うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

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ブログにおける「PV数や収益の報告は、何のためにやるのか?」を改めて考えてみた。

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あわわこさんの「日めくり! インドア女子」の、この記事を読みました。

honnote.hateblo.jp

 

PVや収益の公表については、今まで様々な意見を読みましたが、この観点はすごく新鮮でした。「なるほど!」と思いましたし、こういう観点の意見は聞いたことがなかったので、目から鱗でした。

読んだ直後の感想として、こういうブコメを書きました。

【ブログ】PV公表は誰のため?書き手と読み手の認識の差 - 日めくり!インドア女子

他人のPVや収益を聞くのが好きだけれど、この考えはなるほどと思った。自分の中では「観客動員数○○突破」みたいなものかな?という感じ。ただ「書くこと」そのものが好きな人は、PVの話はあまりしない気はする。

2017/01/10 06:58

 

「他人のPVや収益の話を聞くことが好き」と書きましたが、それについても一概に言えない部分もあります。

 「ブログのPV数・収益を公表すること」について、自分の意見をもう少し詳しく書きたいと思います。

 

心の中でブログを、「経営型」と「作家型」に分けていた

今回の件で初めて気づいたのですが、自分は無意識にブログを「経営型」と「作家型」に分けていたようです。

 

「経営型」・・・ブログの運営や維持が目的であり、「書くことが手段」であるタイプ。

「作家型」・・・自分の趣味や意見の表明などを「書くことが目的」であり、「ブログが手段」であるタイプ。

 

白と黒のように、ばっさり分けられるわけではありません。

多くのブログはどちらの要素も兼ね備えています。

ただ、「どちらかといえばコチラだな」と自分の中で、勝手に分類していることに気づきました。

 

さらに、勝手なことは百も承知で言わせていただきますが、

自分の中で「作家型だ」と分類しているブログで、「PV・収益の報告」をされるとそうとうモニョることに気づきました。

作家本人が「この本は何十万部突破しました」「全世界、何か国で読まれています」と宣伝しているようなものだからです。

 

確かに何とも言えない気持ちになる。

 

本や漫画などの創作物は、「自分と作品(作家)との対話」ととらえている部分があるので、そこに「他の人の存在を感じさせられる」と、読後感が台無しになります。

自分にとっては、読書というのは自分の内面に閉じこもる行為なので、そこに他の要素をいっさい入りこませたくありません。

その内面を反射させる鏡を生み出した存在である作家に、「この鏡、いますごく売れているんですよ」と言われると、すごく残念な気持ちになります。

 

ただ、これもすごく勝手なのですが、自分の内面に深く入り込まないエンターテイメント性の強い創作物の場合は、それほど気になりません。

(Twitterでも、たまに宣伝している作家や漫画家がいますが。)

 

ブログに話を戻すと、「作家型」に分類している人は、そもそも「PVや収益の話」をほとんどしない人が多いです。

たまにしても、そこから生み出される周囲の感情とか、自分に与えた影響とか、最終的にはオピニオン系の記事になっていることが多い印象です。

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経営型のPVや収益の話は、面白いものも多い

自分も「ブログ開始〇〇か月目、〇〇PV突破しました。読者の皆様、ありがとうございます」みたいな記事を書いたことがあります。

たくさんの人に読まれるとすごく嬉しいですし、「嬉しい」と言いたくなります。

はてなはまったくの初心者でも比較的PVが得やすいので、「自分の記事がこんなにたくさんの人に読んでもらえるなんて、夢のようだ」と思うんですよね。

なのでこういう記事を見ると、すごく気持ちが分かります。

 

ただこれだけだと、FBによくある「私事ですがご報告します」「旦那に感謝☆」と一緒です。

読んでいるほうとしては「へえ」というしかないし、「ぜんぶ私事だろうが」「旦那に直接言えや」ということを言いたくなる気持ちも分かります。

 

自分が人のPV・収益報告の記事で面白いなあ、と思うのは、

PVや収益を増やすためにどういう工夫をしたのか、どういうことをやったのか、どういう考え方でブログを運営しているのかなどが、合わせて書かれているものです。

会社でいうと具体的な営業戦略や経営理念、経営努力みたいなものが書かれているものは、すごく自分も刺激を受けるし、読んでいて楽しいです。

 

「へえ、そんなことをやったのか」

「この人にもそんな時代があって、そこからここまでPVを伸ばしたんだなあ」

 

PV数がそのブログの足跡のように感じさせる記事は、本当に面白いです。

「社員一丸となって(一人だけど)、経営危機を乗り越えました」

「この商品(記事)が爆発的なヒットを生みましたが、その要因はこうだと思います」

みたいな物語を読むと、ブログそのものを応援したくなります。(「プロジェクトX」効果?)

