2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
PS1のゲーム「ムーンライトシンドローム」の考察記事です。 前回「プロローグ」はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 「夢題」 副タイトルは「華山キョウコ、最後の一日」です。 前回、バイク事故で死んだキョウコと、キョウコをとりまく人間関係がメインの…
新たな発見があるかもしれないと思い、改めて「ムーンライトシンドローム」を見てみました。 とっても面白かったです。 むかし、ちんぷんかんぷんだったことが、「ああ、こういう意味だったのか」と分かるようになりました。大人になるって、素晴らしいです…
「真田丸」で、豊臣秀吉役を演じている小日向文世さんの公式インタビューを見ての感想です。インタビュー全文は、「真田丸」公式ホームページで見れます。 www.nhk.or.jp もう表題に書いてありますが、 あの黒さを全面に押し出した秀吉は、 製作者サイドに求…
宮藤官九郎脚本のドラマ「ゆとりですが、何か」の感想です。 宮藤官九郎とゆとりというキーワードと、柳楽優弥に惹かれて視聴を決めました。 岡田将生と松坂桃李はそんなに好きではないので悩んだのですが、見て大正解でした。 とにかく、三人のキャラクター…
「秀吉は怖い? なんとなく、暗い豊臣家」の巻。 NHK大河ドラマ「真田丸」 第16回「裏表」の感想です。 秀吉のキャラがちょっと黒すぎる気がします。 その秀吉を核にして豊臣家が描かれているから、全体として不穏で暗い雰囲気が流れています。 完全に…
第六回日本ホラー大賞受賞作。 「ぼっけえ、きょうてえ」とは、岡山弁で「とても怖い」という意味だそうで、いったいどれだけ怖い話なのだろうと読んでみたら、 恐いというよりも、めちゃくちゃ痛い話だった。(精神的な意味で。) よく「人生詰んだ」という…
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の三角関係について考えて見ました。 前回(マァム編)からの続きです。 saiusaru.hatenablog.com 次は、当然のようにヒュンケルはマァムのことが好きなんだろうか? という疑問がわきます。 作中では、マァムがヒュンケル…
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の有名な三角関係について考えてみました。 この漫画が大好きでした。 最後のバーンとの戦闘は、ポップの覚醒やら、(「オレの一番の友達」で号泣)ゴメちゃんとのエピソードやら(「僕の友達になってよ」で号泣)で涙腺が…
鬱映画として名高い「ダンサー・イン・ザ・ダーク」について語る。 何故、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」がいい映画と思うかというと、 別に「主人公の母性の深さに泣ける」とかそういう話でもなく、 主人公のセルマって、結局自分のやりたいようにやって死…
いよいよ、小日向秀吉が本格的に出てきました。 見たところ、天衣無縫のキャラでいくみたいですね。 恐いところもあり、ずるいところもあり、抜け目ないところもあり、 黒いところもあり、傲慢なところもあり。 でも、無邪気さがあるから、それでも許せちゃ…
スタジオジブリのアニメ映画「思い出のマーニー」って怖くないですか? あの映画ってひと言でいうと、「杏奈教」だと思うんですよね。 主人公・杏奈のためだけの世界。杏奈を中心に世界がクルクル回り、登場人物はみんな、主人公・杏奈との関係性だけでキャ…
あの……自慢をしてもいいですか?? 主は、最初にマガジン本誌にリヴァイが主役の特別編が載ったときから、「この漫画、すごく面白い」と思っていました。(連載じたいはもっと前からしていましたが、本誌ではなかったので存在を知りませんでした。)一巻から…
NHK大河ドラマ「真田丸」第14回「大阪」の感想です。 前回第13回「決戦」の感想はこちら。NHK大河ドラマ「真田丸」 梅の退場の仕方がひどすぎる話全体の感想ではなく、梅の扱いかたにキレているだけですが。 で、すみません、改めて第14回の感想…
説明しよう。「ムーンライトシンドローム」とは、1997年にヒューマンが発売したPS1用ソフト。一応、主人公を操作できるRPGとサウンドノベル風味ではあるが、分岐がひとつもない。主は「電波系紙芝居」と呼んでいます。(*褒め言葉です。) 10人…
昭和初期、東北の貧しい農家から室蘭の遊郭に売られて、女郎になった少女たちの物語。 全女性必読の書だと思います。 女性として生まれて感じる悲しみ、強さ、幸福が凝縮されたような本。 女郎という職業は、今まで精神的にはもちろん苛酷な職業だと思ってい…
NHK大河ドラマ「真田丸」 第13回「決戦」の感想です。 最後の最後で梅が死にましたが、まったく泣けませんでしたし、何の感慨もわきませんでした。主人公の最愛の人が乳飲み子を残して、若くして戦で命を落とすという話で白けるなんて前代未聞です。 今…
*漫画版を読んだ感想です。原作のゲーム、アニメ等は見ていません。「ネタバレ」しています。「ひぐらしのなく頃に」のネタバレも含まれています。注意してください。 概論からの続きです。概論であげた批判の二つのポイント ?作品の見せ方の問題?作者への…
*漫画版を読んだ感想です。原作のゲーム、アニメ等は見ていません。「ネタバレ」しています。 完結した当初、非難轟々だった「うみねこのなく頃に」について考えてみました。先に言っておきますと、わたしはこの「うみねこのなく頃に」という作品が、大好き…