うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

うさるごと

noteと一次創作も書いています。

時事問題や考え方などはnote、読書感想(本、漫画、アニメ、ゲームなどの感想や考察)はブログ、で住み分けて書いています。 note.com 一次創作もしています。(苦虫名義) なろう「https://mypage.syosetu.com/2352249/」 カクヨム「苦虫(@moruboru) - カ…

こんな風に物語を読んでいる。

ブログを書くようになってから、「物語を読む」とはどういうことかを特に考えるようになった。 このブログを書いている人は、こんな風な考え方に基づいて創作を読んで、感想を書いているんだなあと心にとめて記事を読んでくれると嬉しいと思い、自分の物語の…

学生運動当事者「n=1」のうちのオカンのフェミニズム精神。

小説で「台風だしピザでも頼む?」と攻めが言い出した…倫理観の違いで読めなくなることあるよね「鬼畜攻めかよ」 - Togetter 先日、うちのオカンと話していたら*1 「あさま山荘」籠城―無期懲役囚・吉野雅邦ノート (祥伝社文庫) 作者:大泉 康雄 祥伝社 Amazon…

学生運動の背景を知ることが出来る本の紹介をしながら、適当に雑談をしたい。

少し前にネットで学生運動の話をよく見かけたので、自分が今まで読んだり聞いたりした話と合わせて雑談したい。 この時代の学生運動周囲の話を見ていくと、そのセクトや大学によってだいぶ雰囲気が違う。(考え方が違うので当たり前だが) 例えば立花隆の「…

人は、何を見て「この話は嘘臭い」と思うのか。

ママ友と浮気してる 増田(匿名ダイアリー)は半ばモキュメンタリー的に楽しむものだと思っているので、嘘松でもいい。 むしろそういうものと思っているのに、嘘臭く感じてまったく乗れなかったのは何故か。 自分が「ママ友と浮気してる」から感じた「嘘臭さ…

「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」感想 「事実」や「現実」に迫るために必要なのは、「解釈しないこと」に耐えることではないか。

*批判的な内容です。 デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 (集英社学芸単行本) 作者:河野啓 集英社 Amazon 「事実に迫る」うえで必要な要件。 自分が考える「事実に迫るノンフィクション」に必要なことは、第三者が検証が可能なこと、それが難しいのであ…

人は惰性で、人を殺し続けることが出来る。

www.saiusaruzzz.com 前回書いたこの記事で、「日本軍の指導者に共通していたもの」について考えたが、書き終えたあとどうもしっくりこない。 そんなときに黄金頭さんの記事のこの箇所を読んで「おおっ」と声が出た。 アイヒマンが定年まで仕事をして、「退…

「綾辻行人になりたかった」という言葉は、わからないからこそ心に残った。

実家の兄ちゃんが貸してくれた知念実希人の「硝子の塔の殺人」を読んでいる。 硝子の塔の殺人 作者:知念 実希人 実業之日本社 Amazon 物語が始まってすぐに、投薬方法の特許を持ち、莫大な資産を築いた登場人物が「私は綾辻行人になりたかったんだ」(P38)…

「ブログはオワコンだ」と言われれば、「そうかもしれないが、それが何か?」としか言いようがない。

先日、はてブで「ブログはオワコン(意訳)」という記事があがっていた。 以前「はてなはオワコン」記事をどこかで読んだような……気のせいか? まあ人のことは自分がとやかく言うことではないので、きっかけはおいておいて「ブログはオワコンか?」という話…

古本の人の書き込みを見た妄想。「興味を惹かれて手に取ったけれど、難しくて挫折しそうな本」も、人と一緒なら読めるかもしれない。

読売新聞の書評欄に金石範の「火山島」が紹介されていて、面白そうだなと興味を持った。 韓国では今も余り語られない、「済州島四・三事件」を題材にした小説だ。 早速Amazonで調べてみたが、電書も文庫も出ていない。出ているのは中古の単行本とペーパーバ…

父の話。

ここ一年、ずっと体調が悪かった父親が今日、緩和ケア病棟に入ることが決まり、手続きをしてきた。 昨日、父と話して感じたことを、急に書きたくなった。 いま「彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事件の永遠」という本を読んでいる。 1972年に革マル派…

