うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

「最強不動産屋ガチンコ家売りバトル『どっちの家を買いますか?』」が面白かった。

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2019年12月17日(火)にテレビ東京で放送された「どっちの家を買いますか?」が面白かった。

 

正直な感想を言えば、バラエティとしては中途半端だったと思う。

ひな壇のゲストたちの反応やコメントも余り目立たず微妙だったし、不動産屋さん同士の対立構図もいまひとつだった。

一番中途半端に感じたのは、購入した物件を選んだ理由が述べられなかったことだ。

勝敗が出る構成になっているので、勝ち負けの理由が分からないのは何とも消化不良だった。

家を選ぶポイントは家族構成や生活環境や生活スタイルでも変わる。人それぞれ千差万別なので、番組で「選ばれなかったこと」がそれほどマイナスになるとは思えない。むしろ宣伝効果が絶大だと思う。(だから出演しているのだろうし。)

購入者のプライバシー保護かとも思ったが、購入した物件の情報自体は出しているのに購入理由は明かさないというのもピンとこない。

 

ただバラエティ部分の不満を差し引いても、様々な物件を見たり、それぞれ譲れない条件を持つ人の物件選びを見るのはとても楽しかった。

「家選びがバラエティになりうる」ということに気づいただけで、番組の面白さの八割くらいは保証されたようなものだと思う。「家を買う」「借りる部屋を選ぶ」のは日本テレビ系の番組で既にバラエティ化しているけれど、一般の人が自分たちが今後住む家を購入する過程は、自分が家を買うときの疑似体験のようで別の楽しさがある。

不動産情報や賃貸物件を見るのが大好きなので、ひたすら色々な物件を内覧できるだけでも面白い。

 

最後に出てきたもともとは一軒家が希望だった緑さん一家が、自由が丘のマンションを選んだのは意外だった。

高校生二人中学生一人の子供がいる五人家族だと、三LDKのマンションはちょっと狭すぎないかと思ったが、資産価値が下がりにくいということと大幅値引きに心が動いたのかもしれない。それとも富士山が決め手になったのだろうか?

このマンションは、自分もちょっと欲しかった。(買えないけど)

 

三組に対して、二組の不動産屋がプレゼンして対決という作りはかなりせわしない感じだったので、個人的にはひと組の購入者が家を購入するまでのドキュメンタリーをじっくり見たかった。

個人情報の観点から難しいかなとも思うが、似たような内容のバラエティは存在しているし、プライバシーに十分配慮すればできるのではと思うけどどうなんだろう。

またリサーチ物件もいくつか見ているとはいえ、何か月かで二件の物件から購入する一件を選ぶのは、「大丈夫か」と見ていてちょっと心配になる。賃貸ではなく購入なら、もう少し吟味する期間があってもいいような気がする。

 

恋愛や婚活バラエティもいいが、家探しバラエティももっと見たい。

家作りは「ドリームハウス」があったけれど、やらなくなったしなあ。 

次回はもうちょっとドキュメンタリー寄りの方向性だったら嬉しい。

不動産の仕事

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  • 作者:小原秀紀
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