うさるの厨二病な読書日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

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社会人になってから、日本史を勉強したい人におすすめ! 中央文庫版「日本の歴史」が面白い。

昔、読んでいた中央文庫版「日本の歴史」を読み直している。 全26卷+別卷の構成だ。 前は図書館で借りて読んでいたのだが、なかなか読む時間がとれないことと、前よりも読むのに時間がかかるようになっているので、購入することにした。 一冊税込で1337円…

小池ノクト「蜜の島」は、アンチミステリー好き、どんでん返し好きにおすすめ。

ふと目に留まった小池ノクトの「蜜の島」を購入した。 蜜の島(1) (モーニング KC) posted with ヨメレバ 小池 ノクト 講談社 2013-08-23 Amazon Kindle あらすじが面白そうだったこと、全4卷と気軽に読めそうなこと、レビューがかなりの高評価だったことで…

【ネタバレ感想】「モンキーピーク」4卷は、予想の斜め上の展開。あの人がまさかの死亡。 

この記事は原作志名坂高次、作画粂田晃宏「モンキーピーク」4卷のネタバレ感想です。 未読のかたはご注意ください。 1卷~3卷までの感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 田中さんは「鉈猿」ではないようだ。 今後、安斎というキャラをコントロールできるか…

【「オタサーの姫」論】 「姫」とは「無能なカリスマ」のことだ。

「オタサーの姫」について考えだしたらとまらなくなったのでまとめたい。 なぜ「姫」なのか? という疑問。 「姫」と「女王」と「アイドル」の違い 「姫化」のためのふたつの条件。 「あなたは無力である」というメッセージを受け取れるかどうか。 「天然姫…

気軽に読める退廃的な世界名作文学 おすすめ10選

要約本じゃ物足りないけど長編読むような体力もない。(中略)気軽に読める退廃的な作品はないものか。 「気軽に読める世界名作文学」という題の増田の記事に答えてみました。 「退廃的な」は、「道徳的要素が少ない、もしくはない」「救いがない」を基準に…

【PS4版】エロゲじゃないと売れないの? 「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」

PS4版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」を購入。 PS4でリメイクされた「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」をプレイしている。 「アドベンチャーゲームの傑作」の評価にたがわず、とても面白い。 この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 通常版 【初回限定特典…

矛盾だらけの不思議な歌詞。秦基博「ひまわりの約束」の謎を考える。

初めて聴いたとき、不思議な歌だと思った。 「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌として有名な秦基博の「ひまわりの約束」を初めて聴いたとき、不思議な歌だなと思った。 改めて歌詞を読み返すと、多くの謎と矛盾が含まれていることに気付く。その矛盾と謎に…

【小説】 5分でわかる「カラマーゾフの兄弟」

「はじめに」 「超おおまかなあらすじ」 「登場人物」 (カラマーゾフ家) (ヒロインたち) (修道院の僧たち) (その他) 「わりと細かいあらすじ」 「カラマーゾフの兄弟」のテーマ 「はじめに」 ドストエフスキーの小説が、なぜ分かりにくいのか、二点…

「私はそれが嫌い」と「お前のそれは間違っている」は違うと思う。

www.already-match.com この記事を読んで、「ブーメラン」という反応が多いことが気になった。 「チェンジ」という言葉は破壊力が大きいので、そう言いたくなる気持ちも分かる。 ただそれでも、 「相手が自分にとって、異性として好みではない」ということと…

「たまたま法に触れることなく、俺の掟に沿って生きているだけだ」というキャラが好き。

「ザ・ワールド・イズ・マイン」で、ヒグマドンと戦う猟師・飯島が言うこのセリフが大好きだ。 自分が好きなキャラクターの共通点は、このセリフのような生き方をしていることだ、と気付いた。 傍から見ると冷酷に見えることもある。優しく見えることもある…

【ネタバレ考察】「俺は俺を肯定する」20世紀最凶の衝撃作 新井英樹「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読み解く

