うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

アニメ

「鉄血のオルフェンズ」なぜ、雪之丞は鉄華団を止めなかったのか?という疑問から、物語を支配する恐ろしい回路の存在を妄想する。

これまでの感想の変遷 (一期を観終わった直後) www.saiusaruzzz.com (全話観終わった直後) www.saiusaruzzz.com www.saiusaruzzz.com (全話観終わった一年後) www.saiusaruzzz.com これだけ書いても「オルフェンズ」について、腑に落ちない部分がある…

新海誠監督「天気の子」を他の作品と比べて、あれこれ考えた。

*内容のネタバレを前提にして書いています。未視聴のかたはご注意ください。 しつこく「天気の子」の話を続ける。 www.saiusaruzzz.com www.saiusaruzzz.com 「天気の子」を観ているあいだ、色々な作品が頭に浮かんだのでその話。 その1「火垂るの墓」 前…

新海誠監督作品「天気の子」で一番衝撃を受けたシーンと作品に感じるモヤモヤについて。

*内容のネタバレを前提にして書いています。未視聴のかたはご注意ください。 www.saiusaruzzz.com 前回、観終わった直後に感想を書いたが、まだモヤモヤしている。ずっとそのモヤモヤについて考えている。 前の感想記事では「自分の望みのために、その望み…

【映画感想】新海誠監督「天気の子」 世界は俺の思い通りになるという傲慢さ

新海誠監督の「天気の子」を観に行ったので、とりあえず初見の感想を書きとめておきたい。 tenkinoko.com 観終わった直後は、かなり腹を立てていた。 何故なら途中までは、これぞ自分が見たかった新海作品だと期待値がすさまじく上昇していたからだ。 www.sa…

【MBTIを用いてキャラ語り】創作における内向感情型について INFP(ロイエンタール)対ISFP(尾形)

MBTIを用いたキャラ語り。 *創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事末尾に掲載。 内向感情を主機能として使うINFPとISFPのキャラについての、個人的な考え。 内向感情型のひとには、「静かな水は深…

新海誠監督「雲のむこう、約束の場所」は反世界系の物語ではないか。

雲のむこう、約束の場所 発売日: 2014/12/19 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「雲のむこう、約束の場所」は、やや設定がややこしく、作内ではそれほど細かい説明がない。 あらすじとアニメの作内設定(小説版や設定資料などは読んでいな…

「言の葉の庭」を見て、新海誠監督作品の何が気持ち悪く感じるのかやっとわかった。

言の葉の庭 発売日: 2014/11/15 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「ほしのこえ」に引き続き、「言の葉の庭」を視聴した。 今までずっと自分がうっすらと感じていた、新海誠監督作品*1に対して感じていた気持ち悪さが何なのかがようやくわ…

「人目につかぬよう、勇作殿を裏からお見送りしろ」を当たり前と思うかどうかで見方が変わるのが、物語を読む面白さ。

www.saiusaruzzz.com この話の続き、というか補足。 尾形に対しての見方が変わるまでの過程のメモだ。 前回に引き続き、11巻と17巻の尾形の過去のエピソードがメインの話になっている。 最初に尾形が↑の記事のような人では、と思ったのは17巻を読んだときだ…

新海誠監督「ほしのこえ」を見たら、「秒速5センチメートル」のすごさがさらにわかった。

Amazonで新海誠監督作品「ほしのこえ」を視聴した。 以下、アニメ版のみを見た感想で、「秒速5センチメートル」の自分の個人的な解釈を前提として感想を述べている。 「秒速5センチメートル」の感想を読んでいないと意味がわからない可能性が高いので、良…

【「ゴールデンカムイ」キャラ語り】尾形百之助のスケープゴート感が、読んでいてしんどい。

Amazonプライムビデオで「ゴールデンカムイ」のアニメを見ている。 ウェンカムイ 発売日: 2018/07/14 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 原作の11巻と17巻に載っている尾形の過去のエピソードを読み返したら、やたらしんどく感じた。 初読の…

【アニメ感想】幾原邦彦監督 「さらざんまい」は「私」には関係のない話だった。

幾原邦彦監督「さらざんまい」を全皿、観終わった。 とりあえず通しで見た感想をあんまりごちゃごちゃ考えず、さらっと、書く。 他の人の感想や考察、製作者のインタビューなどは例によって見ていない。あくまで自分が初見で内容を見ただけの、ただの感想だ…

【さらざんまい7話まで】悠が火車らないか心配だ。

火車る。 www.saiusaruzzz.com 悠を見ていると、「火車」の新城喬子を思い出す。 もしくは「アフターダーク」のコロオギ状態……には、誓と一緒に逃げたらなりそうだ。 アフターダーク (講談社文庫) 作者: 村上春樹 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2006/09/1…

幾原邦彦監督「さらざんまい」が面白すぎて、5話までいっき見した。

さら~~~~!! さら~~~~!!! さら~~~~!!!! さらざんまい!! #1 つながりたいけど、偽りたい メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 自分の好みではなさそうだったので、見ようか迷っていた。 つまらなかったら切ればいいんだ…

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」第四話までの感想。亜由美さんがアホの子に見えて辛い。

アニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を第四話まで見た。 『止められない涙』 発売日: 2019/04/20 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る アニメの長さで全ルートと異世界編までやるとなると、これくらいのスピードになる、それはわかる…

アニメ版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を二話まで視聴した感想。ゲームとは印象がけっこう違った。

yuno-anime.com アニメ化にあたってはいくつか不安があった。 ひとつめはゲームで一番の売りだったA.D.M.Sをどう表現するのか。 「時間を巻き戻しても、起こった出来事が積み重なって物語となること(時間は可逆でも歴史は不可逆)」「その積み重なった歴史…

