読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うさるの厨二病日記

生涯中二の着ぐるみが、本や漫画、ドラマなどについて好きも嫌いも全力で語ります。【ネタバレ前提です。注意してください】

follow us in feedly

【「破妖の剣」完結記念】前田珠子にみる、物語の設定を自ら破壊してしまう長編に向かない作家像。

子供のころから読んでいた「破妖の剣」が完結した 先日、コバルト文庫で長い間、巻を重ねてきた「破妖の剣」シリーズがついに完結したという話を聞いた。 破妖の剣6 鬱金の暁闇30 (集英社コバルト文庫) 作者: 前田珠子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2017…

【ドラマ「銀と金」】西条達也役の大東駿介の演技がすごすぎる&本編へのこうるさい文句

毎週土曜日テレビ東京で放映中のドラマ「銀と金」についてです。 www.tv-tokyo.co.jp 見るうちにじょじょに不満が出始めた 一話は素晴らしいできで、原作の大ファンである自分も絶賛する記事を書きました。 ただ……絵画詐欺編あたりから、かなり不満が出始め…

福本伸行「アカギ~闇に降り立った天才~」の魅力を名セリフをあげながら、全力で語りたい【7巻まで】

「アカギ~闇に降り立った天才~」という麻雀漫画がある。 「天ー天和通りの快男児ー」という漫画で、主人公の天以上に人気があった、伝説の天才雀士・赤木茂の若き日のことを描いた漫画だ。 アカギ?闇に降り立った天才 1 作者: 福本伸行 出版社/メーカー:…

「ファイアーエムブレム聖戦の系譜」を10回以上プレイした人間が、最強のカップリングなどについて熱く語る。

「ファイアーエムブレムヒーローズ」が発売予定。 ファイアーエムブレムがスマホゲームになるようだ。 fire-emblem-heroes.com ストーリーやシステムを読んだ限り、お手軽なスマホゲームで、自分が好きだったファイアーエムブレムじゃないのだろうなと思った…

言葉の力を持たない人間は、この世界でどう生きればいいのか? 桜井晴也「世界泥棒」

「面白いよ」と紹介してもらった。 先日、何年かぶりに読んだ文藝賞受賞作「月の裏まで走っていけた」の記事を書いたとき、はてなではお馴染みのピピピピピさんからこんなブコメをいただいた。ありがとうございます! 社会の中で生きられない人間は、殺され…

人生が学べる、福本伸行「銀と金」の好きなセリフベスト10

「銀と金」とは 「カイジ」や「アカギ」で有名な福本伸行が、1992年から1996年にかけて「アクションピザッツ」に連載していた漫画。(文庫版は全8巻) 天涯孤独で定職にもつかずふらふらしていた森田鉄雄(髪を結んだカイジ)が、平井銀二(オール…

矛盾だらけの不思議な歌詞。秦基博「ひまわりの約束」の謎を考える。

初めて聴いたとき、不思議な歌だと思った。 「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌として有名な秦基博の「ひまわりの約束」だが、初めて聴いたとき、不思議な歌だなと思った。 改めて歌詞を読み返すと、多くの謎と矛盾が含まれていることに気付く。その矛盾と…

社会の中で生きられない人間は、殺されて当然の虫なのか?? 雨森零「月の裏まで走っていけた」

十七、八のころ、一度だけ読んでずっと心に残っていた物語。 作者の雨森零は二十四歳のときに「首飾り」で第31回文藝賞をとり、その二年後に本作を書いた。 そしてそれ以後、表舞台では何も書いていない。 この作品を最後に、どこかに消えてしまった。 こ…

【朗報】 土曜ドラマ24「銀と金」の第一話が予想に反してすごく良かったので、原作とは違う魅力を語る。

1月7日(土)に第一話が放映された、テレビ東京土曜ドラマ24「銀と金」が予想に反して、めちゃくちゃ良かったです。 文字通り、ちゃんと「ドラマ化」されていました。 www.tv-tokyo.co.jp 「銀と金」とは 「カイジ」や「アカギ」で有名な、福本伸行の初…

【箱根駅伝の魅力】「ただ他人が走っているところを見ていて、何が面白いの?」という疑問に全力で答えたい。

今年も箱根駅伝が終わった 今年も箱根駅伝が終わってしまいました。 青山学院大学三連覇おめでとうございます(・∀・) 子供のころは、「青山学院?? えっ? 出ているの?」くらいの感覚だったのですが、時代は変わるものですね。 お正月の二日間地上波で放送…

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作「氷と炎の歌」がすさまじく面白いので、全力でおススメしたい。

先日、注文したドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作、「氷と炎の歌」の一巻「七王国の玉座(上下巻)が届きました。 (引用元:「七王国の玉座」ジョージ・R・R・マーティン ハヤカワ文庫) 今や、空いている時間は「ゲーム・オブ・スローンズ」を見…

諌山創「進撃の巨人」21巻の感想&この物語は「世界への違和感の表明の物語」だと思う。

2016年12月9日(金)に発売された諌山創「進撃の巨人」21巻の感想&この漫画全体のテーマについての語りです。 20巻の感想のときにもさんざん語りましたが、語りたりないので語ります。 www.saiusaruzzz.com 21巻の前半 物語における登場人物の役割 …

【小説感想】女にとっての地獄とは何なのか。桐野夏生「グロテスク」の感想

実際の事件をモチーフにしている 桐野夏生の小説「グロテスク」は、1997年に起こった東電OL殺人事件をモチーフにして書かれた小説である。 「東電OL事件」は、 慶應義塾大学を卒業して東京電力の総合職として働いていたいわゆる「バリキャリのエリー…

