NHK大河ドラマ「真田丸」第44回「築城」の感想です。
前回第43回「軍議」の感想はコチラ↓
今回、ツイッターを見ていたら、早丸組の皆さんから、
「おおおおおおおおおお~~!!! やべええええええ」
「なに、この演出!! 神」
「全俺、号泣~~~~!!!」
「もう、今回が最終回でいいよ!!」
というTLが次々と流れてきたんで、何事かと思いました。
こういうことだったんですね~~~!!
全自分感涙ーーーーーー!!
内憂外患な大阪城
今回は、OPなしで本編に入りました。
前回、一話丸々使った軍議の決定があっさりくつがえり、「籠城」をすることになります。
又兵衛が「あの軍議は何だったんだ???」と視聴者の声を代弁してくれます。
そうだそうだ(# ゚Д゚) もっと言ってやれ~~!
大阪城は南側が開けているので、主戦力はそこに配置します。
主に浪人たちで守ることになったのですが、そこにまた大阪城首脳陣が口を出してきます。
自分たちが主力にならなければ、この戦は勝てない、と幸村は茶々に配置を戻してくれるよう頼みにいきます。
「この城の主は秀頼どのです。秀頼が決めたことに、自分は口を出せない」
今までさんざん批判してきた茶々ですが、この理屈は尤もだなと思いました。
ただそのあと本人も言っているように、「たまには口を出しますけれど」
そうここが問題。
意外と考えているんだな、と思って損をしました。それがダメなんだっちゅーに。
茶々は「他の浪人たちはダメだけれど、源次郎には出城を作らせてやってもいい」とか色々駆け引きを打ってきます。
源次郎が「それでは意味がない」と言うと、「しばらくは大人しくしておくことですね」と言います。
いまいちよく分からないんですけれど、何でこんなに他人事なんですかね???
負ければ自分の生命はおろか、秀頼の命も危ないのに。
「自分はどうなってもいい。秀頼どのを助けて」
っていっていたのに、秀頼の命も天秤にかけて、魔性の女ごっこをやっている茶々がよく分かりません。
過去にも何回か触れましたが、真田丸ってたま~~にこういうことがあるんですよね。
「そのキャラの行動原理がブレいて、キャラクターとして一貫していない」問題です。
*久しぶりに読んだら、とんでもない辛口でした。閲覧は、自己責任でお願いします。
このときは「これじゃあ、大阪の陣とか今から不安だ」と怒っていましたが、大阪の陣の描写は、今のところ大満足です。キレてごめんね(・∀・)テヘッ。
閑話休題。
秀頼の命が何よりも大事なら、こんな上から目線で駆け引きしている余裕なんてないと思うけどな……。
問答無用で「他の浪人たちはダメ。でも、源次郎は出城を作って私たちを守って」って言うのならともかく。源次郎が「しばらく大人しくして」いたら、みんな死ぬと思うけど。
真田丸誕生
とはいえ、秀頼たちの立場に立てば、金で集まった浪人たちのことを信じ切れない気持ちもわかります。
「自分の今の立場では、もう相手を信じて任せるしかないのだけれど、それでも信じきれない」
秀頼のこの課題をどうするか、という物語でした。
あの若さで、自分に縁もゆかりもない人間に命を託すって本当に難しいことだと思います。
でも、浪人たちの立場で言えば、自分のことを信用していない人間のために命をかけて戦うことはできない、というのは当たり前だと思います。
治長がへたれたと見せかけて、秀頼に幸村たちの真情を聞かせる、あの流れは素晴らしかったです。
これで君臣が信頼関係で結ばれて、ひとつの目的に向かって戦えますね。
そしてそこからの「名前は決まっておる。真田丸だ」のあの流れ。
ツイッターで早丸さんたちが興奮していたのは、これか~~~!! と納得しました。
自分も大興奮でした。
しかし……これで、負けるのかあ……。
完全に勝つ流れじゃん……。
秀頼も治長も、木村も又兵衛もみんな死ぬのかと思うと、今から気が滅入ります。
その他のこと
家康に頻繁に内通者から連絡が来ますが、有楽斎が裏切者なんでしょうか。史実で大阪夏の陣の前に大阪城を離れるので、そういう設定なのかもしれませんね。
源三郎はお通にメロメロですね。
いつの時代も、癒し系の女性がモテでは最強だな。
さりげなくお香の匂いをつけたりして、女性の戦いはだいたい似たようなものですね。
こわいこわい。
次回は第45回「完封」です。
NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック 音楽:服部?之
- アーティスト: 三浦文彰、辻井伸行、下野竜也指揮NHK交響楽団、他
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