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うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

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【「破妖の剣」完結記念】前田珠子にみる、物語の設定を自ら破壊してしまう長編に向かない作家像。

子供のころから読んでいた「破妖の剣」が完結した 先日、コバルト文庫で長い間、巻を重ねてきた「破妖の剣」シリーズがついに完結したという話を聞いた。 破妖の剣6 鬱金の暁闇30 (集英社コバルト文庫) 作者: 前田珠子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017…

会社という理不尽な場所の楽しさと、理想の上司像を描く「中間管理録トネガワ」

購読しているみかんさんのブログ「好きに生きる」で、先日、こんな記事を読ませていただいた。 litoli.hatenablog.com 「仕事」に対してずっとネガティブなイメージを抱いていたが、少し気持ちが変わってきたという記事だった。 はてなでも昨年「レールの乗…

「人間の真価は自分自身でさえギリギリまで分からない」。「銀河英雄伝説」ウォルター・アイランズから学ぶ。

ウォルター・アイランズは権力機構にひそむ寄生虫だった。 田中芳樹の大人気SF小説「銀河英雄伝説」に、ウォルター・アイランズという登場人物が出てくる。 (引用元:http://anime.geocities.jp/ginga_eiyudensetu/cast/) 「銀河英雄伝説」は、専制君主国…

こんな書評を書いてはいけない。福田和也、石田衣良から学ぶ

このブログは名前が表す通り、自分が読んだ本、漫画、ドラマ、ゲームなどの感想や考察がメインコンテンツです。 余り細かいことは気にせずに、自分の思ったことを自由に書いていたのですが、先日、石田衣良が語った「君の名は。」の感想に、新海誠が(石田衣…

「自分が何者かわからない」悲惨さを、「ゲーム・オブ・スローンズ」のシオン・グレイジョイに学ぶ。

相も変わらず、空いている時間は「ゲーム・オブ・スローンズ」を見ています。 現在、シーズン5の第5話まで見終わりました。 あらすじや感想を書いている記事はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com ところでこの「ゲーム・オブ・スローンズ」という物語の中で、気…

「人間の本質は俗悪な道化師である」ことを、「カラマーゾフの兄弟」の父フョードルから学ぶ。

ドストエフスキーの最後の長編小説「カラマーゾフの兄弟」に、兄弟の父親であるフョードル・カラマーゾフという人物が出てくる。 大金持ちのやもめで四人の息子を持っており、この息子たちが題名である、「カラマーゾフの兄弟」である。 「カラマーゾフの兄…

「自分が自分であるという地獄」を、銀河英雄伝説のアーサー・リンチから学ぶ。

最近、頻繁にお邪魔させていただいているブログがある。 「銀河英雄伝説」の感想を書かれている、妙香さんのファイログというブログ。(*末尾追記参照) 一話ごとに丁寧に粗筋と感想を書かれているので、見ていない人でもちゃんと楽しめる。毎回、楽しんで…