考えれば考えるほど面白い、沼のように深いこの二人の関係について、どう考えていてどこに面白さを感じているかを、今まで考えたことも含めてまとめてみた。 ※すべて個人的な解釈です。 ※本編23巻と公式ファンブック1の情報のみを参考にしています。 ※ネタバ…
*この記事には、「この作品はメリバと思われる」というネタバレが含まれています。 「メリーバッドエンド」略して「メリバ」の話題が先日上がっていた。 自分は割とメリバ好きなのだが、その起源を考えると子供のころにたどり着く。 そのころ自分が読んでい…
こんな状況だからかもしれないが、久しぶりに「グレートジャーニー」全5巻が読みたくなり、のんびりと読んだ。 グレートジャーニー 人類5万キロの旅 1 嵐の大地パタゴニアからチチカカ湖へ (角川文庫) 作者:関野 吉晴 発売日: 2010/01/23 メディア: 文庫 …
あけましておめでとうございます。 明日から仕事なので、2021年のお正月はこんな感じで過ごしたということを備忘録的に残しておきたい。 ☆正月の愚痴。嫌いな人は飛ばしてください。 例年、相方は仕事でいないことが多いのだけれど、今年はずっと家にいた。 …
「未完で終わるかもしれない」と思い敬遠していた平野耕太「ドリフターズ」既刊6巻を、今さら読んだ。 ドリフターズ(1) (ヤングキングコミックス) 作者:平野耕太 発売日: 2013/04/12 メディア: Kindle版 「目的があって戦う話」ではなく、ひたすら戦っ…
突然、読みたくなって遠藤周作の「沈黙」を読んだ。 沈黙(新潮文庫) 作者:遠藤周作 発売日: 2013/03/01 メディア: Kindle版 初めて読んだのは学生時代なので、十何年ぶりだ。 学生時代に読んだときは、最後の結末に強く衝撃を受けた。こんなに残酷なことが…
「ホロコーストを引き起こした至上最悪の偽書」と呼ばれる「シオン賢者の議定書」が生まれる過程と、それが広まった憎悪のメカニズムを描いたウンベルト・エーコの「プラハの墓地」を読んだ。 プラハの墓地 (海外文学セレクション) 作者:ウンベルト・エーコ…
「ダークソウルⅢ」の「深淵の監視者」がすごく好きで、たまに動画を見に行く。 二段階めのときの攻撃の炎が、ワンテンポ遅れてついてくるところが特に好きなのだが、同じことを言っている人がいて嬉しかった。 「深淵の監視者」のBGMについているラテン語…
最終巻23巻を読んだので、前回の感想で入れられなかったことを雑談風に話したい。 www.saiusaruzzz.com 家に帰る話 「お願いします、神様。家に帰してください」 「俺は妹と家に帰りたいだけなんです」 炭治郎のこのセリフを読んだとき、こういう話だったな…
www.saiusaruzzz.com 前回の話で入れられなかった箇所があるので続き、というか補足。 巌勝というキャラは、ほぼすべてが弟・縁壱に対する感情のみでできているキャラなので、縁壱について考えてみようと思った。 縁壱というキャラは、把握するのが少し難し…
「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」を読んだ。 アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 (講談社現代新書) 作者:吉田徹 発売日: 2020/09/16 メディア: Kindle版 現状についてなぜこうなったのか、ということがまとめられている。 以下は自分が理解した限…
「鬼滅の刃」の鬼サイドで一番好きなのは、圧倒的に黒死牟こと継国巌勝だ。 この人のどこが好きかを書こうとすると、なぜか悪口みたいになってしまうのだが、とりあえず自分が巌勝のどこが好きかを語りたい。 自分から見た巌勝は、ひと言で言うと「思い込み…
「私のジャンルに『神』がいます」の珠希に触発されて、自分も文章について考えたこと、やってみたことを急に話したくなった。 人のメソッドを聞くのは楽しい。珠希の「短編小説百本ノック」も、もう少し前の体力があったころだったら実際に試したかもしれな…