うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

連合赤軍事件は「オタク」が起こした事件だった? 大塚英志「「彼女たち」の連合赤軍 -サブカルチャーと戦後民主主義ー」の感想 

この本の内容 題名を見ると「連合赤軍事件関連の本かな」というイメージですが、どちらかと言えば副タイトルが表すサブカル論の比重が強いです。 サブカル論の枠組みの中で、サブカルチャーという分野が興隆する直前の時代に起こった連合赤軍事件を語るとい…

【漫画】「尊敬している人は?」という質問をされたときに答えるべき、生き方が尊敬できる漫画の男性キャラクター五選

その生きざまを尊敬している、二次元の男性キャラクター五選です。 受験や就職活動の面接などでよく聞かれる「尊敬している人は?」という質問、答えに悩みませんか。 そんなことを言われば、世の中の人には誰だって尊敬すべきところはあるし、誰だって「ち…

≪ドラマ≫ SKE48松井珠理奈主演ドラマ「死幣」 第三話あらすじ&ネタバレ感想

ドラマ「死幣」の第三話のあらすじ&ネタバレ感想です。 第二話のあらすじ&ネタバレ感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 「死幣」第三話あらすじ&ネタバレ感想 郁美、三浦に続いて、川辺も不審な死を遂げた。 三人は同じ財津教授のゼミの仲間だったため…

【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の46巻までを紹介する。

前回紹介した小説「グインサーガ」の46巻までの感想です。 前回の記事はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 46巻までの感想 主のグインサーガは46巻で完結しているので、紹介を兼ねて感想を語りたいと思います。 「辺境ノスフェラス編」1巻「豹頭の仮面…

【小説】 奇跡のように面白い小説、栗本薫「グインサーガ」の思い出を語る。

グインサーガの何がすごいのか。 「何がすごいのか」と言われると、何かもがすごいので何から説明していいのかがよくわかりません。 40巻あたりからの展開に対する不満(後述)があり、主はきちんと読んでいるのは46巻「闇の中の怨霊」あたりまでです。…

≪ドラマ≫NHK大河ドラマ「真田丸」 第29回「異変」感想

前回第28回「受難」の感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 「秀吉の死」という天下の転機になる出来事の前ふり、「嵐の前の前兆」のような回なので、比較的淡々と進むのかな? と思いきや全然そんなことはありませんでした。むしろ大きな出来事がない回…

{ゲーム} PS3「ダークソウル」を、今さら初見プレイ③ 小ロンド遺跡で地獄のマラソン大会(不死街下層~小ロンド遺跡)

PS3「ダークソウル」初見プレイ日記です。 前回②はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 不死街下層でヤギ頭と戦う ようやく不死街下層の入り口を見つけ、下層に向かうことができました。 さんざん迷ったおかげで、かなり強くなっていたので、下層は余り苦労せず…

≪ドラマ≫ SKE48松井珠理奈主演ドラマ「死幣」 第二話&ネタバレ感想

前回、第一話のあらすじ&感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 「死幣」第二話あらすじ 主人公「わたしが殺したんじゃない(´Д`)」 若本刑事「何かを知っているのに何もしなければ、お前が殺したのと同じだ( ゚Д゚)」(※警察官のセリフです。) 川辺「郁美…

「物語の語り手」が、ネットで陥りがちな罠~浅田舞の告白によせて~

人にとって「物語」とは何なのか、何のために人は「物語」を求めるのか、ということを書いた、前回の記事の続きです。 saiusaru.hatenablog.com 今回は特にネット社会における「物語の語り手」側について、書いていきたいと思います。 語り手が陥る「物語」…

「物語」は、人を癒すのか? 呪うのか?

