2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
「正しくない」人たちの話であり、家庭内暴力、ネグレクトなどが、キツイ描写ではないが、モチーフとして出てくる。 気になる人は読まないほうが無難。 そうではない人には、ぜひ読んで欲しい。 九つの話が入った短編集だけど、全部良かった。 夢から覚めた…
終わってしまった~。 毎週、見るたびに元気をもらっていたので、終わってしまってとても寂しい。 幕末は創作の素材として人気が高いので、見ているほうも「歴史上は、次はこういうことが起こって、結果はこうなる」とわかっている。 その事象をどう描くかが…
先日、「書評」が話題になっていたので、「書評を読んで読みたくなった本」を上げてみようかと思いたった。 読売新聞の「書評欄の読書委員が選ぶ『2021年の三冊』」を読んで読みたくなったもの、その中で「特に読みたくなったベスト3」を選んでみた。(青字…
近代言語学の父、構造主義の祖と言われるソシュールの思想の細かい部分は、専門家ではない自分には、難しすぎてほとんど理解できない。 自分が理解した限り構造主義に大きな影響を与えたと思われるこの発想、 人間は言葉によって概念を区切って、その認識を…
昨夜「青天を衝け」の第40回を見て感動した勢いにのって、出演者のインタビューを読んだ。 主人公・栄一の幼馴染みで生涯の友だった喜作を演じた、高良健吾のインタビューが面白かった。 Q:栄一と喜作の関係をどのように思いますか? 基本的に喜作は栄一に…
相変わらず「グイン・サーガ」を読んでいる。 43巻でダリウス大公が最期にブチかます「開き直った悪党の下衆な恨み節」を読んで、「そうそう、こいつ、最期の最期で滅茶苦茶面白いキャラになったんだよなあ」と思い出した。 読んだことがない人のために説明…
ラスト近くなって、若干駆け足かなと思っていたが、それでも十分面白い。 若いときから水戸学に傾倒して国を救うことに心を燃やしていた惇忠が、人生の最後で慶喜と対面したシーンには感動してしまった。 「自分の人生の意味」をはっきり認識できた、という…
同業漫画家から見た『鬼滅の刃』以降のトレンド ”省略の美”から”少女漫画的な共感性”を重視 | ORICON NEWS 他の人が自分の好きな作品について語っているのをみると、自分も「自分はここが好きだ」とむしょうに語りたくなる。 というわけで、今から「自分は『…
*本記事には「君が君で君だ」とネタバレが含まれます。未視聴のかたはご注意ください。 この映画の粗筋は、 同じ女の子を好きな三人の男が、女の子が好きな「尾崎豊」「ブラッド・ピット」「坂本竜馬」にそれぞれなりきって、生活を見守るために、その子の…
「グイン・サーガ」41巻「獅子の星座」までの感想。 前回36巻まで。 www.saiusaruzzz.com 天才ヨナ登場 記憶だとナリスとリンダの二人は、婚約~新婚期間も落ち着いているというイメージだったが、まったくそんなことはなかった。 今回読んだら、マリウスと…
コンビニの店員を10年以上やっている 増田は実際に会社員で、10年以上通っていたコンビニの店員を見てこう思った、というだけの話かもしれない。 増田で書くことは事実か否かという根本の判断から読み手に任せる、そういう前提がある。(事実かもしれない、…
そう言えば、ロシアの歴史はロマノフ朝→革命→ソ連成立→スターリンの独裁→ソヴィエト崩壊→ロシア成立くらいのざっくりした知識しかないな、と思い「ロシアの歴史」を通して学んでみようと思い二冊読んでみた。 名称通り、ざっくりした流れだけを知りたいなら…