うさるの厨二病な読書日記

厨二の着ぐるみが、本や漫画、ゲーム、ドラマなどについて好き勝手に語るブログ。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大泉洋主演ドラマ「ノーサイド・ゲーム」の第三話を見て、千葉ジェッツのことを思い出す。

TBSの日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」を見ている。 www.tbs.co.jp 大手自動車メーカーのエリート社員・君嶋が幹部ににらまれて、左遷させられる。 左遷先が連敗続きでお荷物になっているラグビーチーム・アストロズのGMで、有能だがこれまたラグビー界では煙…

【MBTIを用いてキャラ語り】創作における内向感情型について INFP(ロイエンタール)対ISFP(尾形)

MBTIを用いたキャラ語り。 *創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事末尾に掲載。 内向感情を主機能として使うINFPとISFPのキャラについての、個人的な考え。 内向感情型のひとには、「静かな水は深…

読者を「暴力と流血の歴史」に基づいた仮説的世界の神にする。コーマック・マッカーシー「ブラッド・メリディアン」

「ザ・ロード」の興奮を引きずったまま、「越境」に引き続き、「ブラッド・メリディアン」を読んだ。 ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤 (ハヤカワepi文庫) 作者: コーマックマッカーシー,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/08…

【ダークソウルⅢ考察】ロンドールの黒教会、アリアンデルの絵画世界について

ダークソウルⅢの「ロンドールの黒教会」及び「アリアンデルの絵画世界」周辺の考察。ゲーム内の会話及びアイテムのテキストのみを参考にして考察している。 会話文はコチラを参照。 DARK SOULS TRILOGY -Archive of the Fire- 作者: 電撃PlayStation編集部 …

乃木坂太郎「第3のギデオン」は、「息子が父親になるまでの話」として名作。

前々から読みたいと思っていた乃木坂太郎の「第3のギデオン」が三巻まで無料になっていたので、全巻購入して読んでみた。 [まとめ買い] 第3のギデオン 作者: 乃木坂太郎 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る ずっと前から読みたいと思っていたが…

死んだ同級生の話。

人から聞いた話。 近所のコンビニの駐車場で、久しぶりに中学時代の同級生と再会した。 同級生に気づいたのは、こちらの顔をじっと見つめてきたからだ。 最初は「変な奴だな、人の顔をじろじろ見て」と思ったが、よく見たら知っている奴だった。 「久しぶり…

新海誠監督「雲のむこう、約束の場所」は反世界系の物語ではないか。

雲のむこう、約束の場所 発売日: 2014/12/19 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「雲のむこう、約束の場所」は、やや設定がややこしく、作内ではそれほど細かい説明がない。 あらすじとアニメの作内設定(小説版や設定資料などは読んでいな…

「言の葉の庭」を見て、新海誠監督作品の何が気持ち悪く感じるのかやっとわかった。

言の葉の庭 発売日: 2014/11/15 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 「ほしのこえ」に引き続き、「言の葉の庭」を視聴した。 今までずっと自分がうっすらと感じていた、新海誠監督作品*1に対して感じていた気持ち悪さが何なのかがようやくわ…

「人目につかぬよう、勇作殿を裏からお見送りしろ」を当たり前と思うかどうかで見方が変わるのが、物語を読む面白さ。

www.saiusaruzzz.com この話の続き、というか補足。 尾形に対しての見方が変わるまでの過程のメモだ。 前回に引き続き、11巻と17巻の尾形の過去のエピソードがメインの話になっている。 最初に尾形が↑の記事のような人では、と思ったのは17巻を読んだときだ…

新海誠監督「ほしのこえ」を見たら、「秒速5センチメートル」のすごさがさらにわかった。

Amazonで新海誠監督作品「ほしのこえ」を視聴した。 以下、アニメ版のみを見た感想で、「秒速5センチメートル」の自分の個人的な解釈を前提として感想を述べている。 「秒速5センチメートル」の感想を読んでいないと意味がわからない可能性が高いので、良…

【ダークソウルⅢキャラ考察】兄王子ローリアン&王子ロスリックについて

「ダークソウルⅢ」の双王子、兄王子ローリアン&王子ロスリックについての考察。 生まれたときローリアンは健康体だったが、ロスリックは「王家の悲願、薪の王たる運命に生まれた彼はしかし病を抱え萎びた赤子であった」(祈祷のローブの説明文) 「ロスリッ…

こんな風に物語を読んでいる。

ブログを書くようになってから、「物語を読む」とはどういうことかを特に考えるようになった。 このブログを書いている人は、こんな風な考え方に基づいて創作を読んで、感想を書いているんだなあと心にとめて記事を読んでくれると嬉しいと思い、自分の物語の…