うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画感想】中島哲也監督「渇き。」が思ったよりも面白かった。

Amazonプライムビデオで、中島哲也監督、役所広司主演の映画「渇き。」を見た。 この映画は起こっている出来事だけを見ると、過激な暴力描写と主役の藤島をはじめ、登場人物たちの常軌を逸した言動が過剰すぎてそれほど面白くない。 これを現実の暴力として…

【結末の説明&感想】有田イマリ「はっぴぃヱンド。」

有田イマリ「はっぴぃヱンド。」が全5卷で完結した。 筋が入り組んでいる部分があるので、自分の頭を整理しがてら、内容をまとめていきたい。 2卷までの感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 「はっぴぃヱンド。」はどういう話だったか。 「2052年7月11日…

「プロフェッショナル 仕事の流儀 囲碁棋士・井山裕太 前人未到の偉業その先へ」が恰好良すぎた。

2019年1月21日(月)「プロフェッショナル仕事の流儀 囲碁棋士・井山裕太」を見た。 井山裕太は若いころから騒がれ、囲碁の歴史を塗り替え20代で国民栄誉賞を受賞した、囲碁界に彗星のごとく現れた天才だが、一見するととてもそういう人には見えない。 勝…

「罪と罰と贖罪」というテーマで、「サイレントヒル2 最期の詩」を思い出す。

「SSSS.GRIDMAN」について、思いついたことが出てきたので書きたい。 「電光超人グリッドマン」をはじめ特撮の歴史や文脈はよく知らないので、普通に「GRIDMAN」という単体のアニメとして見た。 アカネの救済が主筋だという視点で見たが、正直イマイチだっ…

【MBTIを用いてキャラ語り】創作におけるINFPの魔力的魅力について語りたい。

MBTIを用いたキャラ語り。 創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事下に掲載。 この記事には「銀河英雄伝説」「鉄血のオルフェンズ」「うみねこのなく頃に」「ハツハル」の内容が含まれています。 MBT…

人はなぜ極地探検に行くのか。角幡唯介「アグルーカの行方 -129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極-」感想。

無茶苦茶面白かった。 感想を書くけれど、この本自体が恐らく北極を探検するということがどういうことなのかの全てを伝えきれないように、「この本の読書体験」を余り伝える自信がない。 タイトルを見て「面白そう」と思った人の期待には十分応える本だと思…

藤沢志月「ハツハル」の三崎と志村の恋愛がなぜいいのかを語りたい。

藤沢志月「ハツハル」が三巻まで無料で読めたので、読んでみた。 [まとめ買い] ハツ*ハル 作者: 藤沢志月 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 正直なことを言えば、余り面白くなかったので三巻で読むのをやめようと思っていた。 「ハツハル」…

【2019年バスケ天皇杯】祝☆千葉ジェッツが三連覇!

まだ興奮が冷めない。 昨日のアルバルク戦も手に汗握ったが、今日の決勝の劇的な展開にはしびれた。(興奮しすぎて、頭が痛くなった。) 今年のブレックスは余りに強すぎて、勝てないんじゃないか……と弱気になっていたので喜びもひとしおだ。 昨日のアルバ…

「宇宙よりも遠い場所」のめぐっちゃんは凄い。

「宇宙よりも遠い場所」の中で、5話のめぐっちゃんの絶交のエピソードだけが浮いている。現実でも頻繁に起こるが、問題点が分かりづらく指摘しづらい難しさがあるからだ。 「相手を無力で無価値な状態において、その相手の面倒を見ることによって価値を搾取…

「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」は、他人と読書をする楽しさを教えてくれる。

本書は、世界の各地を旅行しているノンフィクション作家の高野秀行と歴史学者の清水克行が、お題の本を読んでお互いに感想を言い合う対談だ。 題名に惹かれて読んでみた。 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦 posted with ヨメレバ 高野 秀行,…

【アニメ感想】「宇宙よりも遠い場所」を見て、アホみたいに泣いた。

TVアニメ「 宇宙よりも遠い場所 」オープニングテーマ「 The Girls Are Alright! 」 アーティスト: saya 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2018/02/21 メディア: CD この商品を含むブログを見る 「宇宙よりも遠い場所」全13話を見終わって、…

【映画感想】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破」を観た雑感。

Amazonプライムビデオで会員特典になっていたので、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」と「破」を見た。 「Q」は見ていないので、とりあえず二作見た雑感。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 発売日: 2018/12/20 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見…

【小説感想】「シュヴァルツェスマーケン」は、マブラヴを知らない人でも楽しめる良質な戦記ものだ。

マブラヴのスピンオフ「シュヴァルツェスマーケン」全7卷を読み終わった。 [まとめ買い] シュヴァルツェスマーケン(ファミ通文庫) メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る マブラヴを知らなくても楽しめる、非常によくできた戦記ものだった。 BE…

【2019年箱根駅伝・観戦記】「東海大学が大会新記録を出して初優勝。波乱含みの大会を制覇」

2019年の箱根駅伝の観戦記です。 今年は二日三日の親戚の集まりが中止になったため、始めから終わりまで箱根が見れた。 昨年走ったメンバーがほとんど残っているし、今年も青学かなあと思いつつ見始めた平成最後の箱根駅伝。 例年になく波乱万丈の展開だった…