魔法少女まどか☆マギカの外伝の「マギアレコード」を四話まで見た。
ゲームは未プレイなので、今後もネタバレなしで楽しむ予定。
四話まで見た段階では、「まどマギ」とはだいぶ違うなと感じた。
自分から見ると「まどマギ」は、「自己探求の物語」だ。感想記事で「ベルセルク」の黄金時代編に似ていると書いたが、「バカボンド」のような「道追求型」にもイメージが重なる。
まどかは魔法少女になることが望みをかなえる対価ではなく(そもそも叶えて欲しい望みがない)、「こんな自分でも誰かの役に立てるんだって。胸をはって生きていけたら、それが一番の夢だから」という風に己を高める方法と考えている。可愛らしくほんわかした女の子に見えて、中身はストイックだ。
「自己鍛錬の道を歩む、修行する話」は主人公がひたすら内省内観することが多いが、まどかは他人との関係を持ちつつも、良くも悪くも周りに影響されない。
一方、後半の主人公であるほむらは、まどかを救うために「もう誰にも頼ら」ずに一人でループを続けるなど、まどかとは別の意味でストイックだ。
という風に見ると、「マギアレコード」は設定や世界観は同じでも、内実や面白さの方向性が「まどマギ」とは全く違う。
「外伝」と銘打っているのでどうしても比べてしまう、と思っていたが、世界観や設定以外はほぼ違うと感じたので、余り比較せずに見れそうだ。
謎が多い話は好きなので、「神浜市に行けば魔法少女は救われる」というのはどういうことなのか」「神浜市の魔女が強力なのはなぜなのか」、「いろはがういを忘れていたのはなぜなのか」「子供のきゅうべえは何者(?)なのか」という四話までで謎が満載のストーリーに惹き付けられた。
キャラが多くて、中心になるキャラがポンポン変わるところはちょっと残念だ。
鶴乃も好きなタイプだけど、神浜市の魔法少女三人に愛着がわきかけてきていたので、唐突に別の話になってしまった感じが強い。
エピソードのつなぎがぎこちなく感じるのはゲームが原作だからだろうか。できればアニメはアニメとして一本のストーリーでしっかり見せて欲しいなあ。
面白かったでの、先の展開に期待しています。