富士見長編小説大賞を受賞し、現役のライトノベル作家として活躍している五代ゆうと榊一郎が、編集者を交えて対談形式で小説の書き方を語っている本です。 二人はライトノベル作家なので、主に「ラノベを書くにあたって」という態で語っているのですが、どん…
子供のころから読んでいた「破妖の剣」が完結した 先日、コバルト文庫で長い間、巻を重ねてきた「破妖の剣」シリーズがついに完結したという話を聞いた。 破妖の剣6 鬱金の暁闇30 (集英社コバルト文庫) 作者: 前田珠子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017…
先日、脚本家北川悦吏子が何かTwitterで騒動を起こしたとか起こさないとかの情報が流れてきた。 その騒動自体には興味がわかなかったのだけれど、昔よく見ていた北川悦吏子脚本のドラマのことを思い出した。 「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」…
「信頼のできない語り手」とは。 「信頼のできない語り手」という技法を用いている物語があります。 主に推理小説やサスペンス、ホラーなどのジャンルに用いられる技法です。 「信頼のできない語り手」に物語を語らせることによって、物語自体にトリックを…
病的な嘘つきがいる。 ある日、こんなことを言い出した。 「ボクのことを嘘つきだと思っているのだろうけれど、これから言うことは掛け値なしの真実だ。信じてくれるかい?」 うなずくと、病的な嘘つきは話し出した。 「ボクはこの前、人を殴った。そいつが…
「ラ・ラ・ラ・ランド」という映画が流行っているらしいですね。 映画自体は見ていないのですが、この映画にまつわる話題で興味深いテーマを見つけました。 「作品を批判するのはいいが、作品を褒める観客を批判するのはアウトなのか?」というテーマです。…
毎週土曜日テレビ東京で放映中のドラマ「銀と金」についてです。 www.tv-tokyo.co.jp 見るうちにじょじょに不満が出始めた 一話は素晴らしいできで、原作の大ファンである自分も絶賛する記事を書きました。 ただ……絵画詐欺編あたりから、かなり不満が出始め…
「アカギ~闇に降り立った天才~」という麻雀漫画がある。 「天ー天和通りの快男児ー」という漫画で、主人公の天以上に人気があった、伝説の天才雀士・赤木茂の若き日のことを描いた漫画だ。 アカギ?闇に降り立った天才 1 作者: 福本伸行 出版社/メーカー:…
ミステリーで主要な謎である フーダニット(犯人は誰か?) ハウダニット(殺害方法は何か?) ホワイダニット(動機は何なのか?) であるが、ホワイダニットはどんな作品があるか?と考えたときに、とっさに思い浮かぶ作品が少なかった。 今回はこのホワイ…
前回のエントリーで「炎上」に思いを巡らせていたら、過去の色々な炎上を思い出した。 当時はどれほど大きく燃え上がり延焼しても、いつかは鎮火して忘れ去られる。 でもいくつかの炎上は、自分の心の中に思い出として残っている。そして、その当時とはまた…
勝手に人生相談にのってみるのコーナーです。 第一回の今日は、なぺこさんのこの記事に勝手に答えます。 www.hot-napeco.com 内容を要約すると 「結婚を前提に交際している彼氏のお母さんに、なかなか挨拶に行くことができない。長い付き合いになるのだから…
高山裕太くん、自殺事件の経緯 2005年12月6日に、長野県立丸子実業高校の一年生で、バレー部員だった高山裕太くんが自宅で自殺する。 裕太くんの母親のさおりは、自殺の原因はバレー部内でのいじめと校長、担任の発言、監督責任にあるとして、長野県、高校…
主人公のライバル、壇上壮大が気になる。 TBS日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」を、今のところ一秒も見ていないのですが、このドラマの感想を読むたびに気になる人がいます。 浅野忠信演じる、壇上壮大です。 何しろ一秒も見ていないので、余りよく分…