*ネタバレあり。注意してください
前回。
この時点でまだ開放されていない項目。
セツが1項目(乗員のみ)
SQが1項目(グノーシアのみ)
レムナンが2項目(乗員のみ)
しげみちが1項目(制限なし)
ジョナスが1項目(制限なし)
セツの項目は恐らくメインストーリーに関わって開放されるものだと思うので、あと5つか。
SQが嘘つきなのは本人のせいなのか
SQはフラグが立ったが失敗したことがあるので、グノーシアで開始。
このイベントで「二人きりになろう」と言ったときのSQの「マジで?」って言ったときの顔がほんと可愛い。これがギャップ萌えか。
SQの「あの人は天性の嘘つきだから信じちゃダメだよ」という言葉が切ない。
SQ人格とマナン人格は別だけど、マナン人格の欠片も含んでSQはできているから、自分で自分の悪口を言っているようなものだ。
「うみねこのなく頃に」で、縁寿がクラスメイトの前で自分の悪口を書いた反省文を読まされて謝罪させられるというイジメを受けたとき、「自分を否定させられるのは、こんなに屈辱的で辛いことなんだ」と思うシーンがある。
SQはそういう辛いことを主人公のためにやってくれた、と思うとSQの気持ちに涙が出そうになる。メチャクチャいい子だ。
SQが嘘をつくのは、悪意で人を陥れようとするマナンとは違い、生まれたばかりで周りが訳のわからないことばかりだからだ。
「わからない」「判断ができない」という恐怖から、嘘をついて自分を守ろうとしている。
「ケーキの切れない非行少年たち」を読んで「きちんと情報を把握しているのに、悪意で虚偽を述べている」のではなく、「情報を認識する能力が弱くて、判断ができない。判断力が弱いことがバレるとどう扱われるかわからないから、わかっているように装う」仕草が、「そんなことがわからないはずがないから、悪意で嘘をついている」と思われるケースも多いのでは、と思った。
嘘はよくないが、判断する以前の、物事や情報を認識する力に個人差がある、ということがよくわかる本だった。
「SQが嘘つきなのは、SQのせいなのか」
と思う。
というより、いきなり放り出された訳がわからない世界で、自分を利用することしか考えていない母親と戦いながら生きる方法が「嘘をつくこと」なら、「嘘をつくことがSQにとって本当のことでは」とさえ思う。
この流れを思い出しつつ、真エンドのジナとセツの会話を見て涙腺が決壊した。
久しぶりにゲームで泣いた。
そのあとのステラのくだりと合わせて、涙がとまる暇がない。
ジョナスとステラの関係を見て親を思い出す
しげみちとジョナスのゲーマー対決には笑った。二人の対決に熱くなるレムナンも含めて共感しかねえ。
特に百年もゲームにハマっていたジョナスは、他人とは思えない。
話し合いそっちのけでゲームの話で盛り上がる男三人にキレるセツと呆れるのを通り越して諦めの境地のステラ。あるある。
ジョナスとステラの関係を見ていると、うちの親を見ているような気持ちになる。
父親が神経質な細かいタイプで、母親がふわふわしたつかみどころがないタイプ。
父親はステラほど優しくなくわがままだし、母親はジョナスほど得体がしれない感じではないけれど、やり取りの方向性や関係の雰囲気が似ている。
ステラがジョナスに仕えることにウンザリしていたり、ジョナスがステラに「興味の持ちようがないつまらない存在」とかいうのを聞くと、「……。」という気持ちになる。
お互いに「うんざり」「つまらない存在」→凍結エンド→「ジョナスさまは黙っていてください」「幸せになりたい」→真エンドが正史だとすると、何だかんだ死ぬまで一緒にいた……と思うことにしよう。
その他
夕里子にコスプレが可愛いと言ったら怒られた。……嬉しい。
鍵がかかっているのはレムナンの二項目だけなのだか、あまりに開かなくて気持ちがくじけそうになる。
この記事を書いている時点ではすでにクリアして二周目をやっている。
あれだけループを繰り返してやっと開いた項目のイベントがすぐに起こった。相性や好感度がかなり影響するみたいだ。
続き。クリアした感想。