「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公」のラノベ「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」が懐かしい。

少し前に話題になった「自立して男に頼らない、主体的に動く女性が主人公のアニメはあるのか」という話で、「女戦士エフェラ&ジリオラシリーズ」を久しぶりに思い出した。 anond.hatelabo.jp [まとめ買い] 女戦士エフェラ&ジリオラ(幻狼ファンタジアノベ…

篠原健太「彼方のアストラ」を読んで、すべての点で平均点を超えている作品のすごさについて考える。

*未読のかたはご注意ください。 未読のかたは本編を読了のうえで本記事を読むことを強くおススメします。 [まとめ買い] 彼方のアストラ 作者: 篠原健太 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る アニメ化が決定して話題になっていた篠原健太「彼方の…

アニメ版「カオスヘッド」がひどすぎて呆れた。

記事タイトルの通り最初から最後まで批判なので、「カオスヘッド」が好きな人は読まないほうがいいと思う。 ゲーム版はやっていないので、アニメ版のみの話に限定している。 「概念(妄想)と実体の違いは何なのか」 「他者を概念化するとは、どういうこと…

MBTIのタイプにおける典型的なキャラとそれについての雑談。

MBTIの各タイプの典型的なキャラと、その類型について思いついたことを語っています。 創作の中の話に限定しています。書いてあることはすべて自分の個人的な考えです。専門家ではないので、雑談程度に読んでください。 参考文献は以下のものを使用しており…

「罪と罰と贖罪」というテーマで、「サイレントヒル2 最期の詩」を思い出す。

「SSSS.GRIDMAN」について、思いついたことが出てきたので書きたい。 「電光超人グリッドマン」をはじめ特撮の歴史や文脈はよく知らないので、普通に「GRIDMAN」という単体のアニメとして見た。 アカネの救済が主筋だという視点で見たが、正直イマイチだっ…

【MBTIを用いてキャラ語り】創作におけるINFPの魔力的魅力について語りたい。

MBTIを用いたキャラ語り。 創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事下に掲載。 この記事には「銀河英雄伝説」「鉄血のオルフェンズ」「うみねこのなく頃に」「ハツハル」の内容が含まれています。 MBT…

「宇宙よりも遠い場所」のめぐっちゃんは凄い。

「宇宙よりも遠い場所」の中で、5話のめぐっちゃんの絶交のエピソードだけが浮いている。現実でも頻繁に起こるが、問題点が分かりづらく指摘しづらい難しさがあるからだ。 「相手を無力で無価値な状態において、その相手の面倒を見ることによって価値を搾取…

【アニメ感想】「宇宙よりも遠い場所」を見て、アホみたいに泣いた。

TVアニメ「 宇宙よりも遠い場所 」オープニングテーマ「 The Girls Are Alright! 」 アーティスト: saya 出版社/メーカー: メディアファクトリー 発売日: 2018/02/21 メディア: CD この商品を含むブログを見る 「宇宙よりも遠い場所」全13話を見終わって、…

【映画感想】「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破」を観た雑感。

Amazonプライムビデオで会員特典になっていたので、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」と「破」を見た。 「Q」は見ていないので、とりあえず二作見た雑感。 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 発売日: 2018/12/20 メディア: Prime Video この商品を含むブログを…

【小説感想】「シュヴァルツェスマーケン」は、マブラヴを知らない人でも楽しめる良質な戦記ものだ。

マブラヴのスピンオフ「シュヴァルツェスマーケン」全7卷を読み終わった。 [まとめ買い] シュヴァルツェスマーケン(ファミ通文庫) メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る マブラヴを知らなくても楽しめる、非常によくできた戦記ものだった。 BE…

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝8卷~16卷まで感想

「聖闘士星矢」のスピンオフ「ロストキャンバス外伝」の8卷から16卷までの感想。 1卷から7卷までの感想はコチラ。 www.saiusaruzzz.com 8卷「乙女座アスミタ編」 9卷「牡牛座ハスガード編」 10卷「射手座シジフォス編」 11卷「双子座デフテロス編」&12…

「シュヴァルツェスマーケン」と「破妖の剣」に共通する現象「主人公教」は、物語を蝕み破壊する病だ。

「シュヴァルツェスマーケン」を読んでいるのだが、主人公テオドールの言動にだいぶイライラしている。 何かに似ているなと思ったら、「破妖の剣」にそっくりだ。 「シュヴァルツェスマーケン」の主人公テオドールの周囲で起こった現象と、「破妖の剣」の主…

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話外伝1卷~7卷までの感想

「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」の外伝は、本編ではエピソードごとにアッという間に死んでいく黄金たちの活躍を見ることができる、ファンには嬉しい外伝だ。 こういう作りの外伝は、「ただそのキャラが見られればいい」というそのキャラのファンブ…

【ロストキャンバスキャラ語り】アスプロスは、真面目で優しくて面倒くさすぎると思うのだ。

外伝ごとの感想を書こうと思ったのだけれど、アスプロス、デフテロス関連のエピソードが余りに秀逸かつ言いたいことが色々と出てきたので、この二人の関係について語りたい。 聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 11 (少年チャンピオン・コミックス) post…

【ロストキャンバスキャラ語り】パンドラとラダマンティスの関係のどうしようもない断絶具合と、思いが通じ合った凄さについて語りたい。

パンドラの唐突なデレデレぶりにもびっくりしたが、まさかの両想いにもビックリした。 だとすると、あの調教ごっこはそういうプレイだったわけか…。バレンタインには同情の念を禁じ得ない。そういうところも含めて「高潔なかた」だと思っていたのかな。 こ…