読もう読もうと思っていた「真説ザ・ワールド・イズ・マイン」を読んだ。 真説 ザ・ワールド・イズ・マイン (1)巻 (ビームコミックス) posted with ヨメレバ 新井 英樹 エンターブレイン 2006-08-31 Amazon Kindle 昔、最初のほうを少しだけ読んだことがある…

【ザ・ノンフィクション】「人殺しの息子と呼ばれ 24歳青年の地獄の人生 前後編」感想

2017年10月15日(日)22日(日)に放映された「ザ・ノンフィクション 人殺しの息子と呼ばれ 24歳青年の地獄の人生 前後編」を見た感想です。 見ていてとてもキツい内容で、正直記事を書こうか悩みました。 ただご本人が、今回取材を受けたのは、ネットで様…

「機動戦士ターンAガンダム」の小説版 福井晴敏「月に繭 地には果実」に物申したい!……と思ったけれど。

「機動戦士ターンAガンダム」のノベライズ、福井晴敏の「月に繭 地には果実」を読み終えた。 以下、アニメと小説のネタバレがあります。 月に繭 地には果実〈上〉 (幻冬舎文庫) posted with ヨメレバ 福井 晴敏 幻冬舎 2001-08-01 Amazon Kindle とにかくキ…

ネットが「未知の世界」ではなく「世間」になることについていけない自分は、これからの時代の負け組なのかもしれない。

www.omachil.club p-shirokuma.hatenadiary.com この二つの記事を読んで、自分が最近のネットについてモヤモヤしていたことがパッとつながった気がした。 以前書いたけれど、自分にとってネットは「リアルの自分を表現する場ではなく、リアルでは邪魔にしか…

「運命に対する無力さ」を描く「親なるもの断崖」は、男性に残酷な物語なのかも。

この記事からの派生話題です。引き続き主語デカい系の話です。 www.saiusaruzzz.com www.saiusaruzzz.com この話の中で「無力感や無能感に対する耐性の低さ」「無力であることは悪である」という考えは男性特有のものであり、「運命に対して受け身で無力にな…

「魔法少女まどか☆マギカ」と「ベルセルク」の類似について考えた。

この記事の続きです。 www.saiusaruzzz.com 相変わらず主語デカい系の話なので、苦手なかたはブラウザバックをお願いします。 前回少し書いた「まどマギ」と「ベルセルク(黄金時代)」はすごく似ているという話です。 「まどマギ」と「ベルセルク(黄金時…

「魔法少女まどか☆マギカ」に違和感を感じたのは、男の美学の物語だからかもしれない。

「魔法少女まどか☆マギカ」のテレビ版についての話です。 男女の違いについての主語デカい系の話です。苦手なかたは、ブラウザバックをお願いします。 「魔法少女まどか☆マギカ」を見た。 今さらですが、「魔法少女まどか☆マギカ」を見ました。 巷で聞いてい…

【ブログの読み手と書き手の距離感】「読んで欲しいけれど、読んで欲しくない人」もいるのかな。

自分がブログを書くようになってから、他の人のブログを読む機会も格段に増えた。 自分が読み手になったときの書き手との距離感ってけっこう難しいなと思う。 この距離感も人それぞれだから、「自分がこう思っているからこう」「この人相手にはこうだったか…

「正しさの暴走」の抑止力としての「真っ当さ」

www.saiusaruzzz.com この記事からの派生余談。余りまとまっていないけれど、思いつたまま書いていく。 「パトレイバー」の記事で、「真っ当さ」が、今後増えるだろう「愉快犯的悪」や「愉快犯的アジテーター」への唯一の対抗手段ではないか、という話をした…

「面白さ史上主義」に対抗する「真っ当さ」の物語。ゆうきまさみ「機動警察パトレイバー」

21世紀の新型悪役像「内海課長」 togetter.com このまとめ記事を読んで、頷く部分が多かった。 YouTuberに限らず、「内海課長的悪」「面白ければいいじゃん主義」というのはネットで見かけるし、確実に増えていると思う。 自分が欲しいもの、面白いと思うこ…