昔、大好きだった懐かしのラノベの魅力と評価ポイントを全力で語る。

子供のころ、ラノベが大好きでした。 自分が心の底からハマれる作品を求めて、キュウリをかじるかのごとく、片っ端から読んでいました。 自分の血肉の大部分は、ゲームと漫画とラノベでできています。(キリッ) 最近のラノベはまったく読まないのですが、自…

「ソーサリー」「ドルアーガの塔」ゲームブックが大好きだったので、その魅力を全力で語る。

子供のころ、ゲームブックが大好きでした。 知らない人のために説明すると、ゲームブックは文章に番号が振られていて、用意された選択肢の番号に飛ぶことで、本をゲームのように楽しむことができます。 こんな感じ。 五〇:目の前に老婆と若い娘が囚われてい…

【漫画】 人生の生き方や価値観に悩む人は、刮目して読むべし。野田サトル「ゴールデンカムイ」

すごい漫画に出会ってしまった。 「週刊ヤングジャンプ」で絶賛連載中の「ゴールデンカムイ」である。 人気があるのは知っていたが、絵が好みではなかったことと、 「どうせあれでしょう?? なんちゃってアイヌの可愛い女の子を守りながら、格好いい俺が大…

ノーベル文学賞を授賞しなかった記念 村上春樹についてじっくりと語ってみた。

今年も、秋の風物詩「村上春樹はノーベル文学賞をとれるのか」が終わりました。 受賞したのが、村上春樹も敬愛していて作品内にも出てくるボブ・ディランだったので本人も嬉しかったのではないでしょうか。 せっかくなのでこれを機に、村上春樹についてじっ…

BUMP OF CHICKENの「K」に衝撃を受けたので、歌詞について考えてみた。

先日、BUMP OF CHICKENの「K」について、男女で解釈に差があるという記事を読んだ。 自分はBUMP OF CHICKENは、「天体観測」と「カルマ」くらいしか聴いたことがないまったくの門外漢だ。 なので、これから語ることは熱狂的なファンから見れば、「へそが茶…

{ゲーム} 何年経っても色あせない名作サウンドノベル「かまいたちの夜」のすばらしさを語ってみる。

「かまいたちの夜」はチュンソフトから発売された、サウンドノベルというジャンルの第二作目のゲームです。 前作「弟切草」がホラーであったのに対して、「かまいたちの夜」のメインストーリーは本格推理です。人気推理作家の我孫子武丸が、原作を担当してい…

【Bリーグ開幕記念】 「スラムダンク」を語りながら、バスケットボールの魅力を全力で伝えてみる。

9月22日(木)に、日本初の統一プロバスケットボールリーグ、Bリーグが開幕しました。バスケリーグはずっと実業団の組織JBLと、後からできたbjリーグの二つの団体が揉めていました。やっと統一プロリーグができたと感慨深いものがあります。 開幕戦…

【漫画】最新刊があまりに面白いので、諌山創「進撃の巨人」がすごいと思う理由を全力で語ってみた。

2016年12月9日(金)に発売された21巻については、コチラの記事で語っています。 www.saiusaruzzz.com 先日、最新刊である20巻が発売された「進撃の巨人」ですが、たいへん面白かったです。 進撃の巨人(20) (週刊少年マガジンコミックス) 作者: …

【小説】 人肉を食べた罪を裁けるのか。カニバリズムをテーマにした問題作 武田泰淳「ひかりごけ」の謎を考える。

先日、北海道の羅臼に行ってきたら、武田泰淳の「ひかりごけ」が久しぶりに読みたくなったので、購入して読みました。 久しぶりに読んでびっくりしました。 あれっ?? 「ひかりごけ」ってこんな話だったっけ??? 「ひかりごけ」は、戦争中に実際に起こっ…

ニコニコ動画、人気ゲーム実況者ふぅの功罪を改めて語る。

ニコニコ動画で大人気のゲーム実況者ふぅさんについて語った記事です。*記事内では、敬称略しています。 以前、ふぅについて、「動画でお金を稼ぐこと」と「嫌儲」という感情と合わせて語りました。 saiusaru.hatenablog.com 割と否定的なニュアンスで語り…

「演技がうまい」ってどういうこと?? という疑問に答えてみる。

たまにネット上で見る、「演技がうまい」とはどういうことを指すのか、という疑問に、自分なりに答えてみます。 これはもう理屈ではなく、感性の問題なので答えようもないのですが、せっかくですので頑張って答えてみます。 この記事は、自分は「こういう人…

【漫画】人間のすべてを描く現代の聖書 西原理恵子「ぼくんち」

西原理恵子の最高傑作にして、現代の聖書とも言われている漫画「ぼくんち」の紹介です。 自分が今まで読んだ中で一番好きな漫画は、福本伸行の「銀と金」です。 「銀と金」を読むまで、ずっとベスト1だった漫画が西原理恵子の「ぼくんち」です。 このふたつ…

【漫画】 男性にもおすすめの少女漫画 「青空エール」の魅力を語る。

「俺物語」の原作者でも有名な河原和音著「青空エール」が、全19巻で完結しました。映画化もされるようなので、これを期に「青空エール」の魅力を語りたいと思います。 「青空エール」粗筋 吹奏楽と野球の名門校として名高い北海道札幌市立白翔(しらと)…

{ゲーム} 「スカイリム」は、子供だったわたしが、夢見たゲームだ。

主はゲーオタなので、子供のころから呼吸するようにゲームをしてきました。 ゲームのベスト10を作れ、と言われると、すごく悩みます。 初めてシュミュレーションゲームの楽しさを教えてくれた「キングオブキングス」、 ストーリーの衝撃度と音楽の美しさが…