うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

広島・原爆ドーム~宮島・厳島神社~しまなみ海道に行ってきた。

【スポンサーリンク】

 

お盆休みに広島、宮島、尾道から今治に続くしまなみ海道に行ってきました。

暑かった……。

 

広島 原爆ドームを見学

お昼に広島についたので、さっそくお好み焼を食べようとお店を探す。

ガイドブックに載っている店は、みな長蛇の列だった。地元の人だけが知っているような店を調べないとダメだね…。

 

仕方なくご飯は後で食べることにし、原爆ドームへ。

テレビでは何度も見たことがあるけれど、直接見るのは初めてだ。

「テレビで見ているけれど、せっかくだから一度くらいは見ておくか」くらいの気持ちでやってきた。

f:id:saiusaruzzz:20180817093252p:plain

 

実際に見ると、イメージと違ってかなり小さい。少し大きめの公民館くらいだ。

逆に、そのことに強烈な印象を受けた。

今まで「昔、原爆を落とされた場所」という印象しかなかったけれど、実際に行くと「自分の生活のイメージ」の中に入りこんでくる感覚がある。

元々の目標は原爆ドームのすぐ北にある「相生橋」だったが、実際は原爆ドームのやや南東にあった「外科島医院」の上空600メートルの地点が爆心点がだった、という説明も読んだ。

600メートルって、建物の高さを考えるとちょうとスカイツリーくらいの高さで炸裂したのかあ…と考えると、当時のことが頭ではなく感覚として感じられる。

 

実際にその場所に行くと体感できるものもあるので、行ってよかったなあと思った。

溶けそうなくらいめちゃくちゃ暑かったけれど…。

 

f:id:saiusaruzzz:20180817093308p:plain

 

隣りの「折り鶴タワー」からの眺め。

折った折り鶴を積み上げられる「折り鶴の壁」は、高所恐怖症なので絶対無理だ、と思ってやめておきました。透明な床にのったら気絶しそうだ。

 

単純に普通に生活している人の中にこういうものを落とすって本当にひどいことだな。そういう状況になるということが本当にひどいことだ、と改めて思った。

二度とこういう状況を作っちゃいけないなあ。 

「この世界の片隅に」は、まだ読んだことがないんだよね。今度読もう。

 

広島の原爆というと、小学生のときに学級文庫にあった「はだしのゲン」を思い出す。 

 

宮島で厳島神社を参拝する。

電車とフェリーを乗り継いで宮島へ。

フェリー乗り場から出ると、普通に鹿が車道を横切っていてびっくりした。もっと人がいない公園や山の中にいると思っていたよ。

f:id:saiusaruzzz:20180817100213p:plain

 

宮島は欧米からの観光客が多かった。自分が見た限りでは半分近くそうだったと思う。都内だとアジア系の人も多いけれど、ここではほとんど見なかった。

五年くらい前に南木曽に行ったとき、ホテルの宿泊客がほとんど欧米の人でびっくりした記憶がある。ホテルの人が「ここ数年で急激に増えた。ネットの口コミで広がっているのではないか」と言っていた。オーストラリアの人が多い、って言っていたかな?

ホテルはともかく、駅員さんは英語を話せる人がいないので、質問されてもうまく案内できずにお互いにちょっと大変らしい。

宮島は分かるけれど、南木曽は「日本でもそんな有名かな」という印象があるので意外だった。(有名だったらすまん)

 

宮島には、夕方五時くらいについた。

ホテルの人が「今はちょうど干潮で大鳥居まで歩ける」と教えてくれたので、さっそく歩きに行く。

f:id:saiusaruzzz:20180817101946p:plain

 

 

f:id:saiusaruzzz:20180817102116p:plain

鳥居の根元の海に沈む部分についているのは、泥かなと思って見てみたらフジツボだった。間にフナムシやらお金やらが張り付いていて、なかなかな光景だった。

 

本社には干潮の時刻と満潮間近の時刻に入ったんだけれど、ぜんぜん雰囲気が違う。

干潮時

f:id:saiusaruzzz:20180817102611p:plain

f:id:saiusaruzzz:20180817102634p:plain

 

満潮時

f:id:saiusaruzzz:20180817102752p:plain

 

f:id:saiusaruzzz:20180817102843p:plain

 

見ていると潮の満ち引きってすごいスピードなんだ

こういう自然を建物に組み込む、という発想がすごい。

大河ドラマ「平清盛」を最後までちゃんと見たくなった。途中までは見ていたんだけれど、リアタイで見れなかったので見るのをやめちゃったんだよね。

面白かったし、松山ケンイチをはじめ出演者たちの演技もすごく良かったんだけれど、(三上博史の怪演が特に)エピソードごとに出来にばらつきがあったのが気になった。

Amazonプライムビデオ対象になったら、最初から見てみようと思う。

 

 

ロープウェイで弥山を登る

ロープウェイで弥山に上がり、寺巡りをしようと思ったのだけれど、ここで誤算が…。

思ったよりずっと険しい。

八甲田山の遊歩道や千畳敷カールのような場所をイメージしてたんだけれど、普通のハイキングコースだった。

サンダルで来ていた人も多く、「こんなにがっつり上り下りするなんて聞いていない」という顔の人が多かった。

蒸し熱さMaxで本堂に着いた時点ですでに倒れそうだった。涼しい季節なら良かったんだろうけれど、真夏に来る場所じゃないな…。(言い訳)

雨も降ってきたので、やむを得ず引き返す。

この時点で本人いわく「暑いのと歩かされるのと汗をかくのが大嫌いな」相方の機嫌が最悪な状態になる。

元々は修行で来る場所なんだから仕方ないだろ、昔の人はすごいよなと思いつつロープウェイで下りる。

 

 

尾道からしまなみ海道へ

レンタカーで広島から尾道、尾道からしまなみ海道を走った。

沖縄、九州に台風が近づいていたせいか、天気が余り良くなかったのが残念。 

f:id:saiusaruzzz:20180817110543p:plain

晴れていたら絶景だったと思う。

 

因島の村上水軍城を見学。ここも急な坂道がきつかったけれど、展示してあるものや村上水軍の説明がなかなか面白かった。

「海賊」はヴァイキングやパイレーツとは役割や行動が微妙に異なるため、正確な訳語がないという話や「村上水軍」は三氏に分かれていたとか、知らなかったので興味深く読んだ。

 

和田竜の「村上海賊の娘」も寄贈されていた。

内容を聞いた限りでは「ちょっと微妙かな」と思っていたけれど、今度読んでみようかなと思う。

 

楽しかったけれど、とにかく暑さがきつかったので、また別の季節に来たい。弥山は春か秋にきて、下から登りたい。紅葉の季節がいいらしい。 

 

関連記事

昨年は「白神山地と奥入瀬」一昨年は「知床」に行きました。

www.saiusaruzzz.com

 

www.saiusaruzzz.com