 

あとは、「なぜ先月に比べて、今月はPVが増えたのか」

「曜日・時間・属性ごとのPV数から、このブログのメイン読者層はどういう層なのか? どういう読まれ方をされているのか」

のいう市場調査のような分析記事も好きです。

「その分析結果から、今後はこうしていこうと思っている」などの思考過程が書かれていると、単純に読んでいてすごく面白いです。

 

「PV数や収益を報告する場合は、単純にその数字だけを報告するのではなく、それをデータとして活用している記事が面白い」

 

あくまで個人的な意見ですが、こう思います。

 

ブログには、「ブログである」という共通項しかない

ブログを始めて思ったのは、

「ひと口にブログと言っても、それぞれまったく違うんだな」ということです。

内容も違えば、目的も違う。

なので自分は、

「ブログでPV数や収益報告をすることは、是か非か?」

という議論に、ずっと違和感を持っていました。

 

それは、ブログによって違うのではないか?? 

「ブログ」とひとまとめにして、語れるようなことではないと思います。

 

「ブログを書いているからには、PV数や収益を目指して当然」なわけでもないし、

「PV数や収益を語るなんて、何の意味もない自己満だ」だとも思いません。

それはそのブログの方向性や目的、内容、方針によって、まったく違うと思います。

 

ただ、「PV数や収益を見るのって、けっこう面白い」と思っている自分でも、ブログによっては、「そういう記事は書かなそうだけれど、書かれると何となくモヤモヤする」それはどうしてなのだろう?? 

と思ったときに、あわわこさんの記事で書かれていることを読んで、すごく納得がいきました。

 そして続いて書かれている

その莫大なアクセス数の一人ひとりが、それぞれ単独の認識でそれを読んでくれたひとりの人間だということ。

わたしのブログがいつか信じられないようなアクセス数になったら、そのことを忘れないようにしておきたいと思います。

 (引用元:【ブログ】PV公表は誰のため?書き手と読み手の認識の差 「日めくり!インドア女子」)

 

この言葉に、すごく共感しました。

初めのころはたった一人に読んでもらえても嬉しかったのに、ブログを続けるにつれて、その気持ちをつい忘れがちになります。

アクセス数が増えるたびに、読んでくれた人を想像して(すぐにブラウザバックした人もいるだろうけど、そういう人も含めて。)訪問してくれた人すべてに感謝していた気持ちを、忘れないようにしたいと思います。

 

ブログは「読者目線」であるべき??

 基本的にブログは、自分の書きたいことを書くことが一番だと思います。

「読者のため」と思っても一人よがりなこともありますし、自分が楽しいと思って書いていることも、誰にもまったく共感してもらえないこともあります。

 

それでも「たくさんの人に読んで欲しい」なら、読者目線を一番大事にすればいいし、

「自分が書きたいことを書くことが、一番重要なんだ」と思うなら、それを最優先するしかないと思います。

 

人気連載作品を作ることを目指して苦闘する、漫画家たちの姿を描いた漫画「バクマン。」の作内でも、そういう議論になったシーンがありました。

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 (引用元:「バクマン。」11巻 大場つぐみ/小畑健 集英社)

 

それに対して、サイコーはこう答えています。 

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 (引用元:「バクマン。」11巻 大場つぐみ/小畑健 集英社)

 

サイコーはお金をもらって漫画を描くプロなので「才能」という言い方をしていますが、 ブログの場合は「やりたいこと(目的)に応じて」でいいと思います。

 

自分だけに限って言えば、

「この内容は、そんなに興味がある人がいないかも」

と思っても、自分が書きたいと思えば書きます。

 

文章や構成については、できうる限り読んでくれる方が読みやすいように、自分なりに最大限の工夫はしています。

読んでくれればすごく嬉しいし、読んでくれた方には心の底から感謝しています。

 

でもだからと言って、「読む人が、こういうことを読みたがるだろうから」という発想で、書く内容を決めたことは一度もありません。

「自分が書きたいこと」これを常に最優先させています。

自分はこのブログを、「自分が書きたいものを書く」それだけのために始めたからです。

PV数があがることや反応がもらえることはとても嬉しいですけれど、「自分は書きたくないけれど、この内容のほうがPV数があがるかも。読者が楽しんでくれるかも」という理由で書く内容を考えたことは、一度もありません。

 

そうかと言って、「読者目線だなんて、それで自分の書きたいことを書いているって言えるのか」とも思いません。

 

それは本当に人それぞれだからです。サイコーが言っているように。

誰とも似ていない、誰とも同じではない、それぞれのブログ道を邁進すればいい、そう思います。

 

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