「物語」はなぜ生まれたのか? 何のためにあるのか? 「物語」は、文章だけではありません。 絵画や歌や音楽にも、物語性はあります。 優れた物語とは、何なのか? 物語には人を癒す力があると同時に、強力な呪縛性を秘めている。 そんな「物語」についての…

≪ドラマ≫ NHK大河ドラマ「真田丸」 第28回「受難」

NHK大河ドラマ「真田丸」第28回「受難」の感想です。 前回第27回「不信」の感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 秀次、自ら切腹する 予想外の展開でした。 逃げ回って、逃げ回って、逃げ切れなくなった結果、自分から腹を切ってしまうとは。 今回の…

不治の病、アドバイス病の患者。

不治の病、アドバイス病にかかっている 「説教病」のほうが本質を表しているような気がするのですが、発音したときに舌がうまくまわらないのと、余りにあからさますぎるので、学会によって「アドバイス病」に正式に変更されました。 (アドバイス病患者の特…

{ゲーム} PS3「ダークソウル」を、今さら初見プレイ② 動物園からムーディスポットへ(城下不死教区~黒い森の庭)

PS3「ダークソウル」初見プレイ日記です。 その①はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 橋の下を通り、城下不死教区に入る 飛龍ヘルカイトがいる橋は当然、通れないので、橋の下の狭い道を通って「城下不死教区」へ。 (引用元:http://www.famitsu.com/blog/ot…

≪ドラマ≫ SKE48松井珠理奈主演ドラマ「死幣」 第一話あらすじ&ネタバレ感想

「死幣」第一話 あらすじ 七咲学院大学経済学一年生の主人公・南由夏は、父を早くに亡くし、母が世界中を飛び回る仕事をしているため、妹の小夢と二人で暮らしている。 ある日、小夢から奇妙な話を聞く。 「お金が欲しいと望む人のもとに現れる死幣。死幣を…

{ゲーム} PS3「ダークソウル」を、今さら初見プレイ① 牛頭のデーモンが倒せない。(北の不死院~城下不死街)

なぜ、今さら「DARKSOULS」をやり始めたのか。 もともとデモンズソウルもニコニコ動画のゲーム実況者ふぅの動画を見て、「どうしてもラトリアをやってみたい」と思って、ソフトを買ってやり始めました。 先に動画を見てしまっていたので、デモンズソウルは面…

≪ドラマ≫ NHK大河ドラマ「真田丸」 第27回「不信」の感想 

NHK大河ドラマ「真田丸」第27回「不信」の感想です。 前回、第26回「瓜売」の感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 秀吉と秀次の間のすれ違い 拾も生まれて、関白となった秀次と太閤秀吉の間にすきま風が吹き始めます。 今回を見る限りでは、「真田…

読むと三日はへこむが、それでも読んで欲しい、鬱本五選

「鬱本」とは、ただ暗く残酷な描写にされているのではなく、 「自分にも、こんなことがあるのではないか」 「自分にも、こんなところがあるんではないか」 そんな風に思わせる本です。 読むと落ち込むけれど、素晴らしい本であるためぜひ読んで欲しい「鬱本…

「エヴァンゲリオン」が苦手だ。

「新世紀エヴァンゲリオン」についての感想です。新劇場版は見ておらず、TV版、旧劇場版をみての感想です。 昔から「エヴァンゲリオン」が苦手だった。 「面白いな」と思いますし、好きな部分もある。でも、どうしてもモヤモヤする部分があり、全面的に受…

作家の才能のタイプを、独断と偏見で五つに分類してみた。

人にそれぞれ性格があるように、才能にもタイプがあります。 自分の才能はどのタイプかを考えることは、才能を伸ばす上で大きなヒントとなります。 今回は作家の作風や才能について、考えてみました。 ちなみに完全に、独断と偏見に基づいています。 職人型 …

【漫画感想】 漫画史上、一番のもったいない漫画 樹なつみ「獣王星」

「もったいない漫画」 というのは、何かと言いますと、最初のほうはすごく面白いのに、もしくは設定や世界観がとても魅力的なのに、後半で面白さが大失速する漫画のことです。 「最初からつまらない」のならば、読むことをやめて忘れておしまいなのですが、…

≪ドラマ≫NHK大河ドラマ 真田丸 第26回「瓜売」感想

NHK大河ドラマ「真田丸」の第26回「瓜売」の感想です。 前回第25回「別離」の感想はコチラ↓ saiusaru.hatenablog.com 前半戦の総括 7月に入って、大河ドラマはいよいよ後半戦です。 小田原城攻めだけは納得がいきませんでしたが、久しぶりに大河ドラ…