「ドストエフスキーって難しいの?」→「難しいけれど、難しさに着目しなくてOK」

ブログ記事をいくつも書いているも通り、ドストエフスキーが好きだ。 他の古典小説は(探せばあるのだろうけれど)余り感想を見かけないのに対して、ドストエフスキーは特に探さなくても言及している人をちらほら見かけるので人気があるのだろうなと思う。 …

「アフリカの白い呪術師」 自分が生きている現代社会とはまったく違う認識・思考パターンがあることを教えてくれる。

読んでいる間は凄く面白い、というわけでもないのに、時間があるとふと読んでしまう。そんな本のひとつだ。 通して読むのは四回めくらい。読めば読むほど面白い。 アフリカの白い呪術師 (河出文庫) 作者:ライアル ワトソン 河出書房新社 Amazon てんかんとい…

「ハイコンテクストだからこそ意味を考えたくなるコンテンツ」について。

「ハイコンテクストすぎて意味がわからん」と途中で投げ出すものもあれば、「ハイコンテクストだからこそ意味を考えたくなる」ので、何度も通読して寝食も忘れて文章ひとつ、語ひとつの意味まで考えたくなる作品もある。 今回は後者の「ハイコンテクストだか…

【ゲーム感想】「ELDEN RINGーエルデンリングー」が時間泥棒すぎる&オープンワールドの好みについて

「ブラッドボーン」をクリアしてから始めようと思っていた「ELDEN RINGーエルデンリングー」だけれど、まああったらプレイするよな、普通に。 【PS4】ELDEN RING フロムソフトウェア Amazon 何度も負けて負けて負けて負けて、死んで死んで死んで死んで、30時…

「哲学の名著の50冊が1冊でざっと学べる本」は、哲学・思想の流れを知るのにとても便利だった。

哲学の名著50冊が1冊でざっと学べる 作者:岡本 裕一朗 KADOKAWA Amazon 思想や哲学は、それ以前の世代の考えや議論を前提として、それに対する主張や批判を行っていることが多いので、全体の流れを理解しないと個々の思想も理解することは難しいと感じる。 …

ザ・ノンフィクション「マタギ修行の若者たち」感想 「生きる実感」は今の時代は贅沢品なのかもしれない。

2022年3月13日(日)に放送された「ザ・ノンフィクション 都会を離れ山で生きる。マタギ修行の若者たち」を見た感想。 秋田の阿仁でマタギとして生きてきた74歳の鈴木英雄さんのところへ弟子入りした、二十代の若者たちの話だ。 阿仁という不便な土地でマタ…

【アニメ感想】「平家物語」平維盛の「自分が出来ないとわかっていることをやらなければならない状況の絶望感」がキツい。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第9回は、水鳥が羽ばたいた音に驚いて平家軍が戦わずして逃げ出した「富士川の戦い」のエピソードだった。 どう描くのかなと思いきや、まさかあんな感じとは。 「んなわけあるかっ」と笑いながら突っ込んでしまった。 今回…

「関連コンテンツ広告」改め「multiplex 広告」の見栄えがひどかったので、速攻で消去した。

先日、ふと自分のブログ記事の「関連コンテンツ広告」を見て、目が点になった。 「関連コンテンツ広告」というのは記事下に、記事との関連がある記事を紹介してくれて、その中に少しだけ広告を混ぜるユニットのことだ。 ブログの他記事に誘導してくれるし、1…

ググり力を駆使して、どうしても思い出せないキャラを突きとめた。

長年、何の作品の何というキャラかどうしても思い出せないキャラがいた。 作品名はおろか、その作品そのものが本当に読んだのかというレベルで、何ひとつ思い出せない。 タイトルも主人公の名前も特徴も、どんなジャンルかも、何の雑誌に載っていたかも、他…

「信じ込んだ神の手(旧石器捏造事件)」の記事を読んで考えたこと。

あったなあ、こんなこと。 2022年2月13日の読売新聞朝刊「あれからVol20 信じ込んだ神の手」を読んでそう思った。 2000年11月に起こった「旧石器捏造事件」。 当時さほど興味があったわけでもなく、「功名心にかられた民間の研究者が旧石器時代の遺物を捏造…

