。 「少女革命ウテナ」という物語の法則 ウテナとアンシ…

「乙女戦争 -ディーヴチー・ヴァールカ-」をもっと楽しむ。5分で分かる「フス戦争と中世プラハの歴史」

「乙女戦争」を読んだら、「フス戦争」について詳しく知りたくなった。 プラハに視点を固定しているので、状況が分かりやすい。 ボヘミアの歴史まとめ 「ボヘミア王冠諸邦」誕生まで カール大帝の時代~フス戦争直前まで ウィクリフの宗教改革論~コンスタン…

【ネタバレ考察】「少女革命ウテナ」を全力で謎解きする。

*2018年2月9日に「ネタバレ考察・最終考」を上げました。本記事の内容を大幅に修正しています。そちらが現在のところの最終考察になりますので、よろしければコチラも合わせてご覧いただければと思います。 www.saiusaruzzz.com ずっと見たかったアニメ版…

初めて読んでから十年以上たって、今さら思い至った井上雄彦「スラムダンク」の本当のすごさ。

「辺獄のシュヴェスタ」を読んだら、唐突に「スラムダンク」を思い出した。 以前、「魔法少女まどか☆マギカ」と「ベルセルク(黄金時代)」は似ているという記事を書いたのだけれど、それと同じような感覚でカテゴライズしたとき「辺獄のシュヴェスタ」と「…

【ネタバレあり】竹良実「辺獄のシュヴェスタ」の打ち切りが残念なので、色々と感想を語りたい。

竹良実「辺獄のシュヴェスタ」全6卷を読み終わった。 辺獄のシュヴェスタ 6 (ビッグコミックス) posted with ヨメレバ 竹良 実 小学館 2017-12-12 Amazon Kindle 編集部の都合なのか、作者の事情なのかは分からないけれど、最後は明らかに駆け足で打ち切り…

大西巷一「乙女戦争」を読んで感じた、「個人」として生きることを選べる現代の幸福とか不幸とか。

*この記事にはネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。 大西巷一の「乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ」を既刊9卷まで読んだ。 乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(1) (アクションコミックス(月刊アクション)) posted with ヨメレバ 大西…

小池ノクト「蜜の島」は、アンチミステリー好き、どんでん返し好きにおすすめ。

ふと目に留まった小池ノクトの「蜜の島」を購入した。 蜜の島(1) (モーニング KC) posted with ヨメレバ 小池 ノクト 講談社 2013-08-23 Amazon Kindle あらすじが面白そうだったこと、全4卷と気軽に読めそうなこと、レビューがかなりの高評価だったことで…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」4卷は、予想の斜め上の展開。あの人がまさかの死亡。 

この記事は原作志名坂高次、作画粂田晃宏「モンキーピーク」4卷のネタバレ感想です。 未読のかたはご注意ください。 2018年4月発売の6卷の感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 2018年2月9日(金)発売の5巻の感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 1卷~…

矛盾だらけの不思議な歌詞。秦基博「ひまわりの約束」の謎を考える。

初めて聴いたとき、不思議な歌だと思った。 「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌として有名な秦基博の「ひまわりの約束」を初めて聴いたとき、不思議な歌だなと思った。 改めて歌詞を読み返すと、多くの謎と矛盾が含まれていることに気付く。その矛盾と謎に…

「たまたま法に触れることなく、俺の掟に沿って生きているだけだ」というキャラが好き。

「ザ・ワールド・イズ・マイン」で、ヒグマドンと戦う猟師・飯島が言うこのセリフが大好きだ。 自分が好きなキャラクターの共通点は、このセリフのような生き方をしていることだ、と気付いた。 傍から見ると冷酷に見えることもある。優しく見えることもある…

【ネタバレ考察】「俺は俺を肯定する」20世紀最凶の衝撃作 新井英樹「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読み解く

読もう読もうと思っていた「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」を読んだ。 真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス) posted with ヨメレバ 新井 英樹 エンターブレイン 2006-08-31 Amazon Kindle 昔、最初のほうを少しだけ読んだことがある…

「運命に対する無力さ」を描く「親なるもの断崖」は、男性に残酷な物語なのかも。

この記事からの派生話題です。引き続き主語デカい系の話です。 www.saiusaruzzz.com www.saiusaruzzz.com この話の中で「無力感や無能感に対する耐性の低さ」「無力であることは悪である」という考えは男性特有のものであり、「運命に対して受け身で無力にな…

「魔法少女まどか☆マギカ」と「ベルセルク」の類似について考えた。

この記事の続きです。 www.saiusaruzzz.com 相変わらず主語デカい系の話なので、苦手なかたはブラウザバックをお願いします。 前回少し書いた「まどマギ」と「ベルセルク(黄金時代)」はすごく似ているという話です。 「まどマギ」と「ベルセルク(黄金時代…