2019-01-01から1年間の記事一覧
評判が良かったので、茂木清香「赤ずきんの狼弟子」を既刊三巻を購入した。 赤ずきんの狼弟子 作者: 茂木清香 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 無力な人間、人間を喰らう獣人、獣人を狩る本能を持つ狩人の三種の人種が存在する世界で、「最…
先日、神奈川県伊勢原市にある大山に行ってきた。 www.ooyama-cable.co.jp 友達が子供のころ親と行ったことがあるという話から、都心からも近いし行ってみようということになった。 親子連れがハイキングを楽しむような山だろう、余裕余裕と舐めていた。自分…
kakuyomu.jp この記事を読んで、「ひとりぼっちのソユーズ」を即座に購入した。 共感したからとか同情したわけではなく、この文章を書く人の本なら面白いだろうと思ったからだ。 最初は他のコンテンツと同じように、作者や背景とは切り離して小説そのものの…
厨二病とは「他人(社会)から見られている自分、求められている役割」と自分の内面とのギャップに折り合いがつけられない、もしくはつけていない状態だと思っている。 このブログに厨二病とつけたのは、書き手である自分は、社会から与えられた属性に縛られ…
ブログを始めて三年経つので、今の時点で思っていることを書こうと思った。 昨年の記事を読んだら、考えていることが大して変わっていなかった。 自分にとってのブログ。 自分はブログを、仕入れた知識を独自の分類方法に基づいて区分けした、図書館みたい…
21年ぶりのバスケワールドカップ自力出場が追い風となってか、Bリーグの観客動員数が増えている。B1全チームの平均観客動員数が、初めて3000人を突破したそうだ。 千葉ジェッツはBリーグ通算観客動員数が40万人を突破した。 先日、千葉ポートアリーナで行…
ジョルジュ・バタイユの本はタイトルに心惹かれるものが多かったので、処女作の「眼球譚」を読んでみた。 眼球譚(初稿) (河出文庫) 作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2003/05/01 メディア: 文庫 …
先日、他の記事で紹介されていた松本清張の短編「遭難」が面白そうだったので、即購入した。 松本清張映画化作品集〈3〉遭難 (双葉文庫) 作者: 松本清張 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/07/10 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 5回 この商品を含む…
望月峯太郎「ドラゴンヘッド」全10卷を読んだ。 昔、読んでいたけれど、途中で買うか借りるかを止めてそのままだった。 過激な悲惨さや陰惨さを過剰に詰め込んだパニックホラーというイメージだったが、全然違った。 「ドラゴンヘッド」は自分が覚えていたよ…
PS4で「ラングリッサーⅠ&Ⅱ」が4月に発売する。 www.langrisser.com たぶん買う。 Ⅲまでしかやっていないけれど、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲはかなりのめりこんでやった。懐かしい。 Ⅰがメガドライブからプレステ(だったかな?)に移植されたとき、何かの事情で自分が一番好…
2017年にウィアリアム・ゴールディングの「蠅の王」の新訳が出たので、購入して読んでみた。 蠅の王〔新訳版〕 (ハヤカワepi文庫) 作者: ウィリアムゴールディング,William Golding,黒原敏行 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/04/20 メディア: 文庫 …
神高槍矢の「代償のギルタオン」の既刊三巻までがまとまった合本を読み終えた。 「え? ここで終わり?」というところで終わっている。三巻の初版が2014年7月なので、続きが出ることを期待するのは難しいかもしれない。 よく見たら、合本版も「全」3卷に…
www.saiusaruzzz.com イギリスから北米大陸に出る航路を探す旅の途中で全滅したフランクリン隊の足跡を追う、北極探検記「アグルーカの行方」が滅茶苦茶面白かったので、続けて購入。 ツアンポー峡谷という場所自体、自分にとってはとても価値があるところだ…
日本男子バスケットボール代表が、カタールを96対48で破り、ワールドカップ本大会の出場を決めた。 予選を勝ち抜いた自力での出場は21年ぶりの快挙だ。 いやあ良かった。 イラン戦を見たときは、どうなることかと思っていたけれど。 ファジーカスと比江島の…
www.saiusaruzzz.com この本を読んでいるときに、「カラマーゾフの兄弟」のフェラポント神父のことを思い出した。 フェラポント神父は、主人公アリョーシャが慕っているゾシマ長老と対立している。 ゾシマ長老の死の直前と直後の場面に出てくるが、物語の主…