【「AKB49~恋愛禁止条例~」キャラ語り】吉永寛子、岡部愛、有栖莉空。三人のまったく違う魅力を持つヒロインについて語りたい。

全29巻読み終わった感想。 www.saiusaruzzz.com 上の感想で語った通り「AKB49~恋愛禁止条例~」は、ヒロイン陣がとても魅力的だ。 特に主人公・浦山実に深く関わる吉永寛子、岡部愛、有栖莉空の三人は、それぞれまったく別の魅力があって甲乙つけがたい。 …

【日記】コロナかもしれないと思い、PCR検査を受けに行った。

そう言えば、最近、鼻水がよく出るな? と思っていたら、昨夜、唐突に喉が凄く痛くなった。 イメージで言うと、腫れが強くて喉の中に突然コブが出来たような感じだ。 その夜、熱くて喉が渇いて眠れない。飲むと喉が痛い。 絶対に熱がある、と感じる。 若干、…

世界に対する呪詛と怨嗟に満ちたルサンチマン文学&キャラについての雑談。

「世界に復讐してやる」というルサンチマン文学が好きである。 具体的な被害を伴わない、漠然とした呪詛や憎悪、怨嗟は、現実で言動に表すのは咎められるべきだと思うが、創作では長く書き続けてこられたテーマだ。歴史に残る傑作もいくつもある。 そんなル…

【2022年箱根駅伝・観戦記(復路のみ)】「青山学院大学が総合新記録、復路新記録、区間賞を連発する圧巻の強さで優勝!」

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 今年も二日、三日は箱根駅伝を観れるかと思いきや、二日は墓参りと親戚訪問になってしまった。 しかも何故か朝の八時半に家から出発することになったので、一区の途中までしか見られなかった…

【漫画感想】創作の力そのものを描いた「夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない」に、今年の最後に出会えたことが嬉しい。

「正しくない」人たちの話であり、家庭内暴力、ネグレクトなどが、キツイ描写ではないが、モチーフとして出てくる。 気になる人は読まないほうが無難。 そうではない人には、ぜひ読んで欲しい。 九つの話が入った短編集だけど、全部良かった。 夢から覚めた…

読売新聞の書評欄「よみうり堂・読書委員が選ぶ2021年の三冊」を読んで読みたくなった本10冊&自分が2021年に読んだ本の中で、おススメの三冊

先日、「書評」が話題になっていたので、「書評を読んで読みたくなった本」を上げてみようかと思いたった。 読売新聞の「書評欄の読書委員が選ぶ『2021年の三冊』」を読んで読みたくなったもの、その中で「特に読みたくなったベスト3」を選んでみた。(青字…

構造主義の祖ソシュールの人生が、異世界転生も真っ青なくらいチートすぎて驚いた。

近代言語学の父、構造主義の祖と言われるソシュールの思想の細かい部分は、専門家ではない自分には、難しすぎてほとんど理解できない。 自分が理解した限り構造主義に大きな影響を与えたと思われるこの発想、 人間は言葉によって概念を区切って、その認識を…

「青天を衝け」の栄一と喜作のような五分五分の関係だったら、「鬼滅の刃」の巌勝は黒死牟にならなかったかもしれない、と高良健吾のインタビューを読んで思った。

昨夜「青天を衝け」の第40回を見て感動した勢いにのって、出演者のインタビューを読んだ。 主人公・栄一の幼馴染みで生涯の友だった喜作を演じた、高良健吾のインタビューが面白かった。 www.nhk.or.jp Q:栄一と喜作の関係をどのように思いますか? 基本的…

「弱いくらいなら悪であるほうがマシ」という価値観は悪役の華だが、これも「男らしさ」の一種なのかもしれない。

相変わらず「グイン・サーガ」を読んでいる。 43巻でダリウス大公が最期にブチかます「開き直った悪党の下衆な恨み節」を読んで、「そうそう、こいつ、最期の最期で滅茶苦茶面白いキャラになったんだよなあ」と思い出した。 読んだことがない人のために説明…