【ネタバレ注意】「モンキーピーク」を三巻まで読んだ時点で、「田中さん=猿説」を検証してみた。

本記事は、志名坂高次原作/粂田晃宏作画の漫画「モンキーピーク」の三巻までの検証記事です。 未読の方はご注意ください。 [まとめ買い] モンキーピーク 作者: 志名坂高次,粂田晃宏 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 読んでいない方は読んで…

【ネタバレあり】陸の孤島で正体不明の殺人鬼と戦う。「モンキーピーク」が面白すぎる。

原作志名坂高次、作画粂田晃宏の「モンキーピーク」を読んだ。現在、既刊は三巻までで連載中だ。 余りに面白くて、三巻いっき読みしてしまった。 続きが待ち遠しくて仕方がない。 「モンキーピーク」は、自分が大好きな要素だけを集めたような漫画で、ここま…

「電子書籍は嫌い、本を読むなら絶対紙だ」という人間が、kindleを購入したので感想を語る。

本を読むなら紙媒体派だった 今まで、「本を読むなら絶対に紙だ。電子書籍で本は読めない」と思っていました。 理由は色々あるのですが、一番大きな理由が とにかく目が疲れて、読み続けられない。 です。 紙媒体だと「目が疲れて読み続けられない」というこ…

営業スターとスターハラスメント

少し前に「新着エントリーの載ったブログにスターをつけて読者数を増やした」という記事を読んだ。 この記事については、素直に「すごいな」と思った。 結果的にあれだけ読者が増えているのだから、他の観点はともかく、手法としての有効性は否定できない。…

【漫画感想】 大高忍 「マギ」が今いちブレイクしない理由を考える。

週刊少年サンデーで好評連載中の漫画「マギ」についての記事です。 いや、ブレイクはしているとは思うんですよ。 アニメ化もしたし、「シンドバットの冒険」というスピンオフ漫画もあるので。 「ドラゴンボール」とか「ワンピース」とか「スラムダンク」とか…

自己肯定感とは何なのか。漫画のキャラクターを使って解説してみる。

自己肯定感については、前に一度書いたことがある。 www.saiusaruzzz.com 自己肯定感の話題を見ると、「自分が考えているものと少し違うな」と思うことが多い。 なので自己肯定感については、もう一度まとめて書きたいと思っていた。 あくまで自分の考えだ。…

【ネタバレあり】諌山創「進撃の巨人」あらすじと重要設定を5分でおさらい(23巻まで)

今月9日に諌山創「進撃の巨人」の23巻が発売されました。 だいぶ世界の姿が分かってきて、話もややこしくなってきたので、一巻から改めて読み直してみました。 読み直してみると何気なく読み飛ばしていた事実があったり、初めに読んだときには理解できなか…

長嶋一茂の好きな女性のタイプ「おっぱいを見せてくれる人」とはどういうことなのか、すごく納得した話。

タイトルを見て「?!」と思って目を三角にしたかた、すみません。 最初に聞いたときは、自分も「はあ?? 何言ってやがんだ」と思いました。 少し前の「しゃべりくり007」で、長嶋一茂と石原良純がゲスト出演した回がありました。そこで長嶋一茂が「好きな…

三毛別羆事件を描いた吉村昭「羆嵐」は、ノンフィクションノベルの傑作だ。

大正4年の冬に北海道の三毛別で起こった「三毛別羆事件」は、日本最大の獣害として名高い。 三毛別の川の支流である六線沢に体長三メートル近い巨大な羆が出現し、家の中に侵入して人を襲った事件だ。 「羆嵐」は、実際に起きたこの事件を元にしており、そ…

人生の不公平さを、ファイナルファンタジーⅣのカインから学んだ。

先日道を歩いていて、突然「そういえば、ファイナルファンタジーⅣ(以下FFⅣ)のカインってひどい扱いだったよなあ」と思い出した。 初めてFFⅣをプレイしたのは子供のときだ。 自分はカインにすごく感情移入していて、「世の中って理不尽だなあ」と子供心に感…