2013年4月4日、アメリカのメイン州で無人の別荘地帯に盗みに入った男が捕まる。 捕まったクリストファー・ナイトは、20歳のときに森の中に入って以来27年間、二度簡単な挨拶の言葉を交わした以外は、手紙や文字も含めて一切世間と関わらず生きてきた。 ア…
嘉村朗の「まじめだけど、したいんです!」を読んだ。 まじめだけど、したいんです!(2) (ジュールコミックス) 作者: 嘉村朗 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/09/16 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 「女子向けのシチュエーション萌え型…
「薔薇の名前」を久しぶりに読んだ。 薔薇の名前〈上〉 作者: ウンベルトエーコ,河島英昭 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1990/02/18 メディア: 単行本 購入: 11人 クリック: 197回 この商品を含むブログ (185件) を見る 「薔薇の名前」は膨大な知識と…
*未読のかたはご注意ください。 未読のかたは本編を読了のうえで本記事を読むことを強くおススメします。 [まとめ買い] 彼方のアストラ 作者: 篠原健太 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る アニメ化が決定して話題になっていた篠原健太「彼方の…
記事タイトルの通り最初から最後まで批判なので、「カオスヘッド」が好きな人は読まないほうがいいと思う。 ゲーム版はやっていないので、アニメ版のみの話に限定している。 「概念(妄想)と実体の違いは何なのか」 「他者を概念化するとは、どういうこと…
MBTIの各タイプの典型的なキャラと、その類型について思いついたことを語っています。 創作の中の話に限定しています。書いてあることはすべて自分の個人的な考えです。専門家ではないので、雑談程度に読んでください。 参考文献は以下のものを使用しており…
Amazonプライムビデオで、中島哲也監督、役所広司主演の映画「渇き。」を見た。 この映画は起こっている出来事だけを見ると、過激な暴力描写と主役の藤島をはじめ、登場人物たちの常軌を逸した言動が過剰すぎてそれほど面白くない。 これを現実の暴力として…
有田イマリ「はっぴぃヱンド。」が全5卷で完結した。 筋が入り組んでいる部分があるので、自分の頭を整理しがてら、内容をまとめていきたい。 2卷までの感想はコチラ↓ www.saiusaruzzz.com 「はっぴぃヱンド。」はどういう話だったか。 「2052年7月11日…
2019年1月21日(月)「プロフェッショナル仕事の流儀 囲碁棋士・井山裕太」を見た。 井山裕太は若いころから騒がれ、囲碁の歴史を塗り替え20代で国民栄誉賞を受賞した、囲碁界に彗星のごとく現れた天才だが、一見するととてもそういう人には見えない。 勝…
「SSSS.GRIDMAN」について、思いついたことが出てきたので書きたい。 「電光超人グリッドマン」をはじめ特撮の歴史や文脈はよく知らないので、普通に「GRIDMAN」という単体のアニメとして見た。 アカネの救済が主筋だという視点で見たが、正直イマイチだっ…
MBTIを用いたキャラ語り。 創作の中の話に限定しています。専門家ではないので、雑談程度に聞いてください。 参考文献は記事下に掲載。 この記事には「銀河英雄伝説」「鉄血のオルフェンズ」「うみねこのなく頃に」「ハツハル」の内容が含まれています。 MBT…
無茶苦茶面白かった。 感想を書くけれど、この本自体が恐らく北極を探検するということがどういうことなのかの全てを伝えきれないように、「この本の読書体験」を余り伝える自信がない。 タイトルを見て「面白そう」と思った人の期待には十分応える本だと思…
藤沢志月「ハツハル」が三巻まで無料で読めたので、読んでみた。 [まとめ買い] ハツ*ハル 作者: 藤沢志月 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 正直なことを言えば、余り面白くなかったので三巻で読むのをやめようと思っていた。 「ハツハル」…
まだ興奮が冷めない。 昨日のアルバルク戦も手に汗握ったが、今日の決勝の劇的な展開にはしびれた。(興奮しすぎて、頭が痛くなった。) 今年のブレックスは余りに強すぎて、勝てないんじゃないか……と弱気になっていたので喜びもひとしおだ。 昨日のアルバ…
「宇宙よりも遠い場所」の中で、5話のめぐっちゃんの絶交のエピソードだけが浮いている。現実でも頻繁に起こるが、問題点が分かりづらく指摘しづらい難しさがあるからだ。 「相手を無力で無価値な状態において、その相手の面倒を見ることによって